やっぱり働くペンギン

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NHK総合 「日本の、これから」を視聴して

2005年06月24日 | 少子化について(制度)

下記の日経新聞のブログ投稿の、コメント宜しくお願いします
(気合いれていっぱい書いたけど、コメントがないので。。。)

で、今日は、さきほどまでNHK総合テレビの「日本の、これから」をみていました。
(↑色文字をクリックしてください。リンク先:NHK「日本の、これから」)

一般人もディスカッションにくわわる、NHKお得意の方式でしたが、
内容は問題定義にしても、男性の育児休暇などだし、ディスカッションの意見にしても、私のブログとそれに対する皆様のコメントとさほどかわらないと思いました(自惚れです。てへっ)。
ただ、興味があった点について、以下に書いてみます。

①国会議員野田聖子さんのコメント(野田聖子さんは出身が同じなので何度かお会いしたことがありますが、とても素敵な方です)

今までは「少子化」や「結婚する、しない」「女性の働き方」について論じると、愚痴になっていた。そうではなくて、これからは国や自治体が、どうしてゆきたいのか、どこが問題なのか、どんな制度を具体的に導入するかを考えていかなくてはならない。国会ではまだこんなことさえ、論じられていない。

②日本の中にもスウェーデンのように、福祉や少子化対策をおこなっている、長野県の下條村という地域があり、子育て支援を行った結果、3,4人産んでいる世帯もある。
これに対してのアンケートで「あなたは子育て支援のための負担増をうけいれますか?」という質問には、子供のいない人でも7割が「受け入れる」と答えていた。

③最後の視聴者からのFAXで、「不妊治療に対する補助も国に考えて欲しい」という意見がいくつかあった。

①については、私は個人的には以下の具体策を希望します。ぜひ国会で論じて欲しい。

  • 子供の看護休暇の拡充(現在の3歳になるまで年5日の特別休暇という制度ではなく、年齢制限なしで、子供の数×5日という仕組みにして欲しい)
  • 育児時間短縮制度などのワークシェアリング
  • 男性のプチ育休(本当にプチで結構だから)の義務化
  • 女性の育児休暇時の代替要員の自治体からの派遣助成制度(これはディスカッションでも中小企業の社長さんがお願いしていた)

②については、負担増を受け入れる人の割合が多いことにびっくりでしたが、独身女性や男性も本音でそう思うのかどうか。。。私は疑問です。
実はこれには、また機会があったら述べますが、日経新聞の土曜日版プラス1の「おんなvsをんな」で、育児時間短縮の人のかわりに残業する独身女性の苦悩がつづられていました。すごく気になります。

パネラーのワタミ社長の渡邊さんが「国や自治体は財政難で。。」と繰り返しおっしゃっていましたが、これもすごく問題なところだと思います。私の住んでいる自治体も4月から保育園の保育料金が値上がりしましたし、その割にはあいかわらず保育園が思ったようには増えず、待機児童ばかりが増えています。

③についてはまたこれも機会があったら、このブログで取り上げる予定です。

明日もNHKでは「日本の、これから」の中で、「独身税」をテーマにドラマを放送する予定だそうです。
負担増はお金だけではなく、残業のしわよせなど、実際にはもっと根本的な問題も含まれているのではないかと、私は個人的に思うのですが。。。とりあえず明日のドラマもみてみましょう。