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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

幻のオタモイ遊園地

2022-11-29 | 日記
実はオタモイの遊園地跡に行ったことがなく、そのうちにと思っていたら、なんとオタモイの再開発計画がニトリさんによって動き出していた、早けりゃ3年以内に形にするとの事なので、着工や測量なんかを考えたら近々入れなくなるかも?
と、行ってきました。
 
面白い…
なんで今まで来なかったんだろう。
 
断崖と初冬の日本海は映えでしかない。
 
眺めれば眺めるほど、スゲーとこに建物あったんだなぁと納得
令和の今の世でも困難だろうに、昭和初期になんであんなトリッキーな所に建物を建てたんだろ?と面白すぎて様々な方向から観察してしまった。
 
岩を穿ったトンネルも当時は難工事だったんだろうな。
信仰の地でもあるみたい。
土砂崩れでこれ以上行けなかった。
でも、この奥にお住まいの方がいるんだって。
 
昭和初期の当時のオタモイの絵葉書
岳友の所持しているものを見せてもらった。
 
 
当時の絵葉書と同じ場所で写真撮りました。
88年の時を経て岩は形を留めています。
 
並べてみた。
 
時間余ったので思いついて余市のニッカウイスキー工場で完全予約制の工場見学
 
ニッカウイスキーへ
 
石炭で蒸留してるんだって!
 
樽のある蔵はアルコールの香りがすごい
 
ススキノで有名なニッカのヒゲオジサンの元デッサンなど
 
ミュージアムすごく面白かった。
 
試飲できるんだよ。
 
ヒゲオジサンのステンドグラス
ザ・北海道の顔だよね。
ススキノしか思い出さないですか?
僕はススキノは嫌いなので行かないけど
 
工場見学、計画的に色んなトコ行きたいと思えるくらい楽しかったー
 
 
帰り道で小樽のガイドブック買って読んだら立ち入りはグレーみたいに書いてて驚いた、知らんかったわー
買ってよかったよ。
 
ガイドブックの中にオタモイのかつての鳥瞰図があって嬉しい。
あのぐにゃぐにゃ道の下の駐車場は弁天閣って建物あったんだね。
ホント一大遊園地だったんだ!
 
 
当時の竜宮閣
貴重な写真です。
 
この上に、今日立ったんだな、細かったなぁ・・・

貯金山

2022-11-22 | 日記
そろそろ有珠山は噴火の周期に入っているのでは?と言うことで、早いうちに登っとこうと行ってきました貯金山
 
貯金山って実に珍名の山ですが、有珠山の南側にあります。
 
 
登山口へ向かう途中で見つけた貯金山
有珠山が良く見え、その手前の双耳峰です。
 
一昨年、貧乏山に登り三角点に自らの貧乏をなすりつけてきたので今度は貯金出来るような余裕がいっぱい出来ますように!
の願いを込めての登山
 
スタート地点
昔の登山口かな?
今は使われていないと思う。
 
予想に反して明瞭かつ歩きやすい道
廃道になってると思ってたのに。
 
見えてきたよ貯金山!
 
まってろよー!
貯金してやるー!!
 
間違えた…  登頂してやるー!
すっげぇワクワクする。
 
やっぱりヤブは漕がされる
でも短いよ。
 
小高いトコあってピークかと思ったら
ロビンマスクのニセモンだった!
チッ!
 
三角点 貯金山 見つけたー!
 
 
貯金をモチーフ?にした素敵な看板とご対面!この看板見るだけでも価値あるな。
登山者少ないだろうに面白山名に面白看板でお得感半端ないです。
 
オモチャのお金が付いてました
本物だったらひっぺがして貯金されちゃうからな…
 
さっそく僕も愛用の貯金箱に貯金! ブー!!
 
記録の少ない山なので、時間が読めなかったが意外にも短時間で登頂できたので、ほとんど標高の変わらない東峰にも寄る事にする。
その途中にあった開けた所からみた有珠山
有珠山は観光地化され通常の登山道を登るだけなら階段等整備されすぎていてハイキングですらないイメージ、そもそもピークが無くモヤモヤする。
 
東峰ピークは太平洋方向の眺めが良かった。
点線道はやはり廃道
その終点に住居跡?
この周辺の山は全て登ったが、このような遺構が多い
なんの施設だったのだろう、火山に関連したものなんだろうか。
 
時間もあったので周辺で登っていなかった東丸山へ
スタート地点はここ
 
火山遺構公園、実は来たことが無くて、ちょうど良い機会となった。
 
 
こんな櫓がいくつかある。
温泉でしょうね。
 
晩秋の山は見通しも良く、歩きやすい
登っててニヤケちゃうくらいに楽しい。
 
 
看板ついてる!
ずいぶん新しい看板だ。
足元には割れた図根点
 
途中、有珠山がよく見えた。
 
 
もちろん有珠山辺りに来たらビジターセンターへも寄っちゃう。
 
 
火山の歴史や成因を勉強
本日の登山の復習ですね、より知識を深めます。
 
温泉街の土産物屋をウロウロするのが好きです。

集めてる道内の山とか湖のステッカーあって即買い!
貼る目的は無いのでムダ使いか?
貯金山効果は??

