美容健康ダイエット(心と身体を美しくそして豊かに)

父の糖尿病をきっかけに美容健康ダイエットを運営。心身の健康は人生を楽しむ事から。生きてる今に感謝!!

023_ザ・リクエスト 太陽光発電のその後…

2011-04-18 | ザ・リクエスト
太陽光発電のその後…
皆様の色々な太陽光発電の質問と回答を拝見させて頂きまして、大変勉強になりました。
総合して約13~17年で元金が取れるという計算ですが、そこで一つ質問が生みました。

その後どうなるでしょう?^^;

元が取れてあとは単純に収入になる、っと思うんですが、
ふっと考えたら太陽電池の寿命は20年と聞いたので、
仮に17年でしたらあと3年で使えなくなる、ということですか?
そん時は、全部作り直さなければならないでしょうか?

もう一つは環境保護関係なんですが、太陽光発電システムを、
ゼロ(まぁ原料)から作って、20年使って捨てる…
それ本当に環境に良いのでしょうか?

⇒現在の太陽光発電システムは
はっきり言えば 未完製品 です。
敢えて言うなら 試作機・実験機。

1970年代のサンシャイン計画に始まったわけですから
ソーラーパネルの商用製品化としてはほぼ完成品。
その他のパワコンなども機器としては完成品。
と言えます。

しかしながら、設置する場所、施行技術については実績を積んでいくことで
データが蓄積され完成されます。(これはシステム運用にも言える事)

元来本当にいいものなら補助金なしでも売れます。
もちろんモノの技術的な完成度は高いのですが、
本来この程度のシステムは導入して3-5年で元が取れなきゃいけません。

正直、導入される方たちは壮大な実験に協力されている方たちなのです。
(その意識はないでしょうが)

元が取れて数年は使える?
⇒機器はメンテナンスをすれば使えますが
結論から言えば現在の機器でメンテナンス費と効率、そして普及による電力需要の変化
を考えればその前に買い替えとなるでしょう。
そうでないとトホホな結果もありえます。

全部作り直さなければならないでしょうか?
⇒その必要はないでしょうが効率などを考慮すると現在の素子ならば取り替えた方が経済的になっているでしょう。

もう一つは環境保護関係なんですが、…それ本当に環境に良いのでしょうか?
⇒ただ捨てるなら 環境に良い訳ない。
ですが、その意味ではご安心を!かなりの部品が現在の技術でも再生できるようです。
更に技術的に向上すれば再生品を作る際のエネルギーやコストも下がってくると思われます。

太陽光発電の発展に関わる環境を踏まえた5-10年後について

壮大な実験に参加していただいた方たちのお陰で
5年、10年後はシステムとしても完成に近づき
機器単体の効率は確実に上昇し、価格は補助金なしでも買える程度まで下がるでしょう。
※そうでなければ、瓦礫の山(屋根)が増えます。

ところで、太陽光発電が各家庭に行き届いたらどうなるでしょう?
電力会社のことをお考えになったことがありますか?
電力会社はその性格から儲けすぎてはいけない民間会社。
太陽電池に限らず、分散型発電設備の普及で設備投資をして大きな発電所を作らなくて済むかもしれません。
(統廃合されて逆に大きな発電所とピーク用が残るでしょう)
その反面全体的な収益は増えません。
その上(低質な)余剰電力を買わなければならない。さらに変電所配電所などの配電設備の維持運営は必要。

ということでジレンマに悩むようになる前まで(指針目安は出来てます)は
太陽光発電を含む分散型発電システムは普及しますが売電価格が維持されるなどとは思わないことです。

この辺のことに約20年ほど前に気づいて論文にしましたが現実になってくると
要らぬ圧力が加わらないことを希望するのみです。(一応全国紙の新聞の技術論文で賞を頂きました)

人間の目の前の欲に捉われるならば、太陽光発電の未来はないでしょう。

ちょっと横道にそれましたが、
ここ数年で太陽光発電が見直されてきたことを思い返すとその背景に何があったか覚えてません?
太陽光発電とエコ家電、エコカー減税、ほぼ同じ時期ですよね。

環境保護の観点からリサイクルは可能でしょうが
家電の買い替え、自動車の買い替えを無理やりやるのがエコだったのか?
メーカーさんも今回のやり方だけは二度としないで欲しいものです。

横槍なく、太陽光発電が発展するとすれば
5-10年内に現在の太陽光発電の弱点(高温になると発電効率が低下する、光がなければ発電しない)
を改善する ハイブリッド太陽光熱発電システムが出ると思います。
※現在の太陽熱発電とは違うものを組み合わせたものです。

太陽光発電の一つに宇宙空間で発電し、地球上でそのエネルギー波を地上で受け取るものがあるのをご存知ですか?
また太陽熱発電で集光パネルを洋上に浮かべるなんてのも覚えてます?
これらも技術的には可能ですが サンシャイン計画立ち上げ時 の太陽光発電(ソーラーセルによる)のような扱い
ですからいつ日の目を見るかは別なのです。

技術的に良くても環境面で優れていても皆が得をする(環境法後の面で)としても

特定の 誰かさん が 儲からなければ

日の目を見ないようになってるんですねぇ。

そういった意味では太陽光発電は随分我慢したんですよ。
ちなみに上記の2つの技術は予算取りの為の打ち上げ花火です。

2位じゃダメなんですかなんていってるのが
技術開発分野に口出して金出さんようだと
不安ですね。
もちろん、技術屋さんもお金を出させるように良いものだとアピールする必要はありますが。

※太陽光発電やコ・ジェネなんかは今後発展していくでしょう。
これらは以前 特定の誰かさんが儲かる 原子力発電 に群がる団体によって
排斥されてきましたが、
今回の震災で気が付いたと思います。
クリーンで安い電力と言うウソに。

事故がなかったとしても 廃炉にかかる費用と保管および半減期などを考えると
決して安いものではないことに気づくと思います。
公開されるかどうか微妙ですが廃炉にかかる時間と費用に注目していきたいと思います。

大人は子や孫のために財産を残そうとします。
それはそれでよいでしょうがせめて負の遺産は残さないようにすべきではないでしょうか?

そういった意味でも制御できない大きな火力(原子力)よりも 
制御できる 太陽光やコ・ジェネ等は我々が使い育てていくべきだと思います。

ちなみに太陽光発電は安くなったと言っても数百万の負担がかかるからちょっと・・・
と思われてる方が多いようですが
最近私も知ったのですが太陽光発電も住宅の一部としてみなされるため
住宅ローンを見直して拠出金額¥0で導入できます。
上述のように施工が影響しますので 業者込みで数社の相見積もりをオススメします。
導入をお考えの方は
02_家廻り全般・リフォームindex
を御覧下さい。

関連記事 自家発電 もよかったら見てください。
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い