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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

雄冬でクライミング

2022-08-28 | 日記
お誘いいただいて雄冬でクライミング。
 
まずは雄冬大壁でロープクライミングして、更にボルダーもやる欲張りプラン
これが実に良かった!
ロープもボルダーもなので荷物多め、みんなで話しながら向かう道中もとっても楽しい。
 
このルートもとっても面白かった。
 
高ーい
 
岩の形面白い
 
マルチピッチのルートを登る友人
 
 
自作のオニヤンマくんいただきました!
トラロープからの自作、スゲー
 
ボルダーへ。
 
ロープエリアの下にある岩
すげーいい
ここはどっちもできる。
 
これがまた面白い
 
みんなでセッション
 
一日遊んだねぇ。
 
みんな激ツヨなので色んな事を教わったり、ツヨツヨなトライを見たりして面白いわ!勉強になるわ!😊
僕はヒールの効かせ方がイマイチなのが分かった、重心の位置がちょいズレで効いたり効かなかったり…
ムーブの手数減らしたくて手を寄せなくて落ちたり、ホントにクライミングって面白いなぁ。
同じ課題でも色んな登り方があって興味がつきない。
教科書通りの答えなんて無いんだな。
楽しむ事がたった一つの答えなのかも知れない。
今週はもう9月
暑かったけど短かったね、夏…

支笏湖畔の地名 〜 古地図を辿って

2022-08-20 | 日記
北海道の山が好きで、全道どこにでも登りに行くのだが、やはり地元である支笏湖周辺の山には強い思い入れがある。
しかし、この界隈、最近は地名や山名の混乱や間違いが多いように見受けられる。
間違いでは無いが、地形図と林班図では樽前山の北側の沢の名前が異なっており、救助に支障をきたした事例があるため、一考を要する。
また、樽前の西側はマイナーピークが多く山名を知らない人も多いだろう。
例えば、多峰古峰山の南側.646は近年モユクンタップコップの看板が付けられたが、これは間違いである。
 
千歳市史によると、モユクンタップコップは多峰古峰山の別名である。
ちなみに千歳市史を個人的に所有している
僕は千歳市Love❤な千歳市民
 
 
千歳市史にもモユクンタップコップと多峰古峰は同一の山と記載
.646は地元の支笏湖あたりでは南多峰古峰山と呼ばれているとの事だ。
 
江戸時代の松浦武四郎図
モユクンの文字が
この時代から山は変わらない。
 
明治29年の地形図
現代の地図と比べるとかなり等高線が雑で面白い。

現在の多峰古峰山の位置にモユクンタップコップと記載されている。
 
 
大正6年の地形図
多峰古峰山と記載
白老は村
湖畔の道路は当然ながら山道であったろう。
 
同じく大正6年の地形図
丸駒温泉はすでに開湯
湖岸の道路「いわゆる有料道路」はまだ無く、船で渡してもらう。
恵庭岳北側の恵庭市と千歳市の境界に注目
ハッキリとピークは恵庭ではなく千歳である事が分かる。
つまり現在境界未設定の恵庭岳ピークは元々は千歳市のものだったのが歴史的事実
 
 
昭和12年
湖畔の道路はまだ無く
恵庭岳が恵庭獄の表記であるのが面白い。
御料地である事にも注目
この御料地の標識はカヤック漕いでると支笏湖の水の中に見つける事がある。
 
昭和47年
特筆すべき変化がある。
札幌オリンピックの男子大回転コースである。
恵庭岳西側に索道の記号あり
ロープウェイと書かれているのが分かる
 
植林され50年以上経った今でも、その植生の違いから特定できる。
 
同じく昭和47年
湖畔には有料道路が開通
地元の方は今でも有料道路と呼ぶ人あり
私はこの当時にはいなかったけど、場所の特定に分かりやすいので使っています。
 
 
同じく昭和47年
美笛トンネル開通
旧道の様子もわかる。
こんなに建物もあったのか。
 
砥石山麓の支笏トンネルはまだ記載が無い。
 
北海道地図株式会社の登山地図
苔の洞門からのルート及び樽前山ドーム周辺の登山道が記載されている事に注目したい。
風不死岳北尾根ルートは記載なし。
 
同地図の新しいもの
風不死岳北尾根ルートが開削された。
苔の洞門からのルートは廃道どころか記載すらない。

登山道など生き物なのだよ。
月日の推移によって出来たり無くなったりする、そういうものだ。

恵庭岳の北尾根にある登山道もいつか地図に載るのだろうか。
個人的には登山道も整備も要らないが。
 
ここは簡単だし、ピンテもあるがバリエーションルート
正規では無いよ、頂上への登山禁止看板無くて当然、免罪符にはならない。
そんな事してたら北尾根ごと立ち入り禁止になるよ。
行政とはそういうものだ
 
