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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

ジンパin目国内

2009-04-12 | ノンジャンル
 今日は目国内岳にジンギスカンパーティをしに行ってきました。
北海道では外でジンギスカンやる事を「ジンパ」って言うんですねー


ジンパ会場までは、少し遠く。
幾多の困難を乗り越えつつ進まねばなりません。

春のスノーブリッジを渡るオイちゃん&ママ


目国内が見えてきました・・
コイツを登って滑りきれば憧れのジンパです。


さあー、待望のジンパへの滑降の始まりです!
最初にジンギスカン会場へ滑り込むのは誰か!?

最高の天気の中、滑りながら鼻歌も出ます。

♪人は皆、ニセコの中~、あの肉を喰らうのはあな~た~♪
   (和田アキ子のあの鐘を鳴らすのはあなたの節で・・・)

写真はマリッカさんと愛犬のJ君


スピード感あふれる、5えもん君のターン

いやしい、実にいやしい・・・
そんなにスピードを出してドコに行く!?
そんなに速く肉が食いたいか?


僕です。
たまにテレマークターン。
あとは直滑降。

速く、速く~! 北海道名物を僕に食べさせて~!!
ジンパ会場はドコだ~!


美しい景色の中、滑っていくママと吉田さん。

その美しい景色とはうらはらに、
頭の中は肉と野菜を焼く事でいっぱいだったりする。
肉にタレをつけようとか、そんな事ばっかり考えてる所。

ターンに腰が入ってスピードが出てるのはそのせい。
肉は人に技術を与える。
肉は人に速度を与える。
肉は人に勇気を与える。

そう、肉は地球を救うのだ。
肉万歳! ジンギスカン万歳!


さあ、着きました。
巨大な雪のテーブルの上で3台のストーブが火を噴いていますね。

ジンパ会場は大変な様相を呈しています。
雪で作られたテーブルと椅子があるのに、誰1人として座っている人が居ません。

まるでライブ会場です。
コンサートで座っていると白眼視されがちですが、
ジンパもまさか・・?


やはり立っています・・

いや、待てよ・・
頭に日本手ぬぐい・・ まかないの方でしょうか?
それにしても立っています。

もしや・・ テーブルの設計ミスでは?
まさか、テーブルでかすぎたか? そういうオチか!?



もちろん、ジンギスカンだけ良かった訳じゃあ無いですよ。

天気も一日持ったし、雪質も最高のザラメ、
山腹でやるジンギスカンもこれまた最高!
そして、下山後の温泉も・・ と満喫&満悦な春の一日でした。

缶ストーブ

2009-04-07 | ノンジャンル
 おもちゃの缶詰って、燃えましたね。
銀のエンゼルを4枚まで集めた時の優越と焦り・・

 缶詰みたいなストーブってのがあるわけですよ。
小さくって、ラブリーなガソリンストーブ・・・


こいつらですね。

左が、昔からの山ヤなら誰でも知ってる
ラジウス

真ん中が、現代の山ヤなら誰でも知ってる
プリムス

右が、ガソリンストーブの老舗
オプティマス

全て違うメーカー・・
で、こんなタイプは世界中でもこのメーカー達くらい。
(東側のコピーまでは知りませんよ・・)

なのに・・ 
この三機種、すべて同じ北欧の都市、ストックホルムで作られてるんですね。
なんで・・?

まあ、合併したり、分離したりしてる3メーカーですからねぇ・・


開けた所。
ラジウス42だけ天版が一緒に開くのが面白い。
プリムス71もオプテイマス80もほぼ同じ作りと開き方。


正面から。
火力調整ノブの形が全て違う。

タンク容量がラジウスだけ小さく、背が低い、
でも、バーナーヘッドとゴトクのクリアランスが大きい為、
缶の高さその物は他2機種と変わらない。

スベア123とほぼ同じ大きさでタンクのみスリムな感じ。


缶を上から見た所。
メーカーごとの主張があるね。


フューエルキャップ3態。

全て形状が違う、でも全て安全弁付き。

そして・・ 全て径が同じで流用可能。
ちなみに123Rも8Rも同じです。
さすがスゥエーデン!!


などと、ストーブを肴に呑むのが好きですねぇ。
そして、もう春・・

今シーズンはもう出番のなさそうな、ファットスキーやウロコのスキーは冬眠(夏眠?)に入ってもらうべく、手入れをして仕舞いました。


来年も頼むよ~!
いい思い出をたくさん作ろうぜ!

春になり、スキーを仕舞えば、マウンテンバイクで通勤です。

風を切って走るのは気持ちがイイ!と、共に
千歳って凄いんですよ・・ 見える山々が!

