香山リカ「サンリオショップでのお買い物、楽しかったわ〜〜。今回の袋は、タキシードサムくんなのね、嬉しい。最近ファンシーレトロなキャラもいいよね、あら？」
香山リカ「ゴキジェット先生だ、、(たしか生徒に手を出して解雇になったって聞いたからもう先生じゃないけど、、)
香山リカ「あ、あの、おひさしぶりです、ゴキジェット先生、、香山リカです。覚えてますか？、、しかもそんなところで横になって、具合でも悪いんですか？」
ゴキジェット先生「、、轢かれ待ち、、」
香山リカ「えっ？？」
キコキコ
香山リカ「キ、キティちゃんだ、、相変わらず自転車に乗ってるわね」
キコキコ
ぐしゃ！
キコキコ
香山リカ「、、、、、」
香山リカ「ゴキジェット先生、轢かれ待ちって、キティちゃんに自転車で轢かれるのを待ってたって意味ですか！？」
ゴキジェット先生「そうだ。あの子に、恋をしてしまってな。こうしていつもあの子に自転車で轢かれるのを待つ日課だよ。何度かついてきたことがある。しかしなかなか自転車から降りる姿を見かけなくてね。なぜ自転車から降りないのか、あるいは降りられないのか、いつの間にかあの子のことが気になってきてね」
香山リカ「先生、、」
ゴキジェット先生「それに、先生ってもう呼ぶな。先生じゃないから。。」
香山リカ「生徒に手を出してクビになったって聞きました。ほんとなんですか？先生そんなことするはずないって思ってます。。」
ゴキジェット先生「一人の不良女子生徒がいてな、そいつが食堂でタバコ吸っていたから思わず注意するつもりが、いきなり俺ぁそいつの頰を平手でひっぱたいてしまったんだ。んでそいつの親は政治家もしてて金持ちでな。息子に体罰をしたとして俺ぁ学校から追い出されちまってこんなザマさ」
香山リカ「え！？手を出すってそっちだったんだ！いやらしい方の意味と捉えてたわ！」
ゴキジェット先生「なにを勘違いしてる！生徒にいやらしいこと俺ぁしないぞ！」
香山リカ「それに、先生、手をひっぱたいたって、そもそも先生の手はどこにあるんですか！？」
ゴキジェット先生「ノズルの先端！この長いの！ここが手だ！」
香山リカ「あ、、これ手だったんだあ！長い口と思ってました！」
ゴキジェット先生「やれやれ、お前と話すと語った内容がずれていくな、、」
香山リカ「す、すいません。でも高校生でタバコを吸ってたその不良が悪いのに。。先生もその生徒を思ってひっぱたいただけなのに。。」
ゴキジェット先生「今は注意のつもりも、心配のつもりも、平手を一発たたく、ただそれだけでいまのご時世は体罰扱いなのさ。おまけに親も政治家で金持ち。権力持ってるやつが勝つ世の中。 熱血教師は時代遅れなのさ」
香山リカ「先生、、あっ、夕日が綺麗」
ゴキジェット先生「綺麗だな。ここにくると落ち着く」
香山リカ「先生みたいな熱血教師、私大好きなのにな。。すぐにクビなんておかしいよ」
ゴキジェット先生「一人でもそう言ってくれるなんて俺ぁ幸せもんさ。今は仕事ないから探すアテもないしどうやって生活しようかねえ」
香山リカ「先生！」がしっ
ゴキジェット先生「か、香山！？」
香山リカ「先生にはぴったりのお仕事、あるじゃないですか！まさにゴキジェット！この時期になると、あいつがやってくるわ！、、Gよ！ゴキジェットたちにとって忙しい時期よ！」
ゴキジェット先生「しかし俺はゴキジェットでありながら、Gが怖いんだよ！強い殺傷能力があるのに、お前変わってるって言われたんだ。だから、ホームスーパーの商品棚から逃げて教師になったんだ。G倒しなんてこりごりだ！」
香山リカ「でも先生にしかできない仕事、使命だと思うんです！この時期はがっぽり儲かるわよ！ゴキジェットを必要としてる人は世の中たくさんいるんです！先生、考えてみてください。生きていく、ために。。」
ゴキジェット先生「香山。。。」
香山リカ「では、そろそろ暗くなるので私はこれで。先生頑張ってください！応援してます！」
バタン！
香山リカ「え、先生！？倒れちゃった！」
キコキコ
香山リカ「あら？」
ぐしゃ！
キコキコ
ゴキジェット先生「快感！！」
香山リカ(も、もはやこれは恋じゃなくて、自転車でキティちゃんに轢かれたい性癖なのでは？あんな状態で仕事、見つかるのかしら、、？)
おしまい。
