☆つる姫の星の燈火☆

遡りますが

今年初めにはおめでたいこともありました。

娘の成人式です。

12月始めにセカンドオピニオンで入院と手術の日程を決めるときに

先生は年明けすぐにでも・・というニュアンスだったのですが

1月12日の娘の成人式が終わってからにしたい、という私の希望で

1月14日から入院して19日に手術、という運びになりました。

ヘアスタイルはボブにするというので美容院の心配はなく

着付けはご近所の着物屋さんにお願いしていました。

成人式の当日は朝早くから美容院、という友達も沢山いたようですが

娘は9時からの予約で、当日はゆっくり余裕でした。

着物は私が母に買ってもらった振袖でしたが

半襟や帯締めなどは、最近の流行の物を買ったり借りたりしました。

娘は赤い着物が着たかったようで、オレンジ系の着物を見た時にはちょっと・・って感じでしたが

袖を通して鏡に映してみたら、とても気に入ってくれたようで

心から喜んで着てくれました。

しかし成人式の3日前

着物屋さんに着物を持ち込もうとした時に緊急事態発生!

着付けをお願いしておいた着物屋のおばちゃんがなんと盲腸で入院!?

今更どこの美容院も予約なんて無理じゃ~~~っ!

どうなる事かと思いましたが、娘さんがピンチヒッターで着付けてくださり

無事に式に参加することが出来ました。

帯揚げが昔風のやり方でちょっと地味な感じもしますが

絞りの素晴らしい着物です。

母はかなり奮発したようで、私ならちょっと手が出なかったはず。

自分が着ている時はわからなかったけど、娘が着ているのをみて

本当に素敵な着物だなあと感心しました。

今はレンタルが主流ですが、孫にも着てもらえたらもっと嬉しいかも。

かなり明るい茶髪(金髪に近い)のボブですが、ちょっと奮発して買った赤い髪飾りが映えて

オレンジ色の着物にとてもマッチしていました。

私は子どもの髪色とか服装には一切口を出さないので

髪が緑でもピンクでも一向に気にしません。

ただ、人は外見で判断されることが多いのでそれだけは忘れないで、と言ってます。

それなりの人が近づいてくると思いますから。

 

着付けしてもらって自宅に帰る途中に

知らないおばちゃんが、おめでとうございますと声をかけてくださいました。

嬉しいものですね。

私も病気や手術の事は忘れて、娘の晴れ姿にジーンとこみ上げるものがありました。

この子はすごくママっこで、ちょっとでもママが見えないとパニックになるほど。

トイレも娘にみえるようドアをあけながら済ませるほどでした。

よくお熱も出して、耳鼻科も弱かったし

本当に手のかかる娘でしたが今はとってもクールです。

 

私はこの着物を、最初は短大の卒業の謝恩会で着ました。

成人式には出ていません。記憶はあいまいですが住民票を移した時期の関係で

東京の住所に案内が来なかったような気もします。

友達や従姉妹の結婚式で何度かこの着物を着る機会がありましたが

同じような髪型で着物を着た写真がどこかにあったように思います。

 

入院はこの2日後でした。

病気発覚から沢山の事を想いましたが、病院に行って手首に名前のバンドをつけられた頃には

全くと言ってよいほど緊張も不安もなく、手術当日を迎えました。

 

それはきっと違います。

不安や恐怖はもうピークを越えて麻痺していたのだと感じます。

脳の仕組みの不思議、神秘です。

一回心臓を止めての手術。万が一という事が絶対にないとは限りません。

手術に行ったまま死んでしまうんじゃないかという想いが全くなかったと言えば嘘です。

 

さて、話しはじめるとどんどん話してしまいそうですが今日はこの辺で。

ご訪問ありがとうございます。

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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