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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

カタルップ

2010-08-29 | ノンジャンル
今週はャ塔Nンの予定だったのですが、天気がどーのとか、水量がどーのとかの以前に、
天人峡へ行く道が無くなった・・・こんな事初めてだ・・

お亡くなりになった方もおられるそうで、一時的にも300人以上の方が孤立状態になったとあっては、遊びに行ける雰囲気じゃないよね・・

早期の回復と御冥福をお祈りします。(仮復旧はしたみたいです。)

で、大雪の予定を日高に変更。
カタルップから神威岳へ遡行してきました。


入渓地点から名刺代わりにナメが始まり、あとは一切飽きる事が無い素晴らしい沢


ご同行いただいた鳥本さん。
カタルップは2回目との事で、実に頼りがいがあります。


トイ状の滝を登る荻野さん

滝が多く、岩盤がそのまま沢になってるイメージの沢ですが、
特に1030の二股から上は滝が連発すると言うより、沢全体が滝!!
高度がぐいぐい上がって実に爽快!

高度計を見るのが楽しみなんです。



次から次に現れる滝の弱点を見極めてはよじ登る・・
なんでこんなに楽しいんだろ。

もちろん沢の魅力は滝だけじゃないのですが、雰囲気もいいし、綺麗だし、明るいし、
人里はなれた日高の深山で遊んでるってだけでもわくわくですねー


こういう細い所も多い。
水量が同じなら水流が強く、水浴びてこれまた爽快。


でっけー滝。
40m以上の滝も3つくらい出てきた。


大滝を見てワクワクしてる3人。

どう登ろうか考え中
みんなニヤケすぎ。


さっそく取り付く荻野さん


ガシガシ登ってくる杉本さん。

高さにさえビビらなければ快適に登れます。


国境稜線でハイマツの歓迎を受けピークへ
快晴の下、頂上までのウイニングラン


バックにエサオマンと北カール。

おっさん4人組。珍しく山頂で記念写真。
それほど天気も眺めもいい。
全員、国境稜線に出た瞬間、大声も出てたもん。



みんなで山座同定、これまでの日高での楽しかった思い出や、暖めているプランなどを語り合う。

至福の時。
実に去りがたい頂。

眼前に幌尻岳から戸蔦別への稜線が美しい。



登ったからには下らなきゃならない・・

下りは懸垂にクライムダウンのオンパレード
あれほどの登りだったんだから当然ですねー

そう、下りも退屈が一切無い、むしろ下りきるまで楽しませてくれる沢なんです。



クライムダウンは慎重に・・
登りも下りもパーティーの総合力を発揮です。


強い水流を避け、上手く側壁を懸垂する鳥本さん。

安全の為、積極的にロープを出したので懸垂祭りでした。

750の分岐から下のナメ地帯が下りにはヤらしく、最後まで楽しめました。

下山後は山小屋にて反省会では無く、飲み会。
みなさんの話しが楽しくて、沢登りと同じくらい楽しかった。

沢と飲み会と、一日で2回も良い思いが出来たなんて贅沢な一日でした。


ご同行頂いた、鳥本さんのブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/esuke_t

バランスが良くなるって?

2010-08-17 | ノンジャンル
今、噂のバランスが良くなるブレスレットです。

これを身につければ、へつりでのドボンや高巻きからのドボン、更にはゴルシュ突っ張り態勢からのドボンに草付きからのズルズルドボン、そして滝からのアー!ドボンも防げるかも!

そうなったら、人生の不安の半分は解消ですね!!

バランスが良くなればサーフィンでいきなり立てたり、クライミングで高グレードが登れたり、スキーでメ[ルが高速でくぐれるかも?

バランス系スメ[ツには良さそう。

眉唾でしたが、今まで僕が見たオリンピックで一番感動した、ホワイトがダブルマックを決めた時に着けてたって聞いて、もしや?!と思い買ってみました。

さっそく試したところ、不思議にバランス良くなりますよー

ホワイトはその時、ブレスレットを4つ着けてた!

