落椿

落椿(おちつばき)という季語あります

椿の花は　花の旬の　一瞬を　飾ると　音をたてて　落ちる

奏でる　命の音色



椿に似た山茶花(さざんか)が　花びらを　バラバラにして散っていく姿とは　対照的に

花の形そのまま　ぽたと　音をたてて　枝から　離れます



その落ちっぷりが　不吉だと嫌う人もいますが

わたしは　椿に魅せられた　片岡鶴太郎さんと　おなじで

その姿に　生きとし生けるものの　

清々しさ　潔さを　感じます

自分の　人生を　精一杯　生きてる様に　感じて

ひとり生きる姿　生命の尊さ　一瞬一瞬　一日一日




真っ赤に燃える　太陽のような　その姿

こころの太陽も　その様で　あれるように

生きることに　赤い気持ちを　持ちたい

そして　「今日の出会いは　一度きり　一期一会」

この言葉のように　落椿のように



あたえられた　人生を　愛でる

そして　ひとりひとりの人生が　出逢うことで　生まれる

そして　一日のなかで　出会う　情景

今日一日の　「縁(えにし)」を　大切に

時を過ごしたいと　想った　今日一日がありました



素敵な時間を　ありがとう

縁を紡いでゆくことの　大切さ

そして

今日　感じた　出逢いと　出会いの　大切さを　幸せを　忘れずに　生きたい



花無心招蝶　　の言葉のように

寒い冬の朝　咲いていた　寒椿の　姿に　感動した　あの日の風景を

落椿の　姿に　感動して　シャッターを　押した　あの時の風景を

なぜか　ふと想い出した　不思議な　今日一日でした