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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

幾春別岳

2023-03-25 | 日記
幾春別岳へ
まだまだ3月、早朝の道路は凍って滑る
これはスキーが走りそうで楽が出来そうだ。
早朝、暗い中をヘッデンでスタート
 
薄明るくなってきたよ
予想通り、ガッチリ凍った雪はガンガン走れる
バックカントリー?
いやいや、むしろクロスカントリー✨
 
向かう幾春別とはアイヌ語で熊の足跡が多くある所の意味だそうで、往復27km中、20kmくらいは熊の足跡だらけ、名前の通りだなと嬉しくなる。
 
日が差してきた
 
時々林道崩壊してシートラ
落ちたら死ぬ
 
スリリングなプレイにどハマり
 
凍った雪面にアイゼンが良く効いた
 
ピークについた瞬間にドカーンと大絶景
ドラマチックなほどに一挙に来た
 
三笠、夕張、芦別の3市に跨るピークは絶景
古いガイドブックによると
「周辺に高い山がなく、支稜の両側に芦別川とシューパロ川が深々と渓谷を形成しているので夕張山脈の展望台としてはこれ以上の山はない。」
と、書いてあり、後芦別山群(中天狗、小天狗、夕張・中岳、シューパロ岳、夕張マッターホルン)を間近に望むことができる絶景の山
南峰から北峰へ
 
最後の登り
 
北峰ピークここにしばらく居ました
立ち去り辛い、帰れなくなる場所
 
幾春別岳の年季の入った看板
 
かつて夏道があったと言う、今は痕跡すら見つけられない。
 
夕張中岳方面
 
夕張の山々を望む岳友
 
目の前に見える夕張マッターホルン
先週登った山
そして、今日は岳友がアタックしている
天気が持って欲しいと願うばかり。
 
慎重に下る
 
帰りに見た幾春別岳
良い山だったな。
 
先週に続いて夕張山地の山でした。
 
お誕生日プレゼントに友人から「芦別岳」と言うお酒をいただく。
ちょっとぉ!これ完璧な1日じゃん!
人生楽しすぎて長生きしたくなっちゃうじゃん!

夕張マッターホルン

2023-03-20 | 日記
夕張マッターホルンへ登ってきました。
スイスの本家マッターホルンは往復8時間程度で登れるのに、夕張の方はそうは行かないので泊まり装備
 
行っくでぇ〜!
メンバー全員ウロコスキーと足並みも揃ってる。
林道だけで17km 長い林道にこれ以上の武器は無いよね。
 
初日は幸せなテン泊して、楽しい焚き火宴会の計画
ポントナシベツ川沿いの林道から入って桔梗川出合いがテン場
川も流れていて水も取れ、快適そのもの。
 
テントの下に松葉を敷くと快適
 
 
雪のテーブルでごはん
お料理好きな人がメンバーにいると幸せ。
 
 
そして夜は焚き火で語り合う
雪が積もってようが、焚き火上手なのでへーき。
 
楽しいテン泊
山の話尽きない
広々テントで、みんなでストレッチとかして楽しかった。
 
2日目は桔梗川から入って稜線を乗っこして夕張マッターホルンへ。
 
桔梗川はほぼスキーで速度稼げる。
 
時にはシートラ
 
渡渉や巻きも幾度か
それでもシューよりスキーの方が圧倒的に速い。
 
尾根にのった。
 
凄まじいデブリ
 
見えてきた夕張マッターホルン
この時点で全員のスキーはシール外してウロコの状態
 
近寄るとデカいな。
約200mの岩峰
もう、登りたくてウズウズする。めちゃくちゃ気分が盛り上がる!!
 
シーデポしてEP
半端ない斜度
滑落停止姿勢だの技術だの意味が無い
止まるのはしょせん、その程度の斜度だったって事、大事なのは滑らないこと。
滑って止める練習になんの意味があるんだろ。
 
ピーク、登ってくるメンバー
急峻なピーク岩稜はロープや登攀具類も担いで行ったけど、凍った面を上手く避けてキックステップをブチ込んでアイゼンとピッケル操作だけで使わずにすんだ。
 
