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早起きは三文の徳

伊藤つかさ、渾身の医師見習い

 入院9日目。きょうは見てよかったね。「暴れん坊将軍」(ほぼ毎期見てるけど)。幕府直営の小石川療養所の見習い医師・お葉(伊藤つかさ)が主役だった。いつもは火消し「め組」の小頭・半次郎(佐藤B作)の妹としての端役だが、きょうは「金八先生」レベルの熱演だった。

 お葉は、白衣を着て療養所を出たというだけで、医者と勘違いされ、さらわれる。一味の命令は、短筒で撃たれた房総のある小藩の脱藩浪人・一之進(五代高之)を助けてくれということ。「私はまだ医者の卵で、そんなことできません」とほかの医師のところに行くよう勧めるが、一之進の「オレにはやらなければならないことがある」との懇願に意を決する。一之進は横領の罪をかぶせられ殺された兄のあだうちのために上京していたのだ。懸命に弾丸摘出を試みるお葉。

 手術は成功し、弾丸2つを摘出、命を取り留めた。「め組」で引き取り、養生しているうち、2人の間に恋が芽生える。

 悪家老は一之進をおびき出して亡き者にしようと、お葉を誘拐する。呼び出しに果敢に飛び出す一之進。それを知って追う吉宗。悪家老の屋敷で、一之進はお葉を守るようにまた銃弾の的となり息絶え絶えに。お葉も斬られそうになったところにようやく吉宗が追いついた。後はお決まりの成敗なのだが、家老を斬るとき、「一之進、本懐を」と立つのも精いっぱいの一之進に仇討ちさせる。一之進は吉宗に礼を繰り返し、その腕の中で果てた。

 お葉は「め組」に出入りする徳田新之助が吉宗であることを知らない。今回も成敗で名乗る前に、現場から助け出される形でいなくなる。後日、ほのかな恋が悲しい形で終わったことに沈むお葉を励ます新之助の姿があった。

 伊藤つかさは、放映時何歳か調べてないが、「金ぱっつぁん」に出ていた時と変わらずかわいいね。今回は役柄、笑顔はほとんどなかったけど・・・


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