グレーゾーンは大声で権利を主張する所じゃない。
 
また多峰古峰の北西の△614は点名が多武古峯であり、山名が瘤山でもある。
これを砥石山と呼ぶ人もいるが、様々な文献を紐解くと混同されている事がハッキリと分かる。
 
砥石山は瘤山の東の・580だ。
 
かなり古い本
 
 
 
なぜか砥石山の記載あり。
市史では榴山との事
多武古峯であれば瘤山なので別物だ
 
この本にも砥石山が詳しく載っている。
 
 
砥石山の位置、あきらかに砥石山が支笏湖畔に面した山であることが分かる。
 
 
これが多武古峯
 
この図上表記、砥石山の北側の沢が砥石沢である。
記述の通りに支笏トンネルの上を通っている。
何十回と現地に行っているが本当に平たい砥石が出る。
 
北側の二等三角点の山は点名があり、多武古峯で間違いない、瘤山の別名もある。

つまりこのような位置関係となる。

アイヌ語のタプコプは和訳するとコブ山、たんこぶ山あたりが適当なので、このあたり一帯、多峰古峰やその南峰(モユクンタップコップ)あたりまで指しても不思議ではないが、砥石山は完全な和名であり、単独の・580を指すだろう。
 
 
書籍 樽前山麓の森林には
旧道の事が書かれている。
 
 
この画像から見るにあきらかにトンネル上の山が砥石山で間違いがない。
 
 
今日は雨ふり、山や岩に行けなくとも地図の上での紀行や山書に歴史を尋ねる事は出来る。
ナビゲーション機器の発達目覚しい現代だが、地図が読めなきゃ山には行けない。
地図に興味無い山ヤになどなりたくないものだ。

北海道で一番低い山と日本最北の天測点へ。

2022-08-13 | 日記
北海道で1番高い山は旭岳の2291m
では、1番低い山は?
答えはサロベツ原野にある円山が13.4mと地形図上では1番の低山の様で、ぜひ登ってみたかった。
ちなみに、道内の低山ランキング
第2位、巾着山(16.0m) 風蓮
第3位、飛鳥山(17.0m) 江別
第4位、紅葉山(17.8m) 札幌北部
第5位、御供山(18.0m) 釧路
(しょうたろう調べ)
その他に地形図に乗ってない山なら三石にある雌蓬莱山も低い。
他にも低山あったら教えてください、登りに行きます。
ランキング2~5位までは全て登頂済なので、ついに道内最低の最高峰を無酸素、ノンデポ、ノンサポートでソロのアルパインスタイルでアタック!
コイツが道内一の低山か!
ターゲットを捉えたぜ!!
 
えっ!捉えた…??
山はどこ??
さすがは北海道市一の低山・・平原にしか見えないよ…
 
ナデシコ迎えてくれた
ヒロハマンテマ、マツヨイセンノウだね。
 
ピーク到着!
低いだけあって、どこがピークか分からず、彷徨うというオプションあり。
無事登頂して低山コンプリート完了
 
更に天測点の山も残り1座だったので箆射峰へ
 
一路北へ北へ
GOGO!NORTH! ルート106オロロンライン
こんなステッカーもあるんだよ
素敵な道だよね、ドライブしてて気持ちいい。
 
🎶こーこーはサローベツー大平原!!🎶
あれが噂の利尻島🎶
などと鴛泊ユースの歌が頭をよぎるロケーション
 
箆射峰ビーク!
 
天測点
倒れちゃってる
でも、これで道内8箇所フルコンプ
観測機器を置いた台座部分
 
やっと8座達成だー めっちゃ嬉しい!!
ちなみに、仁多山、馬追山、ペラリ山、和寒山、カムイロキ山、写万部山、丸山(当別)の8座です。
ついでに一等三角点も3つゲットし、中でも幾梅仮里はこの時期の記録少ないから満足
 
幾梅仮里ピーク
さすが一等三角点!幾梅仮里からの景色
 
 
名前が気になっていた石油鉱山に登るも既に山頂部は造成され真っ平ら…
ダメだ・・ もう山じゃねぇ・・・
でもピークには到達
 
風力発電施設になるのかな。
とにかく色々と満足して稚内で昼ごはん
日本最北のマクドナルドでドナルドと記念写真
マクドナルドのハンバーガーと見せかけてデノーズへ。
 
超巨大ハンバーガーのスラッピージョー狙い
 
スゲー!!ボリューム満点!
チーズとミートソース
肉!肉!肉!
 
