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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

不動岩稜など

2011-08-27 | ノンジャンル
 ひさびさのクライミング、なぜか不動岩稜へ行くことになり、
まずはデビルズダンスへ




デビルズダンスを登るかっぱさん。
久々のはずなのにあっさりとノーテン。

このルートねぇー
トモセと12メートルとか書いてますけど
大嘘。

実際50mロープで足りなくなるんじゃないかと心配なギリギリの25m!ルートです。

これから登られる方、くれぐれも40mロープなんか使われると、ロワーダウン時に大変な事になりますのでご注意を! (今時いないか?!)


「ロワーダウン→降ろしてあげること。(良いこと)
 
メルトダウン→あってはならない原発事故・・・(悪いこと)」
 
ファイナルカウントダウン→ ヨーロッパと言うバンドの古い曲(どうでも良い事)」




不動のDフェースを登る

この後のトラバース気味が高さがあっておっかない。




Cフェースの頭に千歳山岳会のみなさま。

登攀途中でご配慮いただき、追い抜かさせていただきました。
また、お手伝いに行きます。




おじぞーさん、ありがとう。
しっかり拝んでおきました。

この後は、西へ移動し、(真下さんにそんな移動あり?と突っ込まれ・・・)
明日は晴れる、44フェイスなど登り、
大満足&ビールの美味しい一日となりました。

歴船川

2011-08-11 | ノンジャンル
 暑い夏はやっぱり水遊び! 
日本一の清流、歴船川へ3泊で行って来ました。




歴船は大樹町にあって、日高山脈の滴を集めて流れとなる美しい川。
上流部ではヌビナイや中の川へと名を変える沢登りの楽しい所です。




夏は水が少ないよ。
でも、カヌーも場所を選べば楽しく遊べます。




4日と長いキャンプにケロシンツーバーナーは大活躍。
ちゃんとご飯を作って食べますよぉ。


自然の宝庫、歴船川。
クワガタがいっぱいいました。

先日、木を蹴っ飛ばすとクワガタが落ちてくるよー
と杉本さんから聞いたので、全力で後ろ回し蹴りをそれっぽい木に入れてみました。


すると・・




ホントにャgッと落ちてきました。
カッチョいいノコギリクワガタ

人生初に、ちょっと感動


上流部のヌビナイにも行って透明な水を楽しんできました。
河原の白っぽい石がイイですよねー



なかなか流れの速い川なので、泳ぎ下りとかも面白いです。
ライフジャケットつけて、浮いてるだけでぐいぐい下山?できます。
次はドライバックを詰めたリュックでやってみたい。

砂金取りの人も入ってましたよー
僕もやってみたけど、採れなかった~




なんと!!
エゾトウウチソウを発見!

