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ピリカヌプリ

北海道の自然とアクティビティに関することを発信しています。

ブログ引越しとなります。

2025-05-18 | 日記
ブログ引越しました。
2度目の引越しとなります。



ヤマップ等のアプリやSNSが流行りの今ですが、特定のアプリに頼らずとも、どなたにもネット環境さえあれば、ご覧いただける媒体において北海道の自然やアクティビティ情報を共有していけるよう、続けて行きたいと思います。

次はアメーバブログとなります。
よろしくお願いいたします
↓↓↓




漁岳から空沼岳縦走

2025-04-06 | 日記
空沼岳と漁岳間を繋げてみた。
最初に漁岳に登り、北漁岳を経て、空沼岳へ。
北漁は北漁岳と北漁山があって混乱しがち、昔は奥漁岳とも言ってたなぁ。
漁岳の北にある漁岳より高い山が北漁岳

漁岳への登り
景色がよく楽しめる。


漁岳ピークへ


最後は少しだけ急


良い展望です。


この景色はずっと見てられる。
やっぱり支笏湖周辺の景色が好き
森と美しいカルデラの湖、子供の頃から憧れていたシーン
グリーンシーズンも楽しみだ。


羊蹄山おはようございます

夕張の昔話にも遠い羊蹄山が出てくる。
鬼首山(おにくび)の伝説では羊蹄山で神々が会議したのだとか。


先行されていた女性が稜線は爆風だと言われていたので警戒していたが、
収まってきたのか、風も大したことないので空沼岳見ながらコーヒータイム


不思議なとこなんだよ
漁岳と空沼岳の間って
こんな平原みたいな所もある。
余市岳と朝里岳の間の飛行場と呼ばれる真っ平らな地形を思い出す。
この地形の成因は同じなのかな?

同行者に支笏湖西側に沼が多いのは4万年前に支笏カルデラで大規模な噴火があり、その大きな窪地に向けて地崩れ地形が出来たためと説明する。
よく、支笏湖外輪山とか言うけど、実は丹鳴もフレもカルデラ壁ではなく、支笏湖と関係なく遥か昔の更新期から第四期前期から存在している山々
(外輪山の定義とは火口縁らしい。)


イキってるねぇ。
なかなかの雪庇
不良っぽくて見た目もヤバいが、近寄ると なおヤバい。


狭薄岳だ
カッコええ。

あの山はなんですか?と聞かれて「サウス岳」と応えると初耳の人はたいてい「??」ってなる。
SOUTH岳と思うよねぇ。
サザン → オールスターズと思うか、サザンクロスタウンを思うかで音楽好きか北斗の拳好きか分かれるところだ。


空沼(沼の方)見ながら2度目のコーヒータイム
轢いて飲む、贅沢スタイル

途中、無雪期には行きづらい空沼(からぬま)へも寄る、ソラヌマは「ソー、ラルマナイ」が山名の由来で転じて空沼だと思っていたので、漢字が同じでも読みが「からぬま」なのは面白いけど、ナゾが残るなぁ。

そして「からぬま」は風もなく静かで落ち着いた良いところでした。
ここでテント張って泊まりたいくらい。

奥には空沼岳
人を入れて写してみないと大きさが分かんないよね。

気持ちよく歩ける
歩いてるだけで楽しい。
そんな気持ち、滅多にないよね。


さっき歩いてた稜線の北側は崖っぷち
近づけないよなぁ
不良っぽい雪庇が威嚇してくれていて良かった。


到着


こちらも景色が良い。

天気も良く、羊蹄山を初め喜茂別~無意根の稜線や札幌近郊の山々がよく見えた充実の山旅

下山しまーす。

ピストンの山もいいけど、スタートとゴールが違う場所だと、刻々と変わる景色を楽しめて良い。
あんなに恵庭岳が遠くなった。
狭薄岳の見える角度が変わっていく。
景色を楽しんでいると、いつの間にか空沼岳、登山のひとつの理想だよね。


下山後、支笏湖 山線鉄橋にて
左上の白いのが漁岳、ここからスタートして右へと稜線を歩いたんだな。
続いて2枚目へ ⇣⇣⇣

ずーっと左から稜線を歩いて一番右の空沼岳まで。
空沼岳って支笏湖畔から見えるんだな。
意識してなかった、なんか嬉しい。



今日歩いた稜線の全景
充実の山旅だったな。

動画はコチラです。
↓↓↓

https://youtu.be/ROBTJLb5NdQ?si=1tusUV8eggY3yciM

フップシ岳

2025-04-02 | 日記
「ふっぷし」という名の山は北海道に2つあり、支笏湖畔の風不死岳と阿寒のフップシ岳、この二座を登れば北海道のフップシコンプリートだ!
フップシとは「トド松の多いところ」のアイヌ語なので、日本中で考えてもコンプなのかもしれない。
むしろ世界中の全てのふっぷし岳を登りつくした可能性すらある。

今回は阿寒のフップシ岳へ。
お手軽に登れて物凄い絶景
お買い得と言うかコスパの良い山でオススメだ。
ただ、残念だったのが頂上にあった国旗
国家の象徴たる日の丸をボロボロになるまで掲揚している様子は、場違いで信じられないものを見た思いだった。


樹林帯を気持ちよく登る。
朝イチの登山であり、スノーシューは必要なかった
アイゼンだけで頂上まで快適登山
前日にズボズボした跡があったが、気温の上がる遅い時間からの登山だろう。
スノーシューなど、全く必要無かった。


