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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

室蘭岳 白鳥ヒュッテ物語(ウカオップその後)

2023-06-27 | 日記
今、感動して鳥肌たってるとこです。
日曜にウカオップ岳登った後、下山して何故かカヤック出した場所にもっかい行ってみたんですよ、きっと神様に呼ばれたんでしょうね。
そこで、たまたま出会った人と話をさせていただき、(1時間以上の立ち話)仲良くさせてもらい、今日、その方から本を送っていただきました。
 
室蘭岳 白鳥ヒュッテ物語
これがめちゃくちゃ面白い
実に素晴らしい本で、様々な角度から山小屋や室蘭岳の事が検証し、書かれており、膨大な資料を元に1冊にまとめられていて、様々なテーマも素晴らしく北海道の山岳史や山小屋史、北海道の山小屋数やスキー小屋数の変移など、興味の尽きない内容
地元の人達の白鳥ヒュッテ、室蘭岳への強い愛着と思いを感じさせていただきました。
なんかねー
僕は、誰でも物怖じせず話しかけるから、イヤな事もたまにあるんだけど、こんな素敵な出会いがあるなんて、ホント、フレンドリーしょうたろうで良かったよぅ。
 
写真にも小屋への愛を感じる
 
素晴らしい資料
 
見ているだけでワクワクする。
 
巻末に北海道の歴代、全ての山小屋の一覧があり、その数実に292軒(棟)これは登山小屋から、スキー小屋、営業小屋、造材、森林管理小屋まで全て網羅しており、こんな小屋があったんだと眺めるだけでも面白く、資料的価値は他に例が無いと思う、四巻組の山の履歴書に断片的に書かれてはいるが、小屋のみをフォーカスして纏めた物は見たことがない。
 
 

ウカオップ岳(鷲別岬)

2023-06-25 | 日記
ウカオップ岳(鷲別岬へ)
室蘭と登別の境界の海沿いにある、標高が100を少し超えただけの低い山
ウカオップとはアイヌ語で「岩石が累々と積み重なっている所」の意味だそうで、(諸説あり、後述します。)そんな事を聞くと確かめずにはいられない。
地質図で見ても700万年~170万年前の地質のようで、今日、お会いした方からのお話では鷲別岳の火砕流等の一部では?
という事だった、アヨロ海岸は倶多楽湖の爆発の堆積物なので似たような成因なのかと理解
ウカオップや丸山だけ残ってあとは侵食され砂浜になったのだろう。
あまいものこさんの地名解では
「岩の重なりではなく、海上から見て互いの上に視界の中で重なるものである」と書かれていて、そりゃ海上から見ないとな、と思ってしまう。
ウカオップの名はかつて知床半島、積丹半島、雷電岬付近等々あったようで、全部ガケのある海沿いじゃん
もう、これだけ興味をかき立てられたら、船出して海から見て、山を歩いて確認するしかない、そうだ!ドローンで空から岩の様子も確認しよう!
そうしよう!
 
 
シーカヤック積んで登別へGO!
 
いっくで〜!
 
 
久々の海でのカヤック、レスキュー道具もバッチリ
 
大海原へ!
 
アイツがウカオップ岳(鷲別岬)だな。
 
アイヌ語で山も島も同じ「シリ」なんだけど、
島にも見えるね。
クジラ「フンペ」にも。
実にガケガケしい
記述のとおりだ。
 
 
海上からの様子
 
 
上陸、良い浜、ここでボーッとしたい。
 
 
船を車に積み込み、こんどはドローン飛ばして上から見るよ。
 
 
なるほど、こうなってるのか
 
 
ガケの様子、積み重なり具合や岩質がよくわかる。
 
次は陸上から。
案内図もあって、地元では親しまれているのかも?
 