壮瞥では美味しいリンゴも買って大満足
 
 
有珠の山々に何度も通っているうちに揃ってきた資料
楽しみを反芻できるね。
 

地球が一つの惑星である事に思いを馳せる。

2022-11-08 | 日記
なんとまあ442年ぶりという皆既月食+惑星食
惑星食と言っても天王星なんて普通の天体望遠鏡じゃ見えないんだけど、次が300年以上先ってんだから700年に1度の日
これは見ないわけに行かないよね。
なので踏切に望遠鏡を担いでった(BUMP風に)
 
むしろ何故か僕の年代だと「砂も地球の欠片なんだよ」というアンルイスの歌詞を思い出してしまう。
地球も宇宙に浮かぶ砂粒なんだとマクロ視点からの逆説的な地学を思ってしまうのは、普段は自然科学に興味の薄い日本が、一斉に皆既月食とか言い出した気持ち悪さへの反抗期なのか。
 
ともあれ見たいのは僕も一緒、ワクチン四回目打って副反応に苦しんでる真っ最中だろうが、会社から帰ると同時に観測開始!
 
 
真ん中くらいまで地球の影
 
 
本日のタイムスケジュールとなっております。
 
 
スマホで操作でき、自動で星を見つけて追尾までしてくれるスグレモノ
ボーナスで釣り竿と迷って、結局こっちにした。
僕は自然の中で動植物を採取するのも嫌いじゃないんだけど
どうやら観察のほうが好きみたい。
 
カヤック乗って海へ出ても、じっと釣りしてるより洞窟の中をカヤックで出たり入ったりしてる方が面白いんだもん。
でも釣りもやってみたいな。
 
 
だいぶ欠けてきた。
 
 
地球のおとなりの天体
 
 
待機の関係で赤く見えるよ
 
 
完全な食のほんの少し前
これが太陽ならダイヤモンドリングとか言う現象
 
 
これは天体望遠鏡から
 
 
見てて飽きない
 
子供の頃から天体観測が好きだった。
北海道に移住して星が実によく見える。
 
大人になったら、天体望遠鏡買おうって思ってた、少年しょうたろうに今の満足を伝えたい。

烏帽子岳 (芦別)

2022-11-06 | 日記
千歳から富良野に行く際、美唄富良野線(富芦トンネルのある道路)を通っていくのだが、凄く尖った険しい山が見えていて、ずっと気になっていた。
それが烏帽子岳である。
いつか登らねば気が済まない、通りがかる度にそう思っていた。
この地域はヤブが濃そうなので積雪期が良いか?しかし、随分と急峻なため雪崩が恐い。
やはりヤブの弱った晩秋がいい。
晩秋が好きだ。色を失ったモノトーンの景色に心うたれる、ときめくものがある。
日本は四季折々、全て良いし好きなのだが、特に晩秋が好きだ、寂しいのがいい。
そんな寂しい風景の中を5人で高らかに談笑しながら進むのがいい。
寂しくなくなるのがまたいい。
例えば人の温もりは寒い時期によく分かる。
パーティ登山の頼もしさや賑やかさを際立たせるのは寂しき晩秋なのではないかと思う。
今日はヒグマが10mほど前に出てきたが5人もいれば、ちっとも恐くない。
首尾よく登り詰めた頂上稜線は見事なナイフリッジ、両側は崖の細い崩れそうな尾根だった。
ピークはこの地域に相応しい看板すらない静かな頂
三角点だけがひっそりと風雪に磨かれていた。
道々を通る度に気になり、睨みつけていたこの山も、次からは今日のランドマークとして微笑みと共に穏やかな気持ちで眺められる。
 
今日は5人と僕にしては大人数でスタート
こういうのも楽しいよね。
色んなルート考えたけど
前日の雨の増水と上の方は雪も積もってるしなるべく林道使おうぜ!
ってなった。
 
 
地図上の林道はほぼ廃道で崩れている。
車は通行不能
歩くには問題なし 気持ちよく歩ける。
 
 
標高をあげると雪が出てきた
どんどんベチョベチョになるけど、それがまたイイ!
 
 
見えたー
烏帽子岳 近づいて見ても、なかなかカッコ良いじゃないですか
イケメンですよー
 
 
林道は至るところで寸断
まあ、これが北海道の山だよね。
四駆だろうが関係ないのが良いじゃないですか。
歩けばいいんだもん、山は歩くもんだ。
 
 
カラフルなみんな
原色のオンパレード
こういうのなんとなく冬な感じします。
 
 
泥でズルズル
雪でニュルニュル
合わせ技で一本取られる
 
 
この沢形、斜度キツく落石多く、下山時は使わないでおこうって
みんなが心に決めた
写真じゃそうは見えないのが残念
 
 
ヤブをサクサク漕いで〜
 
 
ピーク近いよ
 
 
ついたー
狭っまい、細っそい頂上
 
 
三等三角点 烏帽子岳
 
美唄山がよく見えた。
この日はメンバーに そういう人しかいないので、みなが一等三角点の山と認識していたのが面白い。
 
 
十勝連邦もチラリと
夕映山が目の前に
あれ、夕映山ですよ! と山座同定してそれがメンバーに通じる嬉しさ。
普通なら知らねぇよ、夕映山・・
登山の対象として捉えてる人は滅多に・・・
おっと、こんな山に一緒に登ったメンバーにそれは言いっこ無しですね。
 
 
狭い頂上
ディスタンスとか無理
思ってたよりナイフリッジでしたよー 楽しいです。
 
 
下りは尾根使いました。
 
 
なかなか快適なルート
上りもここで良かったんじゃない?
とか思ったりしてたら至近距離に熊でてきた。
 
みんなで出てきた出てきた山親爺〜笹の葉担いで鮭背負ってーと歌う。
5人もいれば怖くないわ。
 
 
バイバイ烏帽子岳
バイフォーナウ(TーBOLAN風に)
 
麓から

あの山、僕登った事あるんだよね。
そう言えるランドマークがまた増えた。

目立つ山は眺める度に良い気分にさせてくれるね。