見出し画像

早起きは三文の徳

牛尾vs冴子、実の主役は?

 人気2時間サスペンス「終着駅・牛尾刑事」と「事件記者・冴子」。それぞれ、単品でじゅうぶん面白いが、たまにコラボがあるなとは思っていたが、調べてみると、10作くらいあるみたいだね。枠も2時間半。けさは2014放映「喪中欠礼」の再放送を録画で見た。見ごたえあったね。今さらだが、牛尾刑事は片岡鶴太郎、冴子は水野真紀だ。

 2時間半のドラマを語るのは、読む方も書く方も煩雑なので、荒筋を簡素化すると、病院長のかたせ梨乃がまず前面に出る。冴子が取材に訪れていたのだ。そして、3件の殺人事件が明らかになるのだが、これが複雑に絡み合っている。

 最初の殺人が発見されたのが新宿東署の牛尾の管轄で、地方から出て来た男性が撲殺された。調べを進めると、死の直前に冴子に電話していることが分かった。冴子は外出中で話は出来なかったが、牛尾が冴子に話を聞きに行くと、「何年か前から年賀状の交換をしているけど、文面からして単なる読者ではなく、どこかで会ったことがあるみたいなんだけど思い出せないという」。

 そこで、相棒の船越英一郎は「だれかがお前に成りすましたんだよ」とズバリ。彼は、様々な情報源を使ってさりげなく事件解決への情報を冴子や牛尾に伝えていく。

 豪華メンバーだよね。1、2分の出番だったろうが、山口果林も出ていた。真実は、3人のうちの2人はかたせの友人で不良な生活をしている黒田福美が殺しており、その動機にかたせに関わる深いものがあった。

 最後には、黒田に真実を話してもらうように願うかたせ。

 すべては、血縁と友情に関わるものだった。牛尾はいつもの険しい顔で真相に迫る。

 すべてを吐露するかたせ。番組始めに登場した時の鋭気はない。

 誰にどれだけの刑罰が科せられるのか、素人にはわからないが、ストーリーはおもしろかった。原作の故・森村誠一さんは多作として知られたが、一度話したときに「まだまだだよ。どこか似てしまう小説を書いてしまうこともあるんだ」と話していた。彼の作品はずいぶん読んでいるが、今回のものは新鮮だったと思う。

 このTVシリーズも、「牛尾」も「冴子」も終わっちゃったよね。残念。最後に、懐かしい写真を。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る