そんなリアルな噂がまたニクい。



道具の修理など・・

2010-08-13 | ノンジャンル
 なんだか家族の関係で動きが取れないし、台風の影響で雨だし・・

こんな時は道具に遊んでもらうに限りますね!
愛用のストーブを磨いているだけでも至福の時を過ごせます。

ピカピカに・・


沢靴が縫い目からほつれたので縫うという楽しい作業が見つかりました。

あんまりほっとくと小石が靴の中に入ってくるらしく、沢靴大手のキャラ○ン最大の弱点が縫い目でしょうねー
今まで買ったキャ○バンの靴、ほとんど縫い目がほどけたもん。

秀岳に持ってくと縫ってくれるよ! と聞いて持って行ったけどムリでした・・
縫ってくれるのは旭川店だけなのかな?


こんな風にガバッと・・
砂が入ってくるのも時間の問題・・


ハンドミシンで縫ってみます。


ホントにミシンみたいな縫い方になるんです。


縫い終わり!

もうバッチリ!!
結び目が足に当たらないように外に出してみましたが、まずまずの仕上がりになりました。


今回使った修理道具

スピーディースティッチャーと言うんだと思います。
これも、確か高校生くらいの時に購入。
今でも売ってるかな?

サドル

2010-08-09 | ノンジャンル
 チャリンコ少年だった僕は、何台も自転車を乗ってきました、でも自転車のサドルは中学生の時に頑張って買ったサドルをずっと一つだけ使ってます。

それは皮で出来た古めかしいデザインのもの・・・

しかし! 使ってみると最高で手放せない、
実に25年間も使っている一枚皮のサドル。

少々高くても、へたすりゃ一生使えてしかも快適、
お尻の痛みなどとはおさらば出来る代物なのです。




それがこれ、ブルックスの皮サドルなのです!

イギリスはバーミンガムにあるBROOKS。当時、中学生だった僕がどれほど価値が分かってて買ったのかは分からないけど、なんだか憧れで買った記憶があります。

そして、買ってから数ヶ月間は地獄の痛みと苦しみに耐えた事は覚えています・・

それほど快適な皮サドル、なんでみんな使わないかって、慣らしが大変なんです!!
乗る時間や体重や骨格にもよるでしょうが、数カ月から1年はかかります。
それが嫌で、途中で皮サドルをやめちゃう人も多いです・・

その地獄の期間を乗り切ると至福の時がやってくるのですが・・

ずっと皮サドルに乗ってる人は、いわば試練を乗り越えた勇者なのです。

快適性はクッション性じゃなく、フィットなのだと良くわかります。

自分にしか合わないサドル・・
いわば専用です!! 量産型ザクとシャア専用くらいの違いがあって当然なのです!

自分に合わせる熱成形とかサーモインナーの快適さを考えれば納得です。
ただし、これは時間をかけてオイルを塗って柔らかくして自分に合わすのですが・・



サドルの紹介ついでにGPS関連の便利グッズを。


GPSのステー、同メーカーには、他にもPDA用、小型パソコン用、iフォン用など多彩なバリエーションがありますねー


林道走行中に見れてすごく便利!
沢の入り口や分岐などもバッチリとナビゲーション!
短縮された時間をメインの遊びに使えるならGPSもなかなかですよねぇ!

ログをあとでカシミールで見るのも楽しいし!
帰ってからパソコンの前で新たな発見があったりしますねー



で、悪ノリ・・・

USBの変換ケーブルを使って、小型のノートにカシミールとの組み合わせ、普通のカーナビと違って山道のナビに強い、でもパソコンは山道には弱い・・

リアルタイムで3D画像が出るのは面白いけど、たぶん使わないわー

辺別川

2010-08-01 | ノンジャンル
 以前から懸案だった辺別川(ベベツ川)遡行のチャンスが唐突にやってきました!

道央圏からは距離以上に林道ゲートの鍵の借用も難しく、遠い存在。
鍵を借り、ベベツを提案してもらった旭川の荻野さんに感謝です。


天気もいいし、前夜から泊まり込んだ甲斐があったよ。
朝イチの準備の様子。

期待に胸が高まります。



ベベツ川は明るくて、水は澄んでいて実に美しい川でした。
しかも変化に富んでいて全く飽きない。
正に楽園です!!




