けさの「暴れん坊将軍」、どこまで史実なのか分からないが、24年前に起こった「忠臣蔵」がテーマになっていた。吉良邸に討ち入りした赤穂浪士47士のうち、ただひとり、身分が足軽と低いという理由で切腹を免れた寺坂吉右衛門(左右田一平)が、名前を変えてひっそりと暮らしていたが、事件に巻き込まれる。
また、江戸城松の廊下で刃傷沙汰があった。実はこれは大目付が老中の失脚などを狙って若い家臣をだまして起こしたものだった。居酒屋で吉宗らが「この事件にはウラがある」などと話しているのを近くで聞いていた、酔っ払いの吉右衛門が「赤穂みたいなことは二度とあっちゃいけねえ」と叫ぶ。「ハッ」とする吉宗。
吉右衛門は、実は切腹した仲間の赤子を引き取り、美和(加藤由美)として育てていた。そして、赤穂浪士の墓参をしたときに吉宗に話しかけられる、
吉宗の御庭番(密偵)の調査によりすべてを知った吉宗は、美和の前で、真実を語るように諭す。
吉宗に真実を話した後、24年前にも仲間にひどい扱いをした今の大目付に復讐しようとするが、いくら槍の達人と言っても歳を取った一人ではうまくいくはずもなく、吉宗に助けられる。吉宗は悪の親玉である大目付を成敗。
今回の刃傷沙汰については、加害者も被害者も騙された事情を汲んで軽めの罰を下した後、美和にはお家再興を許し、吉右衛門にはそこに勤めるよう配慮し、親子を守った。
ある意味、赤穂浪士の裏人情噺だったね。