セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Games Japan Festa 2010 - プレイしたタイトルの感想・後編&まとめ

2010年11月15日 21時06分11秒 | 【旧】Games Japan Festa
前編の続きです。

Kinect(キネクト)」専用タイトルの紹介・評価と、今回のイベントのまとめを記載します。
※「Kinect」専用じゃないタイトルの紹介・評価は、前編をどうぞ。




Xbox360『Kinect アドベンチャー!
発売元:マイクロソフト 発売日:2010/11/20(Kinect本体に同梱)
試遊台数:1台
待ち時間:10分
プレイ時間:約3分

単体では発売されません。「Kinect」を購入すると必ず同梱されているタイトルです。
5種類のゲームが収録されていますが、今回は友人と2人で協力しての「急流下り」を体験しました。
少し前までは「トロッコ」に乗ったゲームを体験しているのを見たので、それについても説明しましょう。

「急流下り」は、ボートに2人が乗って急流を下りながら、途中にあるメダルを獲得していくゲームです。今回は2人協力でプレイしましたが、1人でもプレイできる…と思います。
2人の立ち位置を左右に移動すると、ボートがその方向に曲がります。2人でタイミングよくジャンプすれば、ボートもジャンプします。基本はこれだけで、あらゆるところにあるメダルは、触れると獲得できます。どんなぶつかり方をしても転覆することはありませんでした。
ゴールしたら、獲得したメダルに応じて成績が出ます。ついでで、途中で撮られた写真なんかも公開されます。写真が撮られるタイミングは、プレイ中にも左上に写真アイコンが出てくるので、どこで撮られたかは分かります。また、撮影回数が人によって違ったみたいなので、何らかの条件で回数が増減するようです。

「トロッコ」は、プレイはしていませんが見た限りで分かったことを。
1人が、柵のないトロッコに乗って先に進んでいきます。こちらも、道中にあるメダルを取っていきますが、プレイヤー自身はほんのちょっとしか移動することができないので、手足を広げてメダルを取ります。障害物もあって、しゃがんだり横によけたりします。
また、トロッコは自動で進んでいきますが、ジャンプをするとジャンプ中の間だけ加速します。途中、チェックポイントとしてトロッコが一段階上へ運ばれるところがあるので、そこではジャンプで早送りすれば有利です。

ちなみに。項目の選択方法ですが、両手の動きと連動した手のアイコンが画面上に表示されるので、選択したい項目にアイコンを合わせて数秒間待つと、選択したことになります。


◆partygameの感想
何というか、普通に楽しかったです(笑)
わりと道なき道を通っていくこともできましたし、高いところから大ジャンプしたり急流を下っている様だったりが、気持ちが良かったです。
トロッコも普通に面白そうでしたが、「ジャンプ中に加速」というのがちょっと謎な感じでした。着地して加速とかならまだ分かるんですが。


全体的に分かりやすくて面白い、Kinectの簡単なお手本のようなタイトルだと思います。
単体では発売されないものですが、これくらいの内容のものが5種類入っていて、ある程度ステージ数とかボリュームがあるのであれば3,990円ないし4,800円くらいの価値はありそうな気がします。




Xbox360『Kinect スポーツ
発売元:マイクロソフト 発売日:2010/11/20
試遊台数:1台
待ち時間:60分
プレイ時間:約7分

「ボウリング」「サッカー」「陸上競技」「ビーチバレー」「ボクシング」「卓球」の6種類が収録されていますが、今回私達は「卓球」を体験しました。
他の競技も、やっているところを見た限りお伝えします。
※「陸上競技」は見れなかったので、説明は省略します。まあ…たぶんその場でダッシュだと思います(笑)

選択方法は、『Kinect アドベンチャー!』と同じです。

◆ボウリング
見たところでは、普通のボウリングと同じように投球する動作をするだけで、投げられるようです。内容自体は、普通のボウリングでした。

◆サッカー
これがちょっと変則的な形になっています。
PKではなくちゃんとしたサッカーなんですが、基本、移動はできません。できるのは、攻撃時の「パス」「シュート」と、防御時の「ブロック」だけです。
攻撃時は、パス・シュートできる方向に矢印が表示されます。ガードについている相手選手にブロックされないよう、ボールを蹴るように足を動かして他の選手にパスしていきましょう。ゴール近くでは同じ方法でシュートを行います。
防御時は、相手がパスをする直前に、パスをする方向に矢印が表示されます。それに素早く反応して動けば、ブロック成功でボールを奪えます。
キーバーの近くまで来てしまった場合は、キーパーを操作します。相手がシュートすると、ボールが来るポイントにアイコンが表示されるので、それを参考に手足や体で敵のシュートを防ぎましょう。

◆ビーチバレー
基本的には、ボールが飛んでくるポイントにアイコンが表示されるので、それに合わせて、トス・レシーブ・スパイク・ブロックを行うという感じです。
体験版は、7ポイント先取でした。

◆ボクシング
体験時は、90秒の3ラウンド制でした。
実際と同じように、両手を動かして攻撃やガードを行います。攻撃して相手のHPを減らしていきましょう。HPは、放っておくと自動で回復していきます。
攻撃し続けて相手のHPを0にすると、ノックダウンとなります。ノックダウンしてしまったプレイヤーは、カウントが10に達する前に、空中に浮いている星をパンチしましょう。成功すると、ダウンから復帰します。

◆卓球
これが、今回私が体験したスポーツです。
といっても、やはりやることは一緒。実際に卓球をやっているように、利き手を振るだけです。移動すればゲーム内でも移動しますし、打つ位置はちゃんとあわせないといけません。回転も、ちゃんとかけられます。
ほとんどのプレイヤーが「手のひらを広げてプレイ」されていたので、私は実際にラケットを握っているように「握りこぶしでプレイ」しましたが、どちらでも問題なく反応しました。
また、2人対戦の場合は画面が左右に分割されて、プレイヤーもそれぞれ左右に分かれてプレイします。


◆partygameの感想
Kinect対応タイトルは3つ遊びましたが、残念ながら一番ガッカリ度が大きかったです。

卓球はまだわりと良いと思いました。精度は良く、なんとなく振っても返せます。『スポーツチャンピオン』のように自由に動けて、かつ『Wii Sports Resort』のような開口の広さもある感じです。

他の競技についてですが、ボウリング・ボクシングも良さそうな感じでした。
ビーチバレーも悪くはなさそうですが、あまり反応が良くなさそうに見えました
で、一番問題なのはサッカー。しいていえば、一種のボードゲームという感じというか…なんか、雰囲気はサッカーですが、似て非なるゲームを遊んでいるみたいに見えました。見てて、全然面白そうに見えなかったんですよね…。
あと、これは全体的に言えることですが…基本的に全身の動きを検知してキャラクターの動きに反映させているため、キャラの動きがぎこちないです。まあ、デフォルメキャラなののまだ割り切れるほうだとは思いますが。


ボリューム次第ですが、体験版をやった限りではこの内容で5,880円(税込)は…正直「ないわー」とは思いました。
やる価値がありそうなのはせいぜいボクシングと陸上競技くらいで、他の競技は別の作品でも出ていたり完成度が低かったりしているので、何というか…価格相応の価値が感じられない不安を感じました。




Xbox360『Kinect アニマルズ
発売元:マイクロソフト 発売日:2010/12/09
試遊台数:1台
待ち時間:40分
プレイ時間:約10分

子供のライオンと戯れるコミュニケーションゲームです。
1人用のゲームなので、友人と私は別々に体験。私は、道具を使って子供ライオンと遊ぶミニゲームを。友人は、なんかレースゲームの後に、ライオンに仕草を教えるミニゲームを体験していました。

まず基本的なことから。
プレイヤーは、子供のライオンと遊ぶことで「仲良し度」を上げていきます。上げていくことで、フィールドで行ける場所が増えます。新しい場所では、それぞれの場所に応じたミニゲームが遊べるようです。

ライオンとの遊びについて。
右手を前方の斜め下に向けると、道具アイコンが出てきます。
道具アイコンを選択すると、道具一覧が表示されるので、遊びに使う道具を選択します。
道具を選択すると、道具に応じたミニゲームを遊びながら、ライオンとの「仲良し度」を上げていきます。ミニゲームは続けていくことでどんどん難しくなっていきますし、右手を斜め下に向けることで、いつでも別の道具に変えることができます。
※選択方法は『Kinect アドベンチャー!』と同じです。

以下、私が使ってみた道具を紹介。

・虫捕りアミ
画面内にチョウチョが出てくるので、虫捕りアミを持っているつもりで手を動かして、チョウチョを捕まえます。

・小さいボール
様々なターゲットが出てくるので、全てのターゲットに当てていきましょう。


◆partygameの感想
う~ん…色々出来そうではありますが、体験できたことがごく一部だったので、これだけでは何とも言えない感じでした。
また、道具の動きについては、正直そこまで精度は高くなかったです。虫捕りアミはそこまでキレイに動いてくれなかったですし、ボールを思い通りのところに投げるのも一苦労です。この点では、Wiiリモコンや「PlayStation Move」のように、何かコントローラを握った操作のほうが良いように感じました。

あとは、子供ライオンにどれだけ癒されるか?でしょうね。グラフィックや仕草は非常にリアルなので、愛着が湧いていけばどんどん遊んでみたくなるかもしれません。
10分程度では、知り合いにもなれませんよ(笑)


コミュニケーションゲームとして、面白そうかも…?という片鱗は感じましたが、これだけではちょっと判断しづらいところでした。少なくとも、Kinect専用だとかそんなことより、何よりライオンに癒されてください!ということが全てのゲームだとは思いました。
このためだけにKinect+この作品を買うかどうか?と言われると…どうでしょうね。何とも言えません。体験しておいて「何とも言えません」というのもアレですが…(微笑)



◆全体のまとめ
やはり、今回一番目立っていたのは「Kinect」でしたね。ブースの割合的にも大きかったですし、他のタイトルが個人的にはそこまで目立った印象ではなかったので。
ラインナップ的には、『二ノ国 漆黒の魔導士』『電脳戦機バーチャロン フォース』『戦場のヴァルキュリア3』など色々ありましたが…やはり、Kinectのダイレクトなアピールには負けてしまいます。

私の「Kinect」に対する全体的な感想ですが、やはり精度は非常に高いと思いました。そのKinectの精度を引き出せるタイトルを出すか?あるいは率直に動けるタイトルを出すか?難しいところですね。
率直に面白いと感じたのは『Kinect アドベンチャー!』ですね。精度が高いと思ったのは『ダンスエボリューション』ですかね。一方で、まだまだ完成度の甘いタイトルもあるように感じました。ま、これからでしょうね。



ちなみに、これ。今年のプレゼントです。
去年と同様、アンケートに答えることで頂けましたが、今回はくじ引きになってました。

で、おそらくハズレ賞としてもらったのが、これ。『レイトン教授』シリーズでお馴染みの2人が一杯に書かれたクリアファイルです。
最初、ルークのほうで渡されて一瞬「誰?」と思いましたが、よく見たら分かりました。裏を見たら、もっと分かりました(笑)


以上。まあ、今年も楽しませてもらいました。無料ですから、これでも充分です。
来年は、「ニンテンドー3DS」も発売してから落ち着く頃なので、充実したラインナップに期待したいところです。
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