滝、ゴルシュ、釜、ナメが次から次へと・・


手前がナメ、奥が滝の素敵な場所。



ゴルシュの側壁をへつる鳥本さん。


なかなか大きな滝もいくつかあります。


滝を登る鳥本さん。

オムシャ以来、久しぶりに御一緒させていただきました。



20~30mくらいの滝がいくつか出てきます。

よく見て下さい!!
最初、見た時は驚きました・・
なんと、この滝はX(エックス)の形なんです!

XルンゼならぬXフォールなのです!
ちょっと珍しいかも?

んでもって、ここを越えるのが最大の難所だったりします。
まさにX




お昼の様子。

気持ちのイイ河原を見つけてラーメンタイム。
水しぶきを浴びた体に、暖かいラーメンがありがたいです。


別角度からのお昼の様子。

こんな素ン晴らしい場所でごはんを食べてたら、月曜からちゃんと社会復帰ができるのか、仕事が手に着くのか心配になってきました・・・



へつる僕。

ドボンの期待が高まります。
券\人水泳大会のャ鴻鰍ンたいなもんでしょうか?
まあ、お約束って事で。


竿を出す鳥本さん。
実は釣り名人。


オショロコマが釣れました!
小さいのはリリース、大雪の自然の恵みを3匹だけいただきました。


釜から滝へ向かう杉本さん。

クライミングで得た実力を惜しげも無く沢登りへフィードバックです!


滝を登る鳥本さん。

明るくて快活な沢は直登してて実に楽しい!
自然と笑みがこぼれます。


荻野さん。
あっさりと直登。

こんな滝がいっぱい出てきて楽しー!!
かと、思えば薄暗いコルジュになったり、明るい釜になったり、広いナメがあったり、ベベツ川の白い岩盤は沢の印象を明るくしますね。


滝の上の3人。

いっぱい滝を登って満腹になっても、まだまだごちそうは終わらない事をうすうす察知し、食休みをとっている様子。

札幌、旭川、帯広、千歳から不良中年オヤジ4人が集まった今回の沢旅は実に愉快で、爽快で、話しも合うし、楽だし、なんせ気分が良い沢遊びでした。

僕も胸を張って中年オヤジと言えるお年頃になってきました。

ところで、この4人を結びつけてくれた人は、家庭と言う名のラビリンスに迷いこんだまま3年程帰ってきてません。

どんな酷いヤブ漕ぎからも必ず帰って来ていた男だけに、不可解かつ家庭の恐ろしさを思い知ります。



いよいよ源頭、遠景は兜岩
エゾコザクラやヨツバシオガマの咲き乱れる別天地です。

先頭を行く荻野さん。

まだまだ雪渓の残る源頭部。
どこまで行っても水量の多い不思議な沢

春の花のリュウキンカと、秋の花のトリカブトが競演していました。



縦走路に当てて、いよいよ下山。

ここの登山道がまた素晴らしい・・
十勝連峰にトムラ、旭岳、など素晴らしい眺めを満喫しながらの快適な高原歩き。

写真、後ろ奥はトムラウシ、後ろ手前は兜岩



オプタテシケをバックに鏡のようにすました硫黄沼
珍しい角度からの眺めに時間を忘れます。



遠景は旭岳、手前の沢が辿ってきたベベツ川、黄金ケ原を挟んでクワウンナイ川。


夜の様子。

鳥本さんは釣り名人だけでなく、焚き火名人でもあったのだぁ!
踊り串を打たれたオショロコマ。



山が好きで同じ様な山行をしている4人が大雪の山の中で過ごす時間は至福としか言いようがない。

お酒と焚き火、今日の楽しかった沢、思い出深い山行、行きたい山の計画・・
時間はいくらあっても足りない、あとは眠気との戦いだけ・・
深夜を回れば元気なのは焚き火だけ・・