今日は、じいちゃんの一周忌です。とこちゃんは、いつもと違うことにたくさん巻き込まれました
法事は14時から自宅で行いましたが・・・朝からいろいろあって、大変でした。
まずは・・・
昨日のうちに、掃除や用意をほとんど終わらせていたので、今日は午後から実家に行くつもりでした。
でも、ばあちゃんが霊供膳の用意をするのに困っていることがあるんじゃないかと、
朝、主人を仕事に送った帰りに実家に向かいました。実家に着いたのは、多分、7時45分ぐらいだったと思います。
車を車庫に入れようとしたときに、前方から走ってくるとこちゃんの姿が見えました。
「あ~・・・。朝から、とこちゃん、脱走してる・・・。これは、ばあちゃんが慌ててるなぁ。来てよかった」
と、思いながらエンジンを止めて車から降りると、案の定、
「とこ~ おいで~。入っておいで!! ばあちゃんが忙しいのに、逃げてっていかんがん。」と
ばあちゃんが玄関から出てくるところでした。
私が「とこちゃん!!」と呼んだ瞬間、後ろからすごい勢いで走ってくるものの気配が!!
何だ???と思い振り返ると、大きな犬が走り寄ってきたのです。
え~!!!! え~!!!! なぜ、ここに犬が?
びっくりしながらも、とびついてきた犬の右前足をつかみました。
オス犬でした。きっと、発情期を迎えたんだと思います。
小雨に濡れながら犬の足をつかんで、次に考えたことは、
「やばい、とこが外にいる。咬まれたら大変!!」ということでした。
随分前のことだけど、庭につないであったうちの犬(あゆ♀)の鎖がほどけて、
うちの猫(みいあん♂)と対峙していたときがあって、
慌てて猫の方を抱き上げたら、犬もしっぽを振ってとびついてきたので、
パニックになった猫が爪を立てて私の腕にしがみつき、肩の上までのぼってきたということがありました。
そのときに、左腕の内側につけられた爪痕は、30年近く経ったいまでも残っています。
そして、こういう場合は犬の方をつかまえないといけないことを学びました
だから、ワンちゃんの手を離すことができません。が、首輪をしていないので、他につかめるところもなく・・・
握っている手を甘噛みしてきたので、首もとの皮をつかんでみたけど、
中型犬より少し大きめのそのワンちゃんをとどめておくことができませんでした。
とこは、車の下からその様子を見ていたと思います。
一瞬、手から離れていったワンちゃんでしたが、手をたたいて呼ぶと、
しっぽを振りながら走ってきて、嬉しそうに何回も跳びついてきました。
そのおかげで、わたしのジーパンは、泥だらけ・・・。
玄関で、おろおろしているばあちゃんの方にも走っていったので、
「ばあちゃん、あぶない!! 」って叫んだけど、後ろから跳びかかられて倒れそうになったので、
また、首もとをつかまえてみたけど・・・。
どうしよう・・・。これじゃあ、何にもできない。
とりあえず、手を使えるようにしたいけど、手を離したらとこの方に行ってしまうかもしれないし、
パーキンソン病を患っていて、思うように歩けないばあちゃんを転ばせてしまうかもしれない。
う~ん・・・。こまった。せめて、首輪があれば・・・。
うちには、以前、犬が4匹いました。だけど、だいぶ前のことで、もう、首輪なんて残っていません。
リードは、ぼろぼろなのが1本だけありました。
そういえば 物置にショルダーベルトっぽい紐が、あったような
ばあちゃんにその紐とリードをとってもらい、首が絞まらないように、体にハーネスのように
巻き付けてみました。金具が体に当たらないようにも気をつけて。
ふぅ~。やれやれ、これで片手が使えるようになりました。
でも、写真のような向きだとうまく繋げておけるのですが、緩むと外れてしまうので、
車庫の柱に繋げておくことはできません。
やっぱり、交番に連れて行くしかないか。
今は、ありませんが、昔は、ときどき迷い犬もやってきて、
首輪とリードをつけて交番に連れて行き、飼い主さんが見つかるまで預かることもありました。
1回目はパグで、正月をまたいで2週間程で飼い主さんが見つかりました。
