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雨雲ぺんぎん通信★

ぺんぎん通信☆別館です。主に『青の祓魔師』と『鋼の錬金術師』やいろいろ漫画・アニメなどの話題中心のblogです。

鋼の錬金術師27巻 感想など【ネタバレあり】

2010-11-24 | 鋼の錬金術師

ガンガンでも読んだけど、
改めてコミックスで読むのも、また感慨深いものがあった。
アルの「勝てよ、兄さん」から
兄さんの「立てよド三流オレ達とおまえとの格の違いってやつを見せてやる!!!」までのシーン。
エドを信じるアルに涙・・・そしてアル魂と引き換えに自分の腕が戻ってきて激昂するエド。
まるで動画かと思うぐらいにエドの感情もビシビシ伝わってきて、読んでても震えた。
そして「格の違い」のセリフだもん!!

グリードの最期やオリ姉の「どうだ私の部下は~」のとこも胸にグッときました。

以前のブログにも描いたけど、
アルとの代価がエドの真理の扉だったこと。

正直、エドにとって錬金術は切っても切れないというか、使えるのが当たり前すぎて・・・錬金術使えないのか~というちょっと寂しい気持ち半分。
でも、それほどエドに必要不可欠なモノを代価にしたという決断、すごいなと思った。
そして、それは良かったと思う。

『鋼の錬金術師』最終回と共に国家錬金術師の“鋼の錬金術師”という重い肩書きもおろせる訳だ。
エドとアルが今後の新たな旅と目的に向かって、素敵な世界を切り開いてほしいものだ。

最後の「痛みを伴わない~鋼の心を手に入れるだろう」は本当に心に響いた。
ここで、1話の冒頭へとつながる・・・さすがです。

荒川先生がインタビューで、錬金術師って“技術”よりも“精神”に重心をおいて述べられたものが多かったとのことだった。

錬金術は使えないが、エドワードは「鋼の心を持った“錬金術師”である」わけだ。
こんなビシッとまとめた荒川先生は、本当にすごいです。

また、ホーエンハイムの最期・・・もう、思い出しただけでも目頭熱くなります・・・。
もう少し生きて息子達といろいろ話しして欲しいな・・・という思いはあるけど、
でも、幸せな表情でトリシャの元へ行けたのは、本当に良かったなぁーと思いました。

で、エドの告白シーン♪
何度よんでもかわいいねー。
ってか、言ってもらいたいよ私も!


外伝もほのぼのした感じで良かった。
でもアルの傷ついた鎧を見たら、うるっときちゃった。

そしてカバー裏&四コマ!今回も大爆笑しましたー。

で、大爆笑の後に・・・大号泣!!!
トリシャとホーエンハイムのお話。
ホーさんが嬉しそうに息子たちの話をするの、私まで嬉しくなっちゃった。
最後の二人が手をつなぎながらの、あのセリフ・・・深いね。
「あとはこの世界が子供達を強く育ててくれるさ」――
いろいろ考えさせられる・・・逆にそういう世界でなくてはいけないという事なんだよね。

何回も読み直しては涙止まらない・・・
いやでも、良かった。
やっと笑顔でホーさんトリシャと一緒にいられるんだから・・・
ほんと二人、いい夫婦だよね。

本当に何度読んでも素敵な作品だよね。
命の尊さ、そして生きるという事
兄弟の絆
人と人との繋がりや仲間たちの応援や協力
どんな困難があっても、あきらめないで立ち向かう心―

『鋼の錬金術師』という作品に出会えてよかったと心から思う。


また、カバーの荒川先生のコメント。
思わず頷きながら読んでしまった。
素晴らしいなと。
挨拶は基本だし、「ありがとう」と言えることは素敵なことだ。
それに「支えあいながら生きている」ということ。

大人も考えさせられる訳ですが、私も結婚したら自分の子供に読ませてあげたいと強く思った。
最高の少年漫画だと思います!

ありがとう―鋼の錬金術師!


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