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早起きは三文の徳

吉宗、尾張宗春と運命の一騎打ち

「暴れん坊将軍」の第九部最終回。このシリーズ全体を通じての大テーマに、徳川御三家筆頭ながら、八代将軍争いで紀州の吉宗に敗れた尾張大納言宗春との因縁がある。今回は重厚な作りだった。

 宗春(西岡徳馬)は確かに吉宗を選んでいた。

 しかし、それ以上に幕府転覆を狙うのは家臣たちの方だった。跡継ぎのない宗春は15年前に芸者に産ませた娘を江戸で探そうとする。そして、家臣たちは母親と死に別れて今は蕎麦屋に育てられている娘・美和(高松志穂)を見つける。

 実は、美和は吉宗の市中での存在である徳田新之助や火消し「め組」とは、ずっと親しくしており、新之助に手習いも受

けている。

 ふとしたことで美和が宗春の御落胤としった吉宗は、なんとか二人に父娘の名乗りをさせようと手を打つが、宗春の先走った家臣は美和を斬り、それを吉宗のせいにして、宗春の怨念に火をつけようとして実行してしまう。美和は遅れて現場に現れた吉宗に抱かれ、感謝の言葉を絞り出した後、絶命してしまう。

 怒った吉宗は、斬殺した宗春の家臣を成敗するが、たとえ、悪臣だったとしても家臣を成敗された宗春は、吉宗との果し合いを申し込む。刀を交える二人。

互角に見えたが、最後に制したのは吉宗だった。しかし、宗春は胸に入れていた美和の形見が吉宗の刃から守る形になり、負けたものの、けがはなかった。

 宗春は、翌日にひっそりと尾張に帰り、2年後に隠居を命じられたという。


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