ものさしと会田誠展♪

先日、私とりぃこさんとで組んでいるピアノ連弾ユニット「流」で、パーティー演奏に行って来ました。




１月と言う事で、ヨハン・シュトラウス作曲「青き美しきドナウ」など、華やかな曲を選びました。
会場のお客様も、賑やかで、でも演奏になると、すっごく真面目に聴いて下さって、私達演奏家にとっても気持ちの良い演奏会でした。

このような演奏機会を頂けて感謝でいっぱいです。


実は、本番前に、ちょっとしたドラマがありました。


まず、最寄り駅に着くまでは良かったんだけど、

駅に着いたら、


ナビの使い方分からなくて。。

会場に着けない(涙

りぃこさんに電話して、でもまだ電車の中みたいで、しかも降りる駅が会場挟んで私と正反対。

どうしよう。
交番も見つからないし。
会場の電話番号あるけど、電話は緊張するから、掛けたくないなぁ。。

色々焦ってたんだけど。


近くを歩いていたおじさんにスマホ見せて、ナビの使い方教えて貰いました。


おじさんのお陰で、無事に会場に着いたのですが、ここで問題が発生。


譜面台が短い。
これでは譜面が落ちてしまう。

と言うことで、りぃこさんと定規を買いに行く旅に出る事にしました。

長い定規を楽譜の下に敷けば、譜面台が長くなる!!

そう閃いて、ドレスの上にコートを羽織って外に出ました。
でも本番まで、もう時間がない！！

コンビニとか、ドンキホーテとか近くにあるかなぁ。

希望薄く話すりぃこさんの声が胸に木霊しました。
食べ物屋さんしか並んでいない辺り一面を眺めて歩き出して。

角があったので、何も考えずに右に曲がったら、




「文房具」




なんと、なんと、
この飲み屋と食べ物屋さんでずっしりの通りに、何故か「文房具」とありました。
探し始めてたったの１０秒。


これ、ドラマや映画でいうと「台本乙」
女の人が男性から逃げて、たまたまそこをタクシーが通って、手を上げてタクシーで走り去るシーン
あるよね、こういうのｗ

そんな偶然が現実に（笑）

私達は高いヒールを履いた靴で文房具目指して走って


中から優しそうなお爺さんが出てこられたので、

「定規って、ありますか？？」

『定規と言うのは、昔で言う　ものさし　でしょう！！』

「はい！！ものさしです！！」

お爺さんがゆっくり案内してくれて、そしてまさに理想通りの「ものさし」がそこにありました！！

りぃこさんと一緒に声を上げて喜んでキャーキャー言っていたら。


『ものさしで、こんなに喜んでくれるとは・・（涙）』

と、お爺さんの表情から熱くこみ上げるものを感じました。




ものさし一本で助けて貰いました（笑）


演奏後は会場も暖かくて、その和やかな雰囲気の中に居させて貰いました。


これ、プレゼントね↓


ぐびぐび



日付が変わって、

今日は夕方からさなゑちゃんと待ち合わせして美術館に行きました。



六本木ヒルズでやっている会田誠展

入り口前に大きな提燈がぶら下がっていて、良く見ると


ほら、




「心」の文字が沢山入っているの。

他にも「火」があった。

私は「心」っていう字が大好きだから、もうこの入り口前でワクワクしてしまいました


係りの人にチケット見せて「さぁ！！入るよっ！！」

って所で、さなゑちゃんが

「ストップ！！！！！！！」


心が、

心が、

心を静めてから入ろう！



という事で、出入りの激しい、結構中途半端なポジションで２人で突っ立って、耳にイヤホンあてて、菅野 よう子の曲を聴きました。


さて、心の準備をして、会田誠展にいよいよ入りました。


正直、

素晴らしかったです！！！！！

本当に感動すると、もう「素晴らしい」の一言しか言えないのですね。

とにかく、多くの方々に行って貰いたい！！

本当は会田誠展は１時間半見て、その後ご飯食べに行く予定だったのに、

いつの間にか４時間も経っていました。




戦争の事、性の事、日常の生活、死、自殺、

さまざまな感情を受けました。


その中で心地よい気持ちになったのは「日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ」（笑）
これは会田誠さん本人がビン・ラディンに変装して演じているのですが、
ビン・ラディンが日本に来て、お酒飲んで、「温泉最高！」と語っている。

このビデオを見ると、なんか、日本って良い国だなって思う。
戦争が無くて、人々が心地よく暮らせる国って、本当の意味で世界一なんじゃないかなって思う。


さなゑちゃん、前売りチケット買っててくれて、そして連れて来てくれて、ありがとう



あっ、私のツイッター、時々ジャックされてるからね