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片手にピストル 心に花束

愛と毒の素敵なハーモニー

宝塚版「エリザベート」レポ

2009-07-26 20:56:05 | 日記

 7/22(水)東京宝塚劇場 月組公演「エリザベート~愛と死の輪舞~」を観劇してきました。

 ビデオやテレビでは見てたけど、生は初めて~。 ってことで、かなりドキドキわくわくして行きました。

 この日は皆既日食で大騒ぎの日でしたが、地下鉄に乗ったり食事をしていたりで、まったく見られず・・・。ま、メインイベントはヅカですから!

 劇場に入ってまず、ショップに。グッズはもちろん、宝塚やミュージカル専門雑誌、関連DVD、CDの品揃えがすごい。

 かっこいい男役さんのブロマイドも充実。

 このショップの出入りにチケットを提示するんですけど、グッズだけ購入しにまぎれる人がいるってことなんでしょうか?

 

 そして、座席へ。

 2階席なんだけど、4階までエスカレーターで上がります。更にB席の15列目だったために、劇場の一番上まで階段で上がり、息もあがる・・・と。

 人気公演なので、チケットが取れただけでもラッキーなんですけどね。

 そうそう、席に着く前に、プログラムを購入したのでした。

 なんとこれが1000円!

 安っっ。

 誰かさんのイメージブックとは大違いです(笑)。

 ちなみに、表紙がこれ。

 超綺麗でかっこいいでしょう?

 

 話を元に戻しまして、舞台にはハプスブルク家の紋章、双頭の鷲の幕が降ろされていました。

 オケピの前に花道みたいなところがあります。(たぶん、宝塚らしい名称があるんだと思いますが・・・。)

 そして、開演少し前には、「まもなく開演いたします。」という男役の方のアナウンスが流れました。これってやっぱり瀬奈さんなのかな?

 ウィーンで上演していたものを宝塚用にアレンジしたということなので、後から上演した東宝版とは違いがあるんだろうなぁと思っていたけど、結構違いました。

 演出家は小池さんで同じなのに、こうも違うかと。

 やっぱり宝塚は夢を見せるところなんでしょうね。

 清く正しく美しくのイメージを損ねないような内容になってました。

 

 東宝版では、ゾフィーが初夜の跡を確認しようとするシーンがあるけど、それはなかったし、マダムヴォルフのコレクションのシーンなんか、娼婦を宮廷に宅配するんだけど、その娼婦たちがバレエを踊ってたり、マデレーネが人魚だったりするんです。

 とても、娼婦には見えませんでしたねぇ。どっちかというと、綺麗なシーンでしたし。

 東宝のは、もっと猥雑な雰囲気で、脚をパカパカ、腰をクネクネさせてましたからねぇ。

 で、エリザベートが運動部屋で倒れて、トートが医者に化けて訪れるシーンも、宝塚だと「体操のしすぎ」という診断で、皇帝がマデレーネと寝室にいる写真をエリザベートに見せるという内容なんだけど、東宝は「男女の交わりによる病気をうつされた」つまり、皇帝が浮気をしているという内容定だったり。

 ま、浮気をしたというのは共通しているけど、倒れた理由が違うんです。

 要するに、そういった部分はかなりオブラートで包んで、綺麗にまとめてしまってるという印象です。

 あと、2幕の最初にルキーニが歌う「キッチュ」の歌詞もかなり違いました。

 宝塚版は「エリザベートが自分の美貌と比較するために、世界中の美女の写真を集めている」といった内容でした。

 東宝のは「夫や子供たちと仲の良い、理想的な家族に見えるけど、それはうわべだけ。実はまがいものだ。」っていう内容でした。

 

 東宝のエリザベートを見慣れているせいもあると思いますが、東宝のほうが細かいシーンが追加されていて、ストーリーがわかりやすいというのと、トートがエリザベートをジリジリと死に追い詰めようとするのがより明確になってるな~という印象です。

 ハンガリーに外交中に娘が死んだシーンとか、宝塚にはなかったし。

 

 そうそう、ルドルフのシーン!

 少年ルドルフも大人が演じている(まぁ、そうなるでしょうけど)ので、ちょっと違和感があったなぁ。

 でも、大人になったルドルフのマイヤーリンクのシーンはなかなか。

 「闇が広がる」でのトートとのデュエットで、花道をふたりで歩きながら歌うという演出が、東宝ではできないことだなぁと。

 

 そして、終演後のフィナーレでは、ラインダンスとか、歌と踊りのショーとか、そういうのがあるっていうのがまた宝塚らしいんでしょうね。

 「愛と死の輪舞」もラテン調にアレンジされたり、「私が踊るとき」もタンゴ調になって、トートと女性が踊るっていう。

 えーっ、トートが踊っちゃうの~?な驚きがありました(笑)。

 でも、トップが歌って踊らないと成立しないのかな~と思ったり。

 

 やっぱり階段降りは、かっこよかったですね~。

 だって、紫の羽ですから!

 今回のトートの衣装のイメージが深い紫だったので、それに合わせたんだと思いますが、これがかっこよかった。

 思わず身を乗り出しました(笑)。

 フィナーレが終わると、カーテンコールもなく、あっさりと終了なんですね。

 すぐに終演のアナウンスが流れて、客席から退場しました。

 

 外に出ると、すでに出待ちの列ができていてびっくり。

 応援しているスターのイメージカラーのようなものがあるようで、おそろいの色の服を着た方たちがズラっと。

 うーん、時間があれば記念に出待ちしてもよかったな~(笑)。炎天下でもなかったし。ま、これもまた次回のお楽しみということで。

 

 初めての生宝塚でしたが、やっぱり男役の方はかっこいい!惚れそうだ!と思いました。

 立ち居振る舞いがとってもスマートで素敵だし、女性の夢をかなえてくれるんだなぁと。

 

 さて、今度ねらっているのは「ベルサイユのばら」。

 一度もチケットが取れたことがないわ~。これは人気演目だから、友の会に入っておかないとだめなのかも・・・。

 ま、がんばってみます。 


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