ヤブ漕いで登るか、道があっても、すでに廃道でヤブ漕ぎだろうと思ってたのに踏み跡がしっかりあって、拍子抜け…
 
なんか羽拾った。
 
図鑑で調べたら、ハヤブサだ!
すげー嬉しい
 
ウカオップ岳ピークから登別方向
果てしなく砂浜が続いている
ここだけが崖の山って本当に面白い。

こんな興味をそそる対象中々ない。
 
二等三角点
 
 
三角点の側に山頂標識
やはり、ウカオップの名は認識されているようだ。
 
室蘭の道の駅へ
模型があって分かりやすかった。右手の奥がウカオップ。
その手前はイタンキ浜
ウカオップの両方が砂浜
 
蔵書から
吉田初三郎の鳥瞰図より
白老を描いたもので、白老教育委員会所属
しっかりとウカオップが描かれている。
 
 
奥に大黒島
以前、カヤック漕いで上陸して探検した事を思い出す。
 
ヨットを眺めたりしてのんびり
ヨタヨタしてるなーって思って見てたら、B&Gかー
練習してるんだねー!素晴らしい!
後ろは安全を見てる人かな?
帰りにタラコ買って帰った
虎杖浜たらこ楽しみ!
 
 
地質図入れときます
 
 
Google様もウカオップを認識
 
ウカオップ、登山としては大したこと無いんです、僕は登山もするので「しょぼい山に登ってんなー」と思われがちで、それでも良いのですが
登山ってより、地名解がフィールドワークで確認され、脳内で一致した時の脳内麻薬物質がドバっと出る感じが好きなジャンキーです。
アハ体験ってんですかね?
 
知識が肉体的行動で一致した時の喜びったら無い。
 
類友でしょうか、同じような趣味を持つ地名解やアイヌ語、地質に詳しい方にめぐり逢い、このあと1時間以上も立ち話してしまいました。
 
果たしてウカオップは昔からあったアイヌ語なのか?
ジャパニーズイングリッシュ的な倭人の造語なのか?
興味はつきません、登別・室蘭の地名解はライフワークになりそう。
 
 

花のアポイ岳

2023-06-18 | 日記
お花のシーズン真っ盛り!
今週は花三昧で行きましょう。という事でアポイ岳へ。
 
今が盛と、アポイアズマギク。
イブキジャコウソウも早くも登場、アポイゼキショウもまだ見られて良い時期に来ました。
お誘いいただいた友人
 
海岸線もよく見えた
 
 
誘ってもらった2人はカメラが趣味なのでした。
 
僕もそれっぽい写真撮ってみる
スマホだけど。
 
 
幌満お花畑ではエゾルリムラサキの可憐さにグッときた。
 
下山してモルックやって、ビジターセンターで楽しんで温泉入る。
 
行きも帰りも話が弾んで楽しい。
ウチを出てから帰るまでが遠足と幼稚園の時言われたけど、楽しいのは山だけじゃなくて道中もなんだねー! 納得

ベニヤ原生花園

2023-06-17 | 日記
お花のシーズン真っ盛り!
今週は花三昧で行きましょう。
 
 
浜頓別のベニア原生花園へ。
原生花園って言葉だけで胸が高鳴る
どんな花と出会えるかなぁ。
🌸花ハウスなる、ちょっとしたビジターセンターがあり、情報を入手
手作り感満載で、すごく親切なとこ
地元の人たちの原生花園への愛を感じる。
オススメです。
なるほど、分かりやすい。
 
実はお目当てはこの花
ミツガシワ!
マクロで見ると、この砂糖細工のような花がたまらない!
珍しいわけじゃないんだけど、すごく好きな花です。
 
エゾチドリ
僕の中ではコケイランをゴージャスにしたようなイメージ
 
ちゃんと一つ一つの花がランの顔してる。
 
ヤナギトラノオ
今年、僕が最初に見つけたとセンターの人に言われ、
なんだか得した気分
 
オオヤマフスマ
 
エゾノコウボウムギ
海沿いですね。
 
バイケイソウのアップ
 
マメが見えてる
 
スカしてはいないけど
透かしてますね!
 
