シュンスケのほら穴

人生第二部
俳優 三田俊介
カゼノフクママ

鹿踊り(ししおどり)

2012-01-26 16:26:57 | 良い出会い
とある新聞の「文化」のページに釘付けになった。
自分の中で何かがつながりドキドキ、わくわくした。

被災地の話だった。

すべて流された被災地。
壊されてしまった被災地。

壊滅状態のあの町の中、大切な二つを見つけ出した人がいた。

一つは、
自分で貝殻を加工して作って奥さんにプレゼントした指輪。

もう一つは、
「鹿踊り」の太鼓と衣装。

指輪が見つかったというのもびっくり、
何かに閃き、伝統芸能のモノを拾ってくるのもびっくり。

読み終わって不思議と思った。
地方の伝統が日本の文化に発展する。現代が壊れた時、拠り所となるのは「何か」が詰まっている「伝統」なのではないのだろうか。

一体この伝統の中に何人、何千人、何億人、そしてどれほどの意味や時間が込められているのだろうか。

力をもらったのだろうと思う。

全国で継承者がなかなかいないと言われ続けている民俗芸能。

それが被災地でどんどん復興しているという、そういうお話。

道端のあの石を拾うのか、見過ごすのか、磨くのか。
昔、ダンさんに言われた言葉。


さて
駄馬がサラリーマンになるか、
駄馬が役者になるか。

すべては11月。


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