10月4日火曜日天気予報はさわやかな秋晴れ
つる姫は 買ったばかりの白いシャツと 新しいジーンズをはいて
御宿に向かいました
海の夕焼けを見よう
それが今回の小さな旅の目的です
8時45分自宅を出て
山手線 総武線 総武快速 外房線と乗りついで行きます
そうそう山手線に座ったと思ったら
前の席で寝ていた若い男子が いきなり 嘔吐
あっちゃ~~ 朝のこの時間に・・・
総武線は人身事故で遅れるし
なんだか空もあやしくなってきます
上総一宮では乗り継ぎに一時間もあり
やっとこ御宿にたどり着いたのは 12時35分
自宅を出てから 4時間もかかってしまいました
駅で降りて 海岸へ向かいます
なぜにアミーゴ
秋晴れの予想が どんよりしたくもりぞら
そして誰もいない海
遠くで雷鳴が聞こえる気がして海に近付くと
それは 打ち寄せる波の音です
どこから来たのか 横たわる流木
砂にのこる 足跡
いいじゃない 曇り空の秋の海
今は~~もう秋~~~
だれも~~~いない海~~~~
なんて ふる~~~~~~~~~~~~~~~い歌を
大声を出して歌う私 チョットさみしい
中には何がいるのかなあ
掘り起こしたい衝動を抑えます
来る前に初めて知ったのですが
ここは 「月の砂漠」という童謡の舞台となった海岸なのですね
月の砂漠を行く つる姫と王子様の妄想に入ると
おなかがなりました
一旦海岸を離れ ご飯を食べる事にしました
川原のすすきや
猫じゃらしが風に揺れて
こんな時期に海を訪れる私を
変わりものだとでも 思っているのでしょうか
一時半過ぎに あいていたお店に入り
一人です というとカウンターに案内されました
なんだかせかされてる気がして
急いでオーダーを決め
お刺身定食をいただきました
こういうお店にひとりで入れたのは初めてです
勇気を出せば何でもできる! 大げさか
さて 今日もビールを飲んだのでしょうか おほほ
後でみたら このお店二時で閉店だったのです
お店の方 早く帰りたかったのでしょうねえ
外は相変わらず曇り空
私は携帯で撮った電車の時刻表をみながら
今日はもう帰ろうと決めました
誰かと一緒なら この曇り空でも日没を期待して待てるはずですが
一人旅でさみしいなんて思ったのは
今日が初めてです
海はひとりで来るものではない事を
学習した日でした
電車の時間まで もう一度海に戻る事にして
再び海岸を訪れます
少し空が明るくなってきたようです
雲の薄い所から 神さまの階段が少しだけ姿を現しました
どうしようかな~
少しだけ迷って やはり帰る事にしました
流木たちの見つめる海に別れを告げて
どうかお幸せに・・・王子様とお姫様
少し離れてらくだに乗る二人の顔は
とても物悲しく見えました
そのはるか向こうには 幸せなカップルの影が見えました
どうぞ・・・おしあわせに~だ
帰りに気づきましたが
こんなものが 海の目と鼻の先にありました
あの大震災がなければ 見落とすはずのものです
元禄地震 後で調べてみようと思います
御宿駅のホームには
海女さんの像がありましたぞう
帰りは千葉行きに乗りましたが
途中の蘇我で降りて京葉線で東京駅まで戻り
そこから山手線で戻りました
乗り継ぎもよかったので
二時間半ちょっとでした
自宅に向かう道の上で 五時の鐘の音を聞いた時
江戸の空は きれいな夕焼けでした
御宿の海も 美しかったかも知れませんが
悔しいから忘れます
そんなぷらっと御宿の一日でしたが
何故に御宿だったのかは
次の機会に
長々とみてくださった方 ありがとうございます
今日は雨降りの江戸ですが
皆さんのところはどうですか? つる姫