大雪山まで見えた。


ピーク!
単純な円錐形なので特に迷うこともなく、グイグイ上を目指せば勝手に着く。


思わず声出た絶景
コレ、すごいでしょー!
阿寒湖と雄阿寒岳を俯瞰する。
こんな短時間の登山で、この絶景はコスパ良すぎ

なのに人気無いのかなぁ?
登山中に誰とも会わなかった、下山した時、丁度登り始めた男性一人のみ。


雄阿寒岳、端正な山だ。

日本百名山で深田久弥が登ったのはこの山、雌阿寒岳を登ってヨシとする人が多い中、ぜひ登ってほしい名山である。
この濃くて美しい森と湖の織りなす阿寒の素晴らしさを是非とも感じてほしい。


そりゃあ、よらさる。


夜は飲み
友達が、美味しいお酒をプレゼントしてくれた
升酒、効くねぇ・・・


デザートに食わさる。


阿寒ビジターセンター、おすすめです。


頑張ってるビジターセンターだと思います。
阿寒の登山バッチも売ってます。


動画はコチラです
↓↓↓


遠音別岳

2025-04-01 | 日記
知床の遠音別岳
8年前に敗退して以来、虎視眈々と狙っていた山
何年経とうが あきらめないよー

スタート時、遠音別神社の御守りをフロントバックに入れた。
どうかピークまで導いて下さいの願いを込めた。

遠音別は「おんねべつ」と読み、「音」の文字を「ね」と読ますのは北海道が産んだ偉大な歌姫、バーチャルシンガーの初音ミクと同じだ。
鳥取が取鳥なんじゃ?ってくらい遠音別が音遠別と間違えそうな気もする。

一等三角点の山なのだが、点の記を見ると道内の一等三角点の中では最も遠く、なんと到達するまで15時間と書かれた山だ。
ちなみにカムエク、知床岳ですら共に11時間となっている。
林道が壊れたり直ったりで日高の山は遠くなったり近くなったりする。
知床は世界遺産でもあり開発が入らない上、海からのスタートは揺るがないので、これからもあまり変わる事は無いだろう。

道央圏から距離もあり、文字通り遠い山だ。
登る前夜に重い雪が降ってしまい、激ラッセル覚悟もスキーを上手く使えて全行程7時間程と上出来だった。
 
前半は樹林帯
かなりスキー向きの山だ。


ラサウ見えた。


海別も
この時期はガリガリだろうなぁ。


樹林帯を抜けると凄まじい爆風とガス
さっきまでラサウが見えていたのがウソみたいだ。
天候の変化を信じて、わざとゆっくり登っていく。

傾斜も無いのでアイゼンにストックのスタイル
ピッケルは持っていったけど必要なかった。


ガチガチのガタガタ


使って歩いてるストックなのに樹氷みたいなのくっついてくる。
風の強さと冷たさを物語る。
景色は絶望かぁ・・・


感無量のピーク
頬から一筋の涙を風がさらっていった。
涙は登頂の安堵感なのか?景色のない悔しさか?上りの辛さからの解放か?
様々な感情が入り交じる。

ここに長居すれば命に関わるレベルの爆風
知床の風はなんども体験しているが、今回のは酷い
サングラスがあっという間に両面凍りついて前が見えなくなる、外せば目を開けられない。
逃げるように下山する。


えっ! 見えてきた!!
嬉しい!!


ドラマチックに景色が変わる。
すごい演出だな。
遠音別ありがとう


壮大な自然のドラマに見入る


オホーツクだ。

北方民族好きの僕はオホーツクって単語だけで、ごはん3杯いける。
このオホーツク海を経て様々な民族が移動し往来した
同じように僕も時代を超えて旅をしている。






流氷のオホーツク


狂ったような爆風から開放され、のんびり景色を眺めながらのお昼
まるで違う国に来たようだと二人で話す。
たとえば、日本からハワイに来たみたいに。

下界(平野部)から来たら、ココもまた違った意味で異国なのだろうな。



お昼を終えるとアイゼンからスキーに替え、一挙に滑る


下山して見た海
流氷だね。乗ったら叱られるヤツ


早い下山に時間に余裕ができたので、ビジターセンターも2個所行け、
勉強したり、楽しんだり。


フッフッフ…
この山、登った事ある山だわ。
(ついさっきな。)
ビジターセンターにて。


北のアルプ美術館にも行き絵画を楽しみました。
画像は美術館で再現された
串田孫一の書斎


北のアルプ美術館では
斜里岳の特別展も開催していました。


知床博物館にて
いくら下山が早かったと言え、欲張りすぎ?


秘湯の越川温泉にて、知床の大地のパワーいただきました。


夜は知床のビールで登頂祝い。

登山はもちろん、観光も楽しめ、良い知床の思い出となりました。

動画はコチラです
↓↓↓


惣顔真布

2025-03-20 | 日記
ちょうど1年前に登った崕山、ルートとしたサキペンベツ川を挟んで対峙する惣顔真布へ登ってきた。
先週登った月見山もそうだったが、ヒグマの足跡がベタベタと付き、春の訪れを感じさせる。
景色が良いらしいが生憎ガスがかかってしまった、それでもお隣の崕山はよく見えた。

お隣の山、崕山
どこから見てもガッキガキに尖ってる!


幸せな春の林道歩き


当然のように林道は崩壊
北海道の山、あるあるですよね。
スキーや徒歩ならなんの問題もなし、
車なんて考えるだけムダ


尾根の取り付き地点にて
ソーカオマップですね。
ソー、カ、オマップか?
この近くに三段滝があるから、ソーとはその事かな。


ピークへ


夕張山地よく見える


雪深し・・・


主稜線は見えないなぁ
ガス晴れてりゃなー


下山はあっという間
めっちゃオープンもあるから、気になる人は行ってみてー
雪は素晴らしいパウダーでとてもこの時期とは思えない滑走を楽しめ、ピークから林道まで一挙滑りのトゥリーランでした。