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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

比不井岳、南比不井岳

2018-03-25 | ノンジャンル
支笏湖の西側にある比不井岳と南比不井岳へ
このマイナーピークの記録がネットに出るのは珍しいだろう、
ひよっとしたら初めてかも知れない。

この山も千歳山岳会の方からいただいた地図に記されており、地元ではそう呼ばれている。

この2山をもって支笏湖周辺の山、40座全て登れた。
40座それぞれに個性があって素晴らしい山ばかりだった。
同じ支笏湖地域にありながら、こんなにも違うものなのだなと感心した。
たとえば支笏湖の眺め一つとってしても全く違う。
スキーが楽しい山もあれば、使えない山もある。

この山行のヒントとなった地図をもらった方に感謝したい。


  (比不井ピークから丹鳴山方面を見る)


早朝、朝焼けを見つつ、かつてはそこそこ栄えた鉱山だった美笛の町の跡を起点にスキーを使って比不井山麓まで突っ走る。


  (3日前に辿った能宇延平の長大な稜線を目で辿る)

雪が締まったこの時期こそスキーの機動力を発揮できる好機であり、スキーを脱いでからのアイゼン歩行も締まり雪にキックステップをキメながらグイグイ登っていける。

下山し、再び車の位置に戻り、スキーやシールなどを残置し、南比不井岳へ

直線距離で2kmも無く、余裕だろうと侮っていたが、記録の無い山はそこが恐ろしいと同時に面白い所でもある

地図からは想像できないような斜度と細尾根
アイゼン、ピッケルは当然だが、ロープを持ってこなかったのが悔やまれるくらいの場所だった。

雪の付き具合にもよるだろうけど、この周辺の雪稜で一番のテクニカルな尾根では無いかと思う

這い上がったニセピークには何に使われたのか分からない金属の錆びた棒やワイヤー、箱などが設置されていて、こんな急峻な場所に何があったのかと不思議な気持ちになった。

そこから細く、落ちきらない雪庇の尾根をビクビクしながらニセピークを2つ越えると南比不井の頂上だった。




地図を見て巻こうと思っていたャRと言うよりニセピークは尾根が細すぎて巻けない。

苦労を報いるには十分すぎる景観
予想通りに支笏湖も見えてくれて嬉しい。



社台の溶岩?台地のテーブルマウンテンもくっきり。

いつ終えられるかと思っていた地元の山40座全て登るという一つの目標を今日、唐突に終える事が出来て満足この上ない、いったい何年かかったろう。



一年は長いけど、チャンスってサラリーマンにはピンャCントしか無いんだよなぁ。
でも、良かった
この山域を楽しめて、あらゆる角度から遊ばせてもらった。

同行していただいた方々、ありがとうございました。
一緒に登ってもらえて楽しさは何倍にもなりました。
単独の時も、やはり心強い仲間に支えられていたと思います。




美笛峠からオコタンペへ

2018-03-23 | ノンジャンル

美笛峠からオコタンペ湖へ




あまり記録を見ない良い探検ができたと思う
総距離27km
能宇延平、笹山、フレ岳北峰、フレ岳、丹鳴岳、振丁山を登り、オコタンペ湖へ下りて湖を縦断するルート
6つの山と1つの湖を楽しめた




素晴らしい雪でガンガン進めて爽快この上ない
真っ白で平坦な能宇延平はウユニ塩湖みたい
ここから眺めるフレ岳がまた遠い
あそこまで行くのかぁ・・・




白老3山やホロホロ、羊蹄山なんかの眺めに飽きる事が無い
雲一つ無い天気に写真も200枚オーバー
どれを使おうかとか迷うくらい。



笹山を経て、フレの稜線に乗っかってしまえば支笏湖の素晴らしい景観が思うがまま。




四月も目の前なのに、まだまだ雪がある
今年の支笏湖は去年より雪が多く、自在に行動できる





フレ岳のピークにシーデモオ、丹鳴までアイゼンでピストン



再び帰ってきたフレ岳でスキーをつけて
フレ沼を眺めながら稜線歩きを楽しみ、振丁へ



振丁山ピークからの眺め

ここからの眺めは支笏湖畔随一では??