恵庭岳や漁岳、樽前は純白に輝いてるし、反対側は夕張岳に芦別岳、
後ろには白井岳・・

そして日高の稜線が幌尻や戸蔦別が分かるくらいにくっきりと・・

「おーい! 次は俺んとこ遊びに来いよ~!」
山々が呼んでます。
実に誘惑が多いです、夜遊び好きな人がすすきのに住んでる様な物です。

実に通勤時に千歳から見える山々は悩ましい・・・

と、言い訳をしながら旅に、山に・・

尾白利加

2009-04-05 | ノンジャンル
 僕がその山を意識したのは、群別岳に登った時だった。

幌天狗のピークに泊まった時に見た、モルゲンレーテに染まる美しい山。
それが尾白利加だった。
整った美しい山容と綺麗な響きの名前。

この尾白利加から、以前登った山々を見てみたい物だとずっと思っていた。

チャンスは今日、来た。

浜益へのトンネルを抜け、増毛の山々を見た時は感動で鳥肌が立った。
美しく、整って、真っ白で、でっかくて、人を寄せ付けない。
誰にも何にも媚びない山塊。

僕にとって、増毛は特別に好きな場所だ、増毛のジャイアンツ達が迎えてくれた気がした。


好天の下、スタート!
僕は群別平までシールを使わずに頑張るつもり。
雪もカッチカチでスケーティング一発で10m進むくらい。


毎度の雪崩場所。
今年はデブリの状態が良くてスキーのまま進めました。
以前、ここで熊スプレーを暴発させた事があります・・
ここを通るたびに思い出す、笑い話。


朽ちたミズナラの大木。
緑をつけてた頃は、どのくらい大きかったんだろう。


群別平まで来ると素晴らしい景色が待ってました。
群別岳、尾白利加、幌天狗がドカーンと。


あまりの景観にテンションの上がる僕。と、ぐろさん。
空は青空・・ この時点で、すでに顔は真っ黒。
絶好の山日和。


群別平からの登りは急でかなりきつく、ここしかないと言う細い吊り尾根を行きます。
雪庇がやっかい、両雪庇のうえ、気温の上昇も心配。
案の定、下山時には側面が崩れてました。


急な尾根を登っていると、
比喩ではなく一分経つ事に景色が変わっていく。
少し歩けば、見える物が全然違う。

本当にここは素晴らしい。
人工物の全くない、静寂に満ちた山の中。
増毛の山のど真ん中を僕たち三人は歩いているのだ。


浜益富士と呼ばれる黄金山も遙か足下に。


見えた!

いよいよ尾白利加のツメだ。
数年前はここで敗退・・
今日は行ける。 この嬉しさ、高揚感。


尾白利加、山頂直下を行く、ぐろさん。


同じく、最後の小ピークを乗越した杉本さん。
日本海をバックに黄金山が小さく見える。


徳富川を隔てて、凍り付いた雨竜沼。
お花たちは今頃、眠っているのだろうか。
それとも春への準備だろうか。


尾白利加の頂上にて、笑顔の僕。
バックは暑寒別岳。


鋭峰、群別岳を眺めながら語り合う僕ら。

風を避けて、ずうっと景色を眺めてました。
去りがたい頂き。


去りがたいと言いつつも、帰らなきゃ腹が減る。
そして、下りのスキーも楽しみ。

実は尾白利加、スキーも楽しかったんです。
笑いが止まらないくらい。


群別岳をバックに滑り抜けていく、ぐろさん。

美しい景色の中、自然と溶け合うようなスキーを楽しめるこの場所。


帰りに滑ろうと、地図で目星を付けていた所が大当たり。
豪快な杉本さん。


この日、僕たち3人だけだった尾白利加をじっくりと味わう。
ぐろさんのターン。


登りのトレースを横切っていた熊の足跡。
もう、春ですね。

準備完了~!

2009-04-03 | ノンジャンル
 明日から、増毛に行こうと思います。

普通は一泊で行く所を、軽量化と体力に物を言わせて日帰りだ~!
クロカンの技術も役に立ちそう。


装備一式です。

いつものシャベルは却下。ブレードのみにしました。
多分使わないし。

ピッケルはちょっと重いけど、レボリューションを。

アイゼンは軽量のカンプのやつ。

ザイルも8mmでビナもコングの軽量のやつ(たかが知れてますが。)
捨て縄もねー

この時期の増毛にわすれちゃいけない、熊スプレーに鈴も。

ツェルトは250gで2人は寝れるぜ!

ストックはゾンデにもなる、軽量カーボン製。
そして板はカルフのガイドというウロコのカービング板で決まり!

明日は楽しめる事を心から祈ってます。
以前、失敗してから2年間、このチャンスを待っていたので。

尾白のリカちゃん・・
いい娘なんだろうな・・ あと300mまでせまったのに・・

今年は逃がさないぜ!尾白利加。