 
ピークからの眺め
夕張岳方面
前岳がカッコイイ
 
とにかく360°素晴らしい
増毛の山々まで見える
 
ポントナとか鉢盛方面
 
夕張岳
去りがたい眺めは登りの苦労の2回分を補っても余るくらいの超絶な絶景
増毛も日高も大雪もぜーんぶ見える!
また行きたい素敵なピークでした。
 
 
名残惜しいけど下るかぁ・・・
こんなバッチリ晴れて景色良すぎるなんて、帰れないじゃん・・・
 
降りてるとこ
 
傾斜緩むと前向きでも降りられる
時々雪面が氷なので、ミスは許されない。
 
バイバイ!ニレシ岳
また逢う日まで。
 
下山はスキー使って、あっという間
 
良かったなぁ。
 
1日遊んだねー
楽しかったねー
 
 
夕張マッターホルンは1415m峰とか天狗岩とも呼ばれていて、僕が持っている明治時代の地図にはニレシ岳と書かれている。
 
明治時代の地図
芦別岳と夕張岳の間にニレシ岳の文字
由緒正しい名前はこちらかな?
夕張マッターホルンは愛称かな?
こっちの方が広まってるけど。
出典はこちら。
蔵書している、明治40年8月の地図
 
書籍 山の履歴簿より。
 
札幌から夕張山地を見ると、芦別岳、夕張マッターホルン、夕張岳と目立つ3つのピークが綺麗に見えるので、地形図に名前が無いのが不思議なくらい。
そして、様々な名前で呼ばれている山は、その姿を親しまれている証拠なんだろうね。
 
さて、春のロングランシーズン到来
でも、融雪早く、今年は短いかもね。

飛散岳、飛散岳北峰、愛冠

2023-03-11 | 日記
アルペン的風貌のルート
 
飛散岳と飛散岳北峰、愛冠へ
飛散(ピサン)とはアイヌ語で小石・下ると言う意味のようだ、海に向かって急峻な山で小石が多いのだろう、落石も多いのかも知れない。
 
飛散岳北峰を見る。
 
なかなかの雪庇 落ちないように右ギリを歩かさる
 
 
とにかく展望がいい、増毛の展望台だ。
かつて登った増毛のジャイアンツ達が一望出来て鳥肌立つくらいの感動
景色が良くて、終始笑顔で楽しすぎる、写真撮りたくてなかなかペースが上がらないくらい
この山、浜益にあって、浜益10山にも入っておらず、ノーマークで飛散岳と言うカッコイイ名前に惹かれて来てみれば、石ころの中の宝石を掘り当てた気分
イイ山だ
低い山なのに、得した気分
 
北峰から本峰へ
 
 
愛冠も登る事で飛散と北峰を展望しながらグルっと周回でき、良い山旅となった。
 
歩いてきた稜線を見る
左が北峰、右が本峰
 
 
海の見える山の旅もいいねぇ。

中岳へ京極から

2023-03-05 | 日記
札幌の中岳へのルート
北は無意根から、南は喜茂別岳から、東は丹沢山経由でいずれも登りやすい。
いつも行ってるトコ、とか、みんな行ってるトコってのも素敵なんだけど。
どうせ行くなら誰もいないとこがイイ。
「なので西から行こう」
朝日を浴びて寒い中、登り始め
この頃には羊蹄山も見え暖かくなってきた。
 
スタートは京極町、途中で椴山を経由
当然、誰もいるわけないので23kmフルラッセル、そして今日の雪が重い重い…
 
綺麗に見えた
今日は危ない日だね。と話しながら
京極から見る羊蹄山は端正で美しい
 
今日みたいな日は雪崩日和なので滑りの山のチョイスなど無いんだけど、この重い雪も想定内、キッチリと現場でワックス処理して切り抜ける。
椴山から見た中岳
遠いねー
 
スキーの機動力を活かした登山
昔ながらのスキー登山、決してバックカントリーでは無い。
 
近づいてきた。

京極から見ると無意根より存在感がある。
喜茂別と無意根の中だから
中岳なんて凡庸な名前は失礼だね、こっちに最初に名前が付いていても不思議じゃないくらい。
 
近くなったが、まだ標高差400以上
春の楽しみ
暖かい昼ごはん
スキーが素敵なテーブルに。
 
 
最後の登りを楽しむ僕ら
 
日本じゃ無いみたい?
むしろ他の天体みたいだよね。
 
頂上直下はハードパックでサスツルギでガタガタ。
でも、持ってきたアイゼン・ビッケルは使わないで済んだ。
 
ついたー
 
ピークの僕
 
風避けて
東側へ無意根側を通って西へ
 
 
ピークは絶景なんだけど暴風でハードコンディション、風を避けて直下で下山準備してズドンと下る。
 
 
くっそ重の雪を蹴散らしながら一挙滑り。
 
ダイナミックなスキーアルピニズム
体の芯まで沁み透る様な凄まじき良き日
 
中岳またねー