あとはオコタンペ湖へ下り、オコタン分岐までは林道ジェットコースター
楽しかったロングランも終わり。

心身共に充実の良い一日
こんなに完璧な日は稀だな


円錐峰

2018-03-23 | ノンジャンル

濃昼岳に登った時、更に奥に魅力的な斜面の山を見た。

浜益の幌内岳に登った時、まだ奥にあるカッコイイ尖った山に憧れた。

安瀬山に登った時、遠くにある鋭鋒が精悍すぎてその山の写真を撮りまくった。




その尖った山こそが円錐峰
樺戸山地の最深部にある孤高の鋭鋒
狙いに狙ったこのチャンス
雪が締まったこの時期しかない




9km近いアプローチの林道をウロコスキーでぶっ飛ばす。
2時間かからない高速移動パーティ
ダイアゴナルにスケーティング
スキーのテクニックは滑り降りるだけじゃあないもんね。



春の風物詩デブリで埋まった林道もなんのその

帰りは1時間10分だった。
体力と技術と道具、そして志向、これが一致しないと楽しく無いかも。

濃昼、幌内、安瀬、その3山ともご一緒してもらったショーゼンさんと行く。
滑降より滑走が楽しく爽快と思える2人でした。



尾根に取り付くとスキーアイゼンも効かない斜面
わかん持ってきて良かったー

もう、林道から上は、「わかん一択!」
時々アイゼン欲しくなるくらいスティープかつアイシーだったけどキックステップとわずかなツメでぐいぐい登った。




頂上からは素晴らしい景色
今まで登った山が、たーくさん見えた。
樺戸はもちろん、増毛の山々も。




まちに待ったこの時期が来た
距離稼げる時期はこれから!
スケーティング&ノンシールのシーズンインですねー

帯広岳 大樹山

2018-03-15 | ノンジャンル

3月10日、11日で帯広岳と大樹山へ

両方一等三角点の山、



雨で良く締まった堅雪は歩きやすく春の到来を予感させる。
もうすぐウロコスキーで超ロングランの季節が来るなぁ。




締り雪をシューやアイゼンで歩くのも大好きだし、春もまたいいな。
時折見える景色は十勝の平原が良く見えて爽快
冬の山だからと言ってスキーしなきゃならないってものでもない
引き出しは多い方が楽しみ方も多いと思う。

マイナーピークばっかり行っているのに、なぜか滑り屋だと思われがちなので、
こうして滑らなくても楽しいと思える、単なる山好きである事は強調しておきたい。




ビックネームの帯広の名を冠したマイナーピークと思っていた帯広岳、どうやらかつては登山道があったらしく、看板もあってビックリ。

もちろん今は廃道、この時期に登るのがベストでしょう。



剣山や芽室岳、ピークからは樹間ごしに勝幌やサツナイが望まれた。




帯広岳の看板あるとこは頂上ではないので、奥のピンクテープだけが結ばれた最高地点へ。

ウコタキヌプリも石狩岳も横津岳も、その他もろもろ同じパターンでピークに看板あるわけじゃないので要注意!

とは言え、単なる僕のこだわりでしかないので、
看板の位置がその人のピークでももちろんいいのです。

僕としてはその山の一番高い所を頂上としたいです
そして、ここは看板のとこは面別山って三角点名なんですね。




牧場から見た大樹山


日曜に登った大樹山は残念ながらガスで景色は見れなかったのですが、
一等三角点の山頂を踏めて満足
霧氷の写真も撮れた冷えた朝




マクロで

思ったより時間が余ったので、定番ですが帯広と言えばインディアンカレー!
久しぶりだったけど、本当に美味しかったー!

僕はやっぱり濃いカレーが好き
スープカレーよりルー派

自分がプラブー派でもあった事を再確認した週末
登山靴で歩くのもやっぱり楽しい(^o^)

冬だからって滑りしか楽しまないのももったいないので、ガシガシ歩こうっと。
やっぱり僕は移動を楽しむのが向いてるみたいです。