録音は、順調そのものだった。
7曲のリズム録りは、5時30分には終了していた。
驚異的なペースである。
でも、何も、「こなす」レコーディングでは無い。
1曲1曲、プレイバック(録音したものを聴き返すこと)を聴きながら、ディスカッションを重ねていった。かなり丁寧に進行したのだと思う。
しかし、全員の集中力は半端では無かった。
1時40分、録音スタートから、5時半までで、休憩は15分くらいのものを一度取っただけである。
それからは、1曲で僕と辻田さんのシェイカー、別の曲では僕のピアニカをオーバーダビング(録音した音源の上に多重録音で重ねること)した。どの曲で聴けるかは、CDを聴いてのお楽しみ。
午後6時、木村パンダさんと辻田さんのクランク・アップ。映画ではないが、“クランク・アップ”という言葉がピッタリ来る。
そして、30分くらいの休憩を取り、主役の麻美さんの歌の録音がスタートした。
ここまでも凄いレコーディングだったが、ここからはもっと凄い。
ほとんど1テイク(1回目)でOK!
麻美さんの言葉を借りると
「自分では、これで良いか分からないので川島さんに判断して欲しい」
との事。しかし、これで良いも何も、1回目の歌から最高なのである。
録音しなおす理由が見つからない。
2,3曲録り直したものの、7曲の歌入れは8時半くらいには終了していた。
2時間で、7曲のOKテイクを出すなんて、この人は何と凄いのだろう。
そして、9時からは、この日の佳境とも言える、ボーカル+ピアノでのデュオの曲の一発録り(いわゆるライブ録音)が始まった…。
この続きは次回に…。
(川島茂)
7曲のリズム録りは、5時30分には終了していた。
驚異的なペースである。
でも、何も、「こなす」レコーディングでは無い。
1曲1曲、プレイバック(録音したものを聴き返すこと)を聴きながら、ディスカッションを重ねていった。かなり丁寧に進行したのだと思う。
しかし、全員の集中力は半端では無かった。
1時40分、録音スタートから、5時半までで、休憩は15分くらいのものを一度取っただけである。
それからは、1曲で僕と辻田さんのシェイカー、別の曲では僕のピアニカをオーバーダビング(録音した音源の上に多重録音で重ねること)した。どの曲で聴けるかは、CDを聴いてのお楽しみ。
午後6時、木村パンダさんと辻田さんのクランク・アップ。映画ではないが、“クランク・アップ”という言葉がピッタリ来る。
そして、30分くらいの休憩を取り、主役の麻美さんの歌の録音がスタートした。
ここまでも凄いレコーディングだったが、ここからはもっと凄い。
ほとんど1テイク(1回目)でOK!
麻美さんの言葉を借りると
「自分では、これで良いか分からないので川島さんに判断して欲しい」
との事。しかし、これで良いも何も、1回目の歌から最高なのである。
録音しなおす理由が見つからない。
2,3曲録り直したものの、7曲の歌入れは8時半くらいには終了していた。
2時間で、7曲のOKテイクを出すなんて、この人は何と凄いのだろう。
そして、9時からは、この日の佳境とも言える、ボーカル+ピアノでのデュオの曲の一発録り(いわゆるライブ録音)が始まった…。
この続きは次回に…。
(川島茂)