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今日、
「カサブランカ」(Casablanca)
(1942年・アメリカ)
監督:マイケル・カーティス(Michael Curtiz)
キャスト:ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)、イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)など
を見ました。
「カサブランカ」は、映画の名前とハンフリー・ボガートと有名なセリフの「君の瞳に乾杯」の情報だけ知っていました。
私が見たDVDでは、「君の瞳に乾杯」のセリフは出てこず、「この瞬間(とき)を永遠に」でした。英語では、「Here's looking at you,kid. 」オシャレなセリフですね。
この作品は、1943年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚色賞を受賞したんですね。1943年といえば、第2次世界大戦真っ只中、そんな中でも映画を作ってアカデミー賞が開催されていたという事に驚きます。
イングリッド・バーグマンがめちゃめちゃ綺麗でした!!あと、アメリカに亡命するためにルノー署長と取引する女性の方も綺麗でした!!!
今の日本、外国の女優さんも綺麗ですが、ヴィヴィアン・リーやイングリッド・バーグマンなどはまた違う美しさが感じられます。
最後、ラズローをリックがルノー署長と組んで逮捕する場面では、リックは、ラズローをはめて、イルザを奪うような事はしない、何か意図があって、もしかして自分を犠牲にして2人を逃すのか?と思っていましたが、本当に自分が愛する女性と結ばれる事より、2人の事を考えてアメリカへ亡命させるシーンは、心打たれました。
ルノー署長も一度はリックの店を営業禁止にさせたりするけど、リックがドイツの少佐を撃った時にかばったりと感動する場面が多かったです。
セリフも今の映画では使われないかっこいいセリフが多くて、心がときめきました。
印象に残ったセリフは、イヴォンヌがリックに「昨日はどこに?」と言い寄る場面で、リックが「昔の事は忘れた」、それを受けてイヴォンヌは「今日の夜は?」と聞くと「先の事はわからない」と言う。
かわされるイヴォンヌは気の毒だけど、リックの返しはオシャレだなと思いました。
音楽も素敵で、「~木を叩こう~」という歌が好きです。「~木を叩こう~」だけじゃわかりづらいですね。すみません。
今まで、色々な第2次世界大戦に関わる映画を見てきました。日本の戦争映画だったり、ナチスの収容所の映画、またナチスを止めようと奮闘する映画など見ましたが、この映画が今まで見た中で1番古いと思います。しかも、真っ只中の作品です。
この映画を見るとドイツが次々とヨーロッパの国々に侵攻した事がどれだけ人を苦しめたかが伝わってきます。
その様子は、ドイツ軍の人々がドイツ国歌?をリックのお店で合唱している時、ラズローがフランスの国歌をといって、お店にいたドイツ軍以外の人々がみんなでフランス国歌を歌うところにも表れていると思います。
ところで、思ったのですが、フランス国歌はビートルズの「All you need is love」のイントロとそっくりですね。年代的に、ビートルズの方が、取り入れたと思いますが、ビートルズは何の意図があったのでしょうかね?ビートルズは、イギリスだし・・・
そして、アメリカという国が当時のヨーロッパの人々にとってどれだけ希望だったのかも伝わってきました。
批評家さんの間でもこの映画は評価が高いそうですが、本当に良い映画だと思いました。
参照:ウィキペディア
カサブランカ(映画):すみません。何故かリンクできませんでした。