昨年暮れのクリスマス寒波で、佐渡島も大荒れになり暴風雪注意報が出ました。
2012年最後の朱鷺との出会いを予定していたのですが、フェリーが運航するか解らず、
暮れも迫った29日と30日に予定を変更しました。
29日午前0時に家を出て、圏央道の狭山・日高I.Cから一路新潟を目指して300km
をノンストップでクルージングを楽しみました。関越トンネルを出てからも道には雪がなく、
空には月が出て星が瞬いてしました。
新潟港6時発のフェリーに乗り、波に揺られながら寝るのはいつもながら気持ちの良いものです、
氷雨が降る両津港に定刻の8時半に着きました。観光客のいないこの季節の佐渡島が好きです。
金北山も真っ白で、両津市内の積雪は30センチほどありました。
今回は5年前、朱鷺の取材の切っ掛けを作ってくれた、NPO法人「トキの島」中島明夫氏
と共にの取材でした。
佐渡島の天気は、大きく分けて大佐渡・国中平野・小佐渡に分かれます。
朱鷺の暮らしているのは、国中平野と小佐渡の2ヶ所です。
平成23年(2012年)は、1月から数えて16度目の来島になりました。通算31日
佐渡島にいた事になりました。一ヶ月間朱鷺といられたと思うと感無量の思いです。
中越地震の半年後初めて佐渡島に来てから6年の歳月が過ぎ、来島は80回を過ぎました。
2日間、小佐渡にいる朱鷺の取材をして来ました。初日に、第一次放鳥の3羽を探したのですが、
いつもいる田んぼには何処を探しても見つかりませんでした。
いつも2日間の取材で、2日の内の1日は空振りに終わる事が多いのです。
初日は、早くも婚姻色に変わっているペアが田んぼで捕食をしていました。
今年初めてペアになった2羽です。
1日目、張弓神社の階段の下で手を合わせただけで、社殿まで行かなかった事を後悔して
いたので、2日目に朝に社殿まで上がって、お賽銭をあげさせていただいてから、
今年一年、健康で無事に日々を送れれことの感謝し、来年に向けてのお願いをしました。
神社を後にして車を走らせていると、遥か先に第一次放鳥の3羽の朱鷺が舞降りるのを見ました。
神様のご加護だと思って、3羽の朱鷺に逢いに行きました。