加茂川の 名古瀬谷は
上流で四本の谷に分かれる。
東から
シロジ谷
ハト谷
おだま谷
極印木谷
そのシロジ谷遡行を五月に楽しめたので、
二匹目のドジョウを狙う。
手頃そうなおだま谷を盆休みに遡行する。
おだま谷右俣は加茂川の源流碑あたり、
左俣はよさこい峠に突き上げる。
車をデポしやすい左俣を遡行することに決めた。
名古瀬の林道途中から
シラザ峠へ向かう旧道をたどり入渓点へむかう。
朽ちかけた吊り橋
名古瀬谷は晴天続きの少雨で、
水量はかなり少ない。
いつもは水量たっぷりの釜が貧弱に思える。
多くて鬱陶しいのはアブ。
最初の大きな二俣。
おだま谷側は一対の丸い大岩が迎えてくれる。
15mの斜瀑で釜に流れ込む右岸ルンゼから攀じって
3ピッチ高捲き、2回懸垂下降で落ち口に立つ。
落ち口にはキレンゲショウマ。
おだま谷入口の二俣。
極印木谷が右、
おだま谷は左に入る。
ナメ河原を過ぎたら、
おだま谷の華20m二重輪滝。
落ち口から噴き出る水が放物線を二回描いて、
深く丸い釜に落ちて行く。
落ち口から覗く
巨岩帯の水涸れ点を抜けてしばらく急登が続く。
やがてよさこい峠の黄色いゲート前に計算通り抜け出した!
期待にたがわず、
程よいサイズの爽やかな谷だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます