卓球のオリンピック代表3枠目が張本美和（15）に決まったね。ちょっと前のニュースだが。
シングルスは選考基準のポイント数で早田ひな、平野美宇に決まっていたが、団体戦の3人目について、注目されていた。勢いのある張本か、世界ランク2位になったこともあり、東京オリンピック・ミックスダブルス金メダリストと実績のある伊藤美誠か、ということだった。選考ポイントでは伊藤が3番目だったが、平野を逆転する最後の全日本選手権でベスト8にも進出できず、涙をのんだ。
張本の選出には異議は出にくいだろう。最近の好成績や
先の全日本でも決勝で早田に敗れたものの準優勝と、調子の芳しくない伊藤に比べて元気がある。選考側は「張本はダブルスで強みがある」とコメントしている。兄の智和とともに兄妹でオリンピックに臨むことになる。
心配なのが、伊藤だ。全日本選手権後の会見では「団体戦に選ばれても出ないかもしれない」と涙していた。
あとは、「リザーブ」と言われる、わかりやすく言うと補欠に選ばれることもありうる。かつては早田も平野も経験している。球拾いとかするらしい。しかし、ニュースによると、ミックスダブルス金メダルでペアを組んだ水谷隼さんは、「彼女はリザーブに向いていない。１か月、自分の練習ができない。代表選手と打つにしても、対戦が予想される強敵に似せたプレーをしたり、ラケットを変えたりしなければならない」と話していた。
過去、オリンピック出場の経験のある選手がリザーブになったことはないという。
