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邪道

2012-02-24 08:52:47 | ライブ・レポート


かつて、プロレスラー大仁田厚は、自らを“邪道”と称していました。
革ジャン、Tシャツにジーンズ、リング・シューズは履いていたものの、とてもプロレスをやろう…といういでたちでは無く、まるでストリート・ファイトの様な感じでした。
また、自らの団体FMWを立ち上げてからは、自分の試合になると、リングロープを有刺鉄線に換え、電流を流し、ロープに触れると爆発するという、ハチャメチャなファイト・スタイルを見せてくれました。
冷静に考えると、消防法などの関係もあるので、演出程度のものではあるとは思うのだけど…。

この大仁多さんのFMW、一般のプロレスファンや関係者からは見向きもされなかったものの、これまでプロレスを見ていなかった様な、若い新しいファンの獲得には成功し、全盛期には大きい会場でも試合を開催していたような気がします。
そして、当時集客数が減り始めていた業界の最大手『新日本プロレス』も、FMVと絡むことで、集客数をあげていきました。

端的なのは、横浜アリーナでの『長州力VS大仁田厚』の試合。
この試合は、当時引退状態にあった長州を大仁田がしつこく追いまわし、こいつを倒せたら試合してやるといって、蝶野やグレート・ムタとも試合をするも勝てず、それでもしつこく追いまわして実現した試合でした。
新日本プロレスの開催試合で、もちろん、興業であるから新日本プロレスの選手の試合も数試合行われたが、観客の全てを長州と大仁多で集めたと言ってもいい。
会場内でも、新日派とFMW派が一触即発になっていたそうです。

試合は、先の有刺鉄線電流爆破デスマッチのスタイルで行われました。
長州には当時、『邪道にそまるのか?』なんていう言われ方をマスコミされていましたが、
「スタイルなんか関係ないんですよ」
と舌足らずのしゃべり方でテレビのインタビューに答えていたのを思い出します。

試合は、長州の圧勝。大仁田は血だらけになりました。
試合後のインタビューでは、
「あいつは大したものですよ。この横浜アリーナを一人で埋めたんですから。」
と褒め称えていました。
確かに、大仁多が相手でなければ、長州も復活しなかっただろうし、横浜アリーナも埋まらなかったでしょうね。

邪道…素晴らしい言葉です。ちなみに大仁田厚さんは“王道”と呼ばれた全日本プロレスの出身でした。
王道プロレスをしっかり身につけた大仁田さんが、全日本を飛び出して独立する時のスタイルが邪道だった訳です。
なかなかやりますね。

王道プロレスを身に着けた者の邪道プロレス…何が王道かを知っているから、邪道が成立したのでしょうね。
見習いたい部分が大いにありますね。





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ふと思ったのですが、去年の1月2月の記憶ってありますか?
手帳とか見たら、思い出せるのでしょうけど、そうでなかったら、あまり思い出せません。
皆様はどうですか?
先日、ブラタモリをみていたら、“この番組は2011年3月10日に収録されたものです。”というテロップが流れました。
感慨深いものを感じました。まだ、日本中に、あの忌まわしい震災の記憶が無かった最後の日…なんですよね。
芝の大門~東京タワーをブラブラする回でしたが、今と何にも変わらない東京の風景でしたし、そのテロップを見なければ何も感じなかったかもしれませんが…。



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