満腹になったってか、ギリギリ食べ切れました。
 
 
今回リアに付けてみた。
 
汚れ物も濡れ物も全部ここだな。
ってか、すでに満タンかよ…
 
 
豊富ではガンダムマンホールに温泉と
さて、飲んで寝るかー
 
3号機って事はオルテガ少尉の機体かな?
と観光案内のおねえさんに聞くと軽く引かれたので
ルウム戦役の黒い三連星がレビル長官を捕獲した活躍を熱く語り、ドン引きされた。
認めたくないものだな、若さゆえの過ちという物を。
 
 
豊富温泉はマジ最高
 

パンケトムラウシ沢からトムラウシ山へ

2022-08-12 | 日記
パンケトムラウシからトムラウシ山へ。
清冽な流れの中、ナメ滝からのナメ、次にゴルジュ、そして大小様々な連爆帯、源頭では花々の楽園、やはりある巨大スノーブリッジと様々に楽しませてもらいトムラウシ山へ。
今日のピークは展望も良く、立ち去り難い。
何度も踏んだピークだが、違ったルートから登るとまた新鮮
 
 
入渓してすぐ、一発目のナメ滝
 
なかなかに続くナメ
すごく快適
 
 
ここの岳友の登りはシビれたねぇ。
強い!
 
 
滝の上でザイル操作
 
 
素敵なプール
 
 
次から次へ登る
 
 
水しぶきが気持ちいい!
 
 
碧い
 
 
這い上がる僕
 
ここもザイル出しての登り
クライマーもビレイヤーも実に信頼出来る
安心感半端ない。
 
狭いビレイポイントを上手く使う。
 
シチュエーションに応じたビレイ
この判断が経験と知識
山にも行かず、講習会ばかり行っていても決して身につくことは無い
まさに百戦錬磨
 
 
ずーっと滝、ずーっとクライミング
 
もう何回ザイル出したか分かんないくらい。
 
 
滑る苔は慎重に
 
 
高さはあるが信頼できる仲間となら大丈夫
 
 
美しい渓谷の中を攀る喜び
 
足上げ一発
 
 
一番綺麗な色ってなんだろう
 
 
トムラウシブルー
 
 
抜群に滑るスラブ滝
クライマーとビレイヤーの連携が光った。
フォールを後ろにぶっ飛んで止めたビレイヤー格好良かった。
 
もーちょいで源頭だな。
 
嫌らしいスノーブリッジ
上を行くのも下を行くのも神経を使う。
 
 
いよいよツメだ。
 
 
後ろにニペソツ
 
 
ついたよー
抜群の展望で僕らの登りを讃えてくれた。
 
十勝連峰のみなさん
下ホロ目立ってるねー あの子ツンデレなんです。
 
冬に行った時は、めっちゃ遠くて行きづらいクセして、
行ってみたら絶叫モノの滑りを楽しませてくれた、そんな山
 
綺麗だなぁ。
先回来た時は母親を案内して来た事を思い出してLINEしました。
 
 
ありがとうトムラウシ
バイバイ! またね!
 
山中の夜の様子
地震あったらしいんだけど
ガッツリ飲んで寝たので3人共気づかなかった・・・
 

セバチバナでクライミング

2022-08-07 | 日記
セバチバナへお誘いいただき、クライミングへ。
雨かと思ったら、素敵に晴れてるじゃ無いですか!
 
内陸部に住んでる僕は
海だ
晴れてる
この2つが揃うと勝手に頭の中で音楽かかります。
 
脳内ミュージックは「夏」一色
夏色か波乗りジョニーか…
むしろ渡辺美里世代だわ…
 
セバチは実に夏っぽく、それでいて快適な気候
理想的なリゾートっぽいのは日陰だから?
 
カッコイイ攀り
 
 
高ぇ。
 
 
海へ来なさい
 
 
 
涼しくて楽しい一日でした。
 
 
 
いにしえのクライミング雑誌をいただいたり、
パンプしたら回復呪文をかけていただいたり、
(効かない、HP低く画面はオレンジ色)
趣味の合う音楽の話に没頭したり
 
レジェンドクライマーから貴重な話を聞いたり
 
開拓者(レジェンド)と最新登攀者(勇者)との会話の様子

芦別岳の山ん中で行われたことが、ここで話せるって面白い。
いろんな山のいろんな登りをクライマー同士で共有してるから話が盛り上がる。
 
レジェンドのトライ
 
 
良い夏の日