サマーセールに行く前に、大まかな約束事はしました。
①狙うは牡馬。
②予算は300万円まで。
③良い馬がいれば競るが、無理してまで買わない。
リスリンさんは、昨年のオータムセールでミスターリスリンを競り落とした経験がおありですが、こうさんと私は初めての経験です。
もちろん、セリに参加する購買人登録はリスリンさん。こうさんと私はお供です。
8月に入り、函館に愛馬の応援に行ったこうさんから「検討してくださいね」とサマーセールの上場馬パンフレットが届きました。
4代血統表が載っていますが、写真もなく、これだけではパソコンや携帯の使用説明書と同様チンプンカンプンな代物です。
「まあ、現場に行って馬を見てからだよなあ」と放っておいたら、こうさんから牡馬だけを抜き出してエクセルで一覧表にした労作が送られてきました。
『前夜に作戦会議を開きますので、予めお二人の注目馬に印を付けてご持参くださいね』
こうさんは40頭ほどに印をつけています。
ありゃ、忙しいのに頑張ってるな、こうさん・・・。
ということで、出発前夜に遅くまで掛かって私も50頭ほどに○を付けて、4人分コピーを取って持参いたしました。
(後でこうさんから『ペピートさん。アグネスタキオンとかフォーティーナイナーとかに◎付けてますが、普通に考えて買えっこないでしょ』と叱られてしまいました)
《ここからは、こうさんのセリ体験記と重なりますので、私は裏話を中心にいたします。》
前夜の作戦会議で呑み過ぎて、寝不足&二日酔いという最低のコンディションで迎えたセリ初日。
8時半からの展示に合わせて8時過ぎには会場に乗り込みました。
北海道とは言え、雲間から真夏の日差しが照りつけます。
日陰になったテラスの丸テーブルに場所取りをした4人組は、ここで最後の打ち合わせです。
こ:既に時間を過ぎたのに馬が出てきませんねえ。かなりアバウトなんですね。(熱血アメリカ系)
ペ:まあ田舎だからねえ。暑いし、のんびりやりましょう。(ぐうたらラテン系)
リ:馬選びはペピさんとこうさんの相馬眼に掛かっとりますからな。頑張ってや。(関西商人系)
待つこと暫し。
やがて最初の1組目45頭の展示が始まりました。
こうさんと私は気合よく飛び出しましたが、リスリンさんはテラス席を動きません。
リ:誰か座ってないと。場所取られるとイカンからね。(はあ・・・)
強い日差しの中、汗だくでクラクラしながらも全頭を見て回りました。
事前に○をつけていた馬よりも、実馬を見て気に入った馬が3頭ほど見つかりました。
ヘトヘトでテラス席に戻ると、こうさんも私と同じ馬が気に入ったようです。
(まあ、社台で4頭ご一緒しているように、こうさんと私の馬見は似ています)
ここでリスリン長老からご注意がありました。
リ:あのな。お二人とも仰山○つけてますが、セリというものは同時進行じゃないからね。
ペこ:はぁ。
リ:例えば、いの1番が気に入ったとしても、それ以上に良さそうな馬が50番と100番にいたとする。
ペこ:・・・。
リ:1番のセリに参加して、もし300万!と値を入れて、誰も競ってこなかったら、もうその馬買うしかないんやで。
こ:・・・。なるほど。50番と100番は諦めることに・・・。
リ:そうや。だから数頭に厳選して、その上で優先順位をつけにゃアカンのや。
ペ:仮に1番と50番を見送って、100番で勝負して落とせなかったら・・・。
リ:その時は、また明日や。
こ:なるほど。(よしっ!)
ペ:なるほど。(カンベンしてくれ・・・)
なるほどねえ。しかし、こんな大切な話はもっと早く打ち合わせておくべきでしょうが。
前夜の作戦会議って名目の飲み会は何だったのさ?
(to be continued. stay tuned.)