先週の1967峰沿いの沢にあるかと思って探したけど無かったのに!
南日高にもあるんだねぇ。

日高の固有種。これが見れただけでも大満足、2.3日は幸せ。
まるでピンクのムック(ャ塔Lッキの)だよ


ヌビナイもそうでしたが歴船の全域ってメッチャ増水します。
増水するするとは聞いてましたが今回、運良く検証できました。




増水前の歴船川、キャンプ場付近
実に細い流れに見える。
むしろ写真じゃぁ流れが確認出来ないくらい。




雨が降ってきたので、水遊びを止めて
お風呂に入って帰ってきたらこうなってました・・

山の形を見てもらえれば、ほぼ同じ場所なのが分かってもらえると思います。

歴船は川の下が岩盤らしく水が殆ど染み込まない為、一挙に増水するらしい。


つまり、実に川らしい川って事ですよねぇ。
川も生き物なんだよなぁ。
まさしくアイヌの方の思想どおりだよ。



やっぱし日高はいいなぁ・・
山も川も美しく、まだまだ自然が濃厚だ。
ずっとこのままならいいなぁ。

ャ塔Nワンナイ

2011-08-07 | ノンジャンル
 昨年、行こうとして天人峡への道路が土砂崩れで崩壊し、流れた山行。
同じメンバーで、今年行って来ました。



金曜、夜に仕事が終わったらクワンナイ出合いの駐車場へ集合。

一見、飲んでるようにしか見えませんが、
実に緻密なミーティングの最中、内容は明日のテン場での宴会と飲みの内容について・・

鳥本さんと杉本さん





クワンナイと違って、下のダラダラ歩きがほとんどないよ。
滝が出てきました。

荻野さん。




滝がいっぱい出てきて楽しー




おっきな滝もいっぱい出てきます。




高い!
杉本さん。




ナメも!
長く続く素晴らしいナメ。 心癒されます。

ミニクワンナイってのは、まさにこここそ相応しいですねー
ミニってほど短くはないです。
幅は本家より狭いけど、なかなかに長いですよー




素ン晴らしいテン場
テントを二つ張って、間にタープをセット。
なかなかこれが快適。

水はあるし、流木はあるし、天国だわ。




夜はもちろん焚き火
夕方、すごい豪雨だったにも関わらずキッチリ火をつけてくれるあたり、流石のベテラン鳥本さん。

おかげで「居酒屋ャ塔Nン」開店できました。
いや~! 楽しく飲めました。




で、ピークへ。

トムラウシをバックにのんびりのみんな。
360°全部見えた
幸運に感謝




雲海の上を下山していく僕ら。

いやー、今回の山行で写真を300枚以上撮ってました・・
そんだけ楽しかったんですねぇー

だから今回のブログ、写真の枚数を10枚に押さえました。
紹介しだしたらキリがないくらい綺麗で楽しかった。


一年越しの計画が成功して、しかも同じメンバーで
素晴らしい渓谷と眺望に感動と感謝でした。


御同行いただいた
鳥本さんのブログはこちら →  http://blogs.yahoo.co.jp/esuke_t/13499372.html
荻野さんのブログはこちら →  http://ameblo.jp/kunbetu/entry-10978693995.html



1967峰

2011-08-01 | ノンジャンル
 長年の懸案だった1967峰へヌカビラ岳、北戸蔦別岳を経て行って来ました。
テン場は北戸蔦別のピークです。

 タイムリーな事に、1967へ登る前日、デナリ・プロジェクトの佐藤さんから携帯にメールがあって、
「今、戸蔦別から幌尻の稜線です、北カールをヒグマが駆けめぐってます」
との事でした。
 うーん、ヒグマかぁ!   ヒグマなぁ・・



チロロ川沿いに入り、北電の施設を過ぎると、ラーメンどんぶり3杯分のヒグマのフンがこれ見よがしに道の真ん中に。

真新しいフン。
今朝か昨日のものだなぁ・・ 会えるかな? 逢えるかな? 遭える??




ヌカビラ岳~北戸蔦別岳~1967峰は花好きにはたまらない、お花天国でした。

見つけた花を列挙するときりがないくらいです。
写真はミヤマチドリ、近くにはアリドウシランも。
ランが多い山ですねぇー 探してるラン、あるかなぁ・・・




稜線がハッキリと見えてきた。
このあたりから岩が露出してきてお花畑の大規模なのが続きます。




北戸蔦別から1967への稜線で見つけたウズラバハクサンチドリ
北海道では大雪山と日高山脈くらい?にしかないはず。
偶然にもこの日、僕の母親は白山(はくさん)に登っていて、まさにハクサンチドリを見ていた事を下山してから電話で知った。

実に似たもの親子である・・




1967への稜線は細く、まさにナイフリッジの様相
写真のような岩場も出てきます。 
楽しー!!




ついに1967のピークに到着!
使ってたGPSの精度が良かったらしく、記念の写真を撮ってる様子。





1967峰のピークから見た稜線




長かった来たりし道を噛みしめながらの復路。
北戸蔦別のテン場へ!
帰りは気持ちも楽だし、早かった。




テン場で晩ご飯を食べているとリスが遊びにやってきた。
どうやらリスも松の実を食べて晩ご飯の様子。

リスなら、いっぱい遊びに来てよ!
ヒグマはあんまり来ないでね・・・

まあ・・ 来たんだけど・・  ヒグマ・・
翌朝、テントの横2mに掘り返しの跡がありました。




夜、ペガスス輝く国境稜線。
今やテントだけが安らげる場所。
1967峰の無事登頂を祝い、ビールで乾杯。
網を持っていってスルメを焼いて肴に。
羆など畏れない潔さ。




2日目、下山の日の早朝、
ガスが晴れ、見せてくれました日高の景色を。

戸蔦別岳に最高峰、幌尻岳




昨日、辿った稜線。
その奧にひときわ高く1967峰。
なかなか遠く感じる。




写真では分かりにくいですが、モルゲンロートに染まっていたヌカビラ岳

これが帰り道の稜線と登山道。

下山時、歩き始めてすぐの所で登山道脇に巨大ヒグマが!
体長200~250cmくらいかなぁ? とにかくデカかった。
クマとも会えたし、実に日高満喫。




戸蔦別岳とA・B・Cカール
いつか詰めてテン張りたい。




最高級のテン場でした。
水が無いのがまたいいのかも?
担いできた人、担いでこれる人しか泊まれない、
稜線上、大パノラマ。雲の上のキャンプ場




緑の中、緑の海に降りて行くかのような下山。
日高の登山の良い所の一つ、全く人工物の見えない深山。
360°自然以外何もない。

このルート、登り初めてから下るまで、山頂プレートを一枚見ただけ、
下界の町も見えないし、避難小屋すらない。




昆虫はあんまり詳しくないのですが、ダイセツタカネフキバッタですね。
高根ヶ原でも見たことのある、氷河期の落とし子。
羽を持たないバッタ。


自然の良さや楽しさをずっと高いレベルで深く感じた2日間
こういう楽しくて素晴らしい日には万物に感謝したくなる。