桜のコサージュ.。.:*・゜２０２１.。.:*・゜

桜が満開を迎える前から、桜の樹々の幹から直接ふんわりと登場するコサージュのようにも見える桜　
毎年、桜のコサージュを見つけると、もう満開の日も近いのかしらとわくわくします。
華やかで愛らしく、健気にも見えるコサージュと出会えることは、毎年の楽しみでもあるのです。

コサージュたちは、苔むしているような樹齢の高そうな樹々に咲くように見えます。
つやつやとした木肌を持つ若い樹々には見かけないような気がするのです。
可憐なコサージュで身体を飾るのは高齢の樹々の特権かしら？？？などと思ったりしています。










きれいだけれど不思議にも見える現象．．．長年の間、桜の季節がくると興味深く眺めていましたが
つい最近、私が勝手に「桜のコサージュ」と呼んでいるものは「胴吹き桜」というものなのだと知りました。
樹齢を重ねて、成長のためのエネルギーが不足してくると、幹の途中から芽が出てくることがあるのだそうです。
「幹の途中」を「胴」と呼ぶのですね。
エネルギーは葉の光合成で作られるので、エネルギー不足を感じたら急いで葉を増やして足りないエネルギーを
補おうとするので、幹から直接芽吹いて咲くのだそうです。
桜は花が咲けば、その後にはエネルギー源の葉が繁りますからね。
「急いで」というのもポイントでした。
満開を迎える前に見かけることが多いと感じたのにも、ちゃんと理由があったのですね。
染井吉野さんに備わる知恵の１つ、ということなのでした。
樹の足元から芽吹いてすぐに咲く「ひこばえ」も、同じ理由からだそうですよ。
長年の謎が解けて、大いに納得の私です。　

今日は、春分の日。
太陽が真東から上がり真西へ沈み、昼の明るい時間と夜の暗い時間がほぼ同じくらいになる日です。
今日からは少しずつ日が伸びて行きますね。


グーグルロゴも、今日は春分の日スペシャルですよ。　




新型コロナウイルス禍の収束の日を、１日も早く迎えることができますように．．．


　桜について


　明日にかけて、お天気は下り坂だそうです。