①狙うは牡馬。
②予算は300万円まで。
③良い馬がいれば競るが、無理してまで買わない。
リスリンさんは、昨年のオータムセールでミスターリスリンを競り落とした経験がおありですが、こうさんと私は初めての経験です。
もちろん、セリに参加する購買人登録はリスリンさん。こうさんと私はお供です。
8月に入り、函館に愛馬の応援に行ったこうさんから「検討してくださいね」とサマーセールの上場馬パンフレットが届きました。
4代血統表が載っていますが、写真もなく、これだけではパソコンや携帯の使用説明書と同様チンプンカンプンな代物です。
「まあ、現場に行って馬を見てからだよなあ」と放っておいたら、こうさんから牡馬だけを抜き出してエクセルで一覧表にした労作が送られてきました。
『前夜に作戦会議を開きますので、予めお二人の注目馬に印を付けてご持参くださいね』
こうさんは40頭ほどに印をつけています。
ありゃ、忙しいのに頑張ってるな、こうさん・・・。
ということで、出発前夜に遅くまで掛かって私も50頭ほどに○を付けて、4人分コピーを取って持参いたしました。
(後でこうさんから『ペピートさん。アグネスタキオンとかフォーティーナイナーとかに◎付けてますが、普通に考えて買えっこないでしょ』と叱られてしまいました)
《ここからは、こうさんのセリ体験記と重なりますので、私は裏話を中心にいたします。》
前夜の作戦会議で呑み過ぎて、寝不足&二日酔いという最低のコンディションで迎えたセリ初日。
8時半からの展示に合わせて8時過ぎには会場に乗り込みました。
北海道とは言え、雲間から真夏の日差しが照りつけます。
日陰になったテラスの丸テーブルに場所取りをした4人組は、ここで最後の打ち合わせです。
こ:既に時間を過ぎたのに馬が出てきませんねえ。かなりアバウトなんですね。(熱血アメリカ系)
ペ:まあ田舎だからねえ。暑いし、のんびりやりましょう。(ぐうたらラテン系)
リ:馬選びはペピさんとこうさんの相馬眼に掛かっとりますからな。頑張ってや。(関西商人系)
待つこと暫し。
やがて最初の1組目45頭の展示が始まりました。
こうさんと私は気合よく飛び出しましたが、リスリンさんはテラス席を動きません。
リ:誰か座ってないと。場所取られるとイカンからね。(はあ・・・)
強い日差しの中、汗だくでクラクラしながらも全頭を見て回りました。
事前に○をつけていた馬よりも、実馬を見て気に入った馬が3頭ほど見つかりました。
ヘトヘトでテラス席に戻ると、こうさんも私と同じ馬が気に入ったようです。
(まあ、社台で4頭ご一緒しているように、こうさんと私の馬見は似ています)
ここでリスリン長老からご注意がありました。
リ:あのな。お二人とも仰山○つけてますが、セリというものは同時進行じゃないからね。
ペこ:はぁ。
リ:例えば、いの1番が気に入ったとしても、それ以上に良さそうな馬が50番と100番にいたとする。
ペこ:・・・。
リ:1番のセリに参加して、もし300万!と値を入れて、誰も競ってこなかったら、もうその馬買うしかないんやで。
こ:・・・。なるほど。50番と100番は諦めることに・・・。
リ:そうや。だから数頭に厳選して、その上で優先順位をつけにゃアカンのや。
ペ:仮に1番と50番を見送って、100番で勝負して落とせなかったら・・・。
リ:その時は、また明日や。
こ:なるほど。(よしっ!)
ペ:なるほど。(カンベンしてくれ・・・)
なるほどねえ。しかし、こんな大切な話はもっと早く打ち合わせておくべきでしょうが。
前夜の作戦会議って名目の飲み会は何だったのさ?
(to be continued. stay tuned.)
いやぁ~流石は、リスリンさん。
経験者の言うことは、説得力がありますねぇ~
普段、とかで見ているセリでは1頭、1頭のセリの賭け引きをみており、順番なんて考えた事もなかったですね
私も、ペピートさんのようになるほど。(カンベンしてくれ・・・)タイプです
ここが、クラブ募集と違う面白さなのかもしれませんネ
セリでの〝心得〟、とても奥深いものなのですねぇ。
僕なんて、クラブ馬のをペラペラと流し見で、
『おっしゃ、この仔で決まりじゃ』(アバウトなA型の広島県人)ですもの・・・(笑)。
熱くなるセリ会場で、愛馬の落札に冷静な判断が必要とは・・・、
サラブレッドの世界は大変です。
こればかりは『経験者は語る』ですねえ。
豊富な予算をお持ちのチョンマゲおじさんならいざ知らず、1頭厳選(しかも安い馬)の我々にはいろんな制約があるのでした。
とても勉強になりました。
◆プチ馬主さん、こんばんわ。
アバウトじゃ駄目なんですよねえ。
リスリン師匠のご指摘にはガッテン納得でした。
このほかに、誰も競らないと見越せば黙って主取りさせるとか。いろいろあるようです。
私も昔のことを思い出しました。
日記に書いてみようかな
セレクトはどんどん値段がつりあがる、時間の掛かること
狙っていた153番は時間切れで調教師と女房に制限額だけ告げて飛行場へ
空港に着くと直ぐに電話が“制限額はオーバーしましたが落札しました”
拙文ですが、初のセリ体験でしたのでいろいろと見聞したことを長々と書き込んでおります。
楽しんで頂ければ幸甚です。
153番とは、今年クラブで募集されたあの馬の全兄くんで、あの有名なお馬の全弟くんですね。
活躍を楽しみにしております。
この度の経験でセリに興味を持ちましたので、来年はセレクト見物に行こうかなと楽しみが増えました。(BBQも食べ放題だそうですし)