2回目はハスキーで、2日程でした。ハスキーは、マンションで飼われていた犬で、
玄関からあがりこんできて、リビングのマットの上に寝転び、テレビを見るという、ちょっとかわったコでした。
逆に、老犬になったうちの子が、警察にお世話になったこともありました。
晩年、同じ向きにくるくるくるくる、くるくるくるくる歩き回るようになった犬が、
夜中か早朝にリードが外れてしまって、朝には、いなくなっていたのです。
家の敷地内から出られないように、裏口には門も作ったのですが、何故か開いていて・・・。
探し回っても見つからず、警察に電話してみたら、迷い犬を保護しているということで、
特徴があっていたので、迎えにいったらうちのコでした。
目も見えづらくなっていて、耳も聞こえなくなっていたので、
「あゆさん~。よかった~。」って抱きしめても、きょとんとしていて寂しかったことをおぼえています。
家の横の長い坂道を下りていったところの側溝の中にはまっているところを、
早朝に散歩で通りかかった方が保護してくださったようです。
お礼がしたかったのですが、どなたなのか分かりませんでした。
交番に連れて行く・・・連れて行ける?歩いて10分はかからないけど、
こんなゆるゆるのリードじゃあ無理だなぁ。
車に乗せる? 服も犬も泥だらけ・・・。ちょっと嫌だなぁ。どうしよう。
というわけで、8時ちょっとまえぐらいに110番しました
事情を話すと、「すぐに警官を向かわせて保護します。」といってくださいました。
外で、おまわりさんを待ちながら、写真を撮りました。
ときどき、すごい力で引っ張っていこうとするから、引きずられそうになりながら、
「おまわりさん、早く来て~。」とつぶやきつつ・・・。
10分経過・・・まだ、パトカーは来ません。
15分経過・・・「早く~、早く来てくださ~い。」心の中で、叫ぶ・・・。
ワンコの方も、つまらなくなったのか、散歩につれていけっとせがむ。
ショルダーベルトの太いところや、リードをくわえてぐいぐいひっぱるひっぱる
「おすわり」・・・しない。「お手」・・・なにそれ?って感じ。
家の前を行ったり来たりしていると、坂の下から傘をさしたおじさんが・・・。?
飼い主さんでした よかった~。
実は、警察に預けた後、飼い主さんが見つからなかったらどうしようかということが心配でした。
もし見つからなければ、うちで預かるって伝えようと思っていました。
飼い主さんによると、家の中で飼っている犬で、ちょっと戸を開けた隙に出て行ってしまった
そうで、家族総出で1時間以上も探し回っていたということでした。わりと近所の方でした。
こんなに大きくて力があるのに、まだ1歳だそうで、びっくりです。
再度、110番して「飼い主さんが見つかりました。」と告げるとすぐに、
二人のおまわりさんが到着。・・・申し訳ないことをしました。
飼い主さんの家族もあとから3人みえて、無事にお返しすることができました。
跳びつかれてレインコートが足跡だらけになっても、両腕を甘噛みされても許してくれる
犬好きのおまわりさんでよかったです。
さて、とこちゃん!! どこにいるの~?
私が、外で大変な目にあっている間に、とこは、ちゃっかり家の中に戻っていました
まぁ、よかったけどね
そして、もうひとつ。
いつものように、とこちゃんもじいちゃんの法事に参加するのかと思っていたけど、
午後2時過ぎから、一周忌の法要が始まり、知らない人の読経の声が聞こえてきたので、
とこちゃんは台所の奥の椅子の上に隠れて半日を過ごすことになってしまいました。
法事が終わったので、とこを呼んだけど、返事もないし、とことこ走ってもこないので
家中を探し回りましたがなかなか見つからず、とっても心配しました。
上手に隠れるんだねぇ。
じいちゃんは晴れ男で、今日も法事が始まるころには雨を止ませてくれました。
とこも、今日は、びっくりしたことがいっぱいだったと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます