セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wii『コロリンパ』 インプレッション

2009年10月05日 15時13分09秒 | 【旧】購入・レビュー話


コロリンパ
対応ハード : Wii
発売元 : ハドソン
発売日 : 2006/12/02
希望小売価格 :2,940円(税込・廉価版)
ジャンル : 転がしアクションパズル
プレイ人数 : 1~2人
CERO : A(全年齢対象)

※約3時間ほどプレイしてのインプレッションです。


●玉を転がして、不安定なステージを駆け抜けよう
今作は、Wiiのロンチタイトル(本体と同時発売のタイトル)として発売された、玉を転がしてゴールへと導くアクションパズルゲームです。


●ルールと操作
ステージ上には、いくつかのオレンジ色のクリスタルがあります。それを全て獲得した後、ゴールであるサークルに入ると、ステージクリアになります。
Wiiリモコンを水平に持って、上下左右に傾けると、ステージがそれと同じように傾きます。これで、玉を転がしていきましょう。90度以上傾ける必要のあるステージなんかも、ありますよ。

ステージから落下したり、特定の障害物に当たって玉が消された場合、スタートから再開です。このとき、時間は引き続き経過してしまいますが、獲得したクリスタルは獲得したままになります。
タイムスコアを狙うのであれば、Bボタンでメニューを開いて初めからやり直したほうがいいですが、その場合もちろんクリスタルは最初から獲得しなおさなければいけません。
ちなみに、Aボタンを押してもスタート地点に戻ることが出来ます。


●いろいろな要素
◆玉の種類について
初期状態ではビー玉になっていますが、この他にも様々な種類の玉があります。動物の鳴き声がなる玉や、転がるのが速い玉。重さのある玉。ラグビーボールのような、丸くない玉もあったりします。色々な玉で挑戦してみましょう。

◆緑色のクリスタルについて
各ステージには、オレンジのクリスタルとは別に1つだけ緑色のクリスタルがあります。
これを獲得しなくてもステージクリアはできますが、獲得していくことで隠しステージが出現します。
(※2人プレイのときは緑色のクリスタルは出現しないようです)

◆全ステージクリア後には…
(隠しステージ抜きで)全45ステージを全てクリアするとエンディングとなりますが、クリア後は、その45ステージ分のミラーバージョン(地形が左右反転)も出現します。


●モード紹介
◆ひとりであそぶ
1人プレイ用モードです。ステージをどんどん攻略していきましょう。

◆ふたりであそぶ
2人プレイ用モードです。遊べるステージは1人用と同じで、2人同時にプレイしてどちらが先にゴールするかを競います。
ちなみに、お互いの玉がぶつかりあうことは、ありません。

◆ランキング
各ステージの上位3位の記録を見ることが出来ます。

◆オプション
ここで、基本的な内容のほか、2人プレイ時の画面分割のしかたや、画面比率、傾き具合を知ることができるコンパスを表示するかどうかを設定できます。
ちなみに、ご家庭のテレビによっては初めて起動したときに画面の形がおかしい時がありますが、画面比率を変更すれば問題ありませんので、ご安心を。


◆partygameの評価◆…82点(100点満点)
ちょっと懐かしさすら感じる手触り

ゲーム内容自体は、私も好きな『スーパーモンキーボール』シリーズによく似ていますが、似ているようでわりと違います。
モンキーボールはオサルがボールの中に入って、広大なステージを攻略しているという感覚なんですが、今作はどちらかというと、手の平の上でプレイしているような感覚になります。画用紙かなんかで迷路を作って、そこにビー玉を入れて転がしているような感覚があり、小さい頃によくそういうことをしていた私としては、ちょっと懐かしさすら感じました。両方に、それぞれのよさがあります。

あと、モンキーボールも難易度が高いことで有名ですが、今作もなかなか歯ごたえがあります。ただ、残り機数という概念がないぶん、まだ今作のほうがモチベーションは保ちやすいと思います。とはいえ、何十回と落ちたステージもあり…見た目とは裏腹に、そこそこ鬼畜です。
玉の種類を操作しにくいものに変えたりなんかすると、もっとやばいですが…2人プレイの時に、ハンデの要領でそれぞれ違う玉を使用してプレイしたりすると、いいかもしれません。

難点としては…カメラと玉の位置関係は基本固定なので、カメラから見て手前側の道が見えづらいようには思いました。ただ、地面でわりと道しるべがあったりするところもあり、手前が見えにくいことが原因でミスをしたことは、ほとんどありません。全くではないですが…。
それこそ2人プレイになると、当然視野は半分になるわけですから、余計に難しくなります。友達と2人プレイした後1人プレイしてみると、何とラクなことか(笑)


元々わりと面白いと評判だったので、発売から3年近く経ってようやく購入しましたが、ロンチタイトルとして発売されたタイトルにしては、かなり洗練された出来でした。ボリュームはそこまで多くはありませんが、地味にコツコツと楽しめる作品になっていると思います。
今年の8月に続編『コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ』が発売されていますが、そちらも気になっています。
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