ありきたりのヤツかと思ってたけど、
よく読んだら素敵なこと書いてた。
考えてみれば当たり前なんだろうけど嬉しくなる。
コレが本当なんだろうなぁ。
 
センターで売ってました
もちろん買っちゃった。
一個一個手書きだよ
 
センターの方に、お目当てのミツガシワの場所を聞き、エゾチドリは分かりにくいから案内してくれるって! なんて親切!!
 
野鳥はオオジュリンや、ノビタキが間近に見れ、なんとツメナガセキレイも見れるラッキー
コモチカナヘビは見れなかったけど、
次回は夏に来てクロバナロウゲと共に見たい。
 
景観が日本離れしてるエサヌカ線にも立ち寄る、
内地の人が思う、すげー北海道感
 
そして知駒山へ
知駒山の案内看板・・・
 
木が生茂りすぎて、もうね、わかんないよ
地元の人でも見落としそうな知駒山
知駒峠も素晴らしく展望良いです
 
なんと!知駒山の三角点は三角形に欠けてた!
リアル三角点だ!!
三角点を大切に
 
大畑山も登りました。
欲張りかな?
 
同じ道内と言っても北オホーツク、欲張っちゃうのは仕方ないよね。

鉞山 (マサカリヤマ)

2023-06-11 | 日記
古書店で見つけた一原有徳氏著の名著「小さな頂」
そこに記載されていたガニマナコなる山へ岳友と登ると、ドカンと見えた珊内に登りたくなって翌年に登った。
珊内に登ると、ズバッと切れてる鉞(マサカリ)山に登りたくなった。
文字通りマサカリの刃を天に向けて置いたような、そんな尖った山
人の気配の無い登山道もない僕好みの山
絶景と静寂を堪能してきました。
今の人はネット検索で山チョイスするんだって。
古書店から、行きたい山へ繋がってる僕はアナログすぎるのかも。
 
麓の珊内村から見た鉞山
尖ってて、ホントに登れるのか不安になる
まあ、確実に登れるの分かってる登山とか楽しくないけどな。
 
冬に珊内岳から見た鉞山
これは登らさるしょー?
 
珊内川
いくつかの支流が集まった川なので、山奥なのにデカイ
この日は水量少なくてラッキー
 
これは枝沢
綺麗で歩いていて楽しい
 
滝とかフキとか
 
 
スダレ状の滝
 
ヤブは濃くなったり薄くなったり。
登り始めてから下山までヤブしかないけど
かなり登りやすかった。
 
 
急峻なだけあって岩の山
 
ロープや登攀具一式持っていったけど、使わずにすんだ。⟵ 使えよ、危ないだろ。
 
上の岩の写真の上部
靴幅リッジだったとこ。
落ちたら死ぬ。
下山時はさすがにココを通らなかった。
 
 
ピークの僕
 
切り立った山だけに、超絶に見晴らしがいい。
積丹の展望台
 
 
ニセコの山々、狩場も見えて嬉しくなる。
 
 
珊内、ガニマナコ方面 遠くにチラッとポンネアンチシ
 
 
下山後は積丹半島を観光して、友人のライブを見にライブハウスへ行く予定。
我ながら盛りだくさんだなぁ。
 
まずは神威岬にきた。
何年ぶりだろ。
 
岬だよー
 
せっかく神威岬に来たのに、岬をろくに見ずに積丹の山々の山座同定に忙しい
ここに来て海と反対方向見てる人は変に浮いてる・・
 
なので海もチラ見
海も綺麗だよねー
 
白岩よってきた。
 
 
今日はソフト食っていいだろ
運動したし、太らないハズ
 
このソフトのエネルギーでライブに全力かけるわ。
 
 
こりゃ最高!!
 
 
カッコイイ!
そこに痺れる! 憧れるうぅぅぅ!
 
この時、地震あったって。
分かるわけねえよな。
すでに揺れてんだよ、こっちはよぅ!
 
すべて一日の出来事とは思えないくらいの充実ぶり。