セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

ニンテンドー3DSのダウンロードカードを購入してみました(追記あり)

2012年07月24日 15時58分30秒 | 【旧】ゲーム関連記事


発売まであと数日ですが、セブンイレブンでは先行して7月23日(月)より発売中の、『(前略)ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』のダウンロードカードを買ってみました。
もちろん『New スーパーマリオブラザーズ 2』もありましたよ。こちらは私、パッケージで買いますけど。
※ダウンロード版が開始するのは7月28日(土)の9時からなので、まだダウンロードはできません。

ごらんの通り、片手に収まる程度のコンパクトサイズ。
ニンテンドーポイントのプリペイドカードと比べても(紙の部分を含めての)サイズは一回り小さいくらいです。
普段のパッケージタイトルのサイズを想像していったので、ちょっと意外に見えました。プリペイドカードの中に違和感なく混ざっていたので、最初どこにあるか分かりませんでしたし(笑)




紙は二重になっており、開くとこんな感じ。

一番上に、ゲーム内容の説明。
その下は、使用ブロック数やプレイ人数、3D表示の有無といった商品概要。
真ん中より下は、ゲームソフトのダウンロード方法。
一番下に、プリペイドカードと同じような感じでダウンロードカードが貼り付けられています。この裏に16ケタの番号があり、これを「ニンテンドーeショップ」で入力することで、ダウンロードが行えます。…もちろん見せないですよ!(笑)



コンパクトに収まっており、説明も抜かりなしということで、好印象。
ただ、いくつか些細な疑問が浮かんできました。

今さらながら思ったのですが…これ、お店側としては結局、在庫管理をしないといけませんね。
以前、ダウンロード版の店頭販売と聞いた時に、ダウンロード版のメリットである「在庫を心配する必要がない」を店頭販売でも得られるのでは?と言っていましたが、この方法だと、商品としてかさばりにくくはなったものの、結局は仕入れる必要がある以上、どれくらい確保したらいいものなのか?を考えないといけません。
しかも、パッケージタイトルではなくダウンロード用であるということ。あまり経験のないタイプの商品だけに、最初のうちは基準が難しいのではないでしょうか?

おそらく、どこも最初はダウンロードカードの数をそんなにたくさんは確保していないような気がします。
そう思う理由は、例えダウンロード版がなくなってしまっても、ユーザー側としてはパッケージ版を選択するという余地がありますし、店側としても売れるに越したことはないわけですが、余ってしまうと、単純に店側としては在庫が余ることになるわけですからね。様子見という意味でも、店頭側は最初、ダウンロードカードの仕入れ枚数は慎重になるのでは?と思っています。


※在庫管理のお話について、追記(2012/07/25 01:03)
多くのかたにコメントを頂き、ありがとうございます。
どうやら、コメントの情報を参照する限りでは、ダウンロードカードによる販売は「売れたぶんだけお金を頂く」という形になっていると思われます。

パッケージタイトルだと、仕入れた時点でメーカーにお金を支払わないといけませんが、ダウンロードカードの場合はそれが無く、売れた後で支払うのだと思われます。なので、例えダウンロードカードが大量に余ったとしても、お店側の損失がないということになります。
こう考えると、ダウンロードカードはいくらあっても困らないですね。お店側にとって、思った以上にメリットの高い販売方法になっていると思われます。

ただし逆に、残ってもいいダウンロードカードと、残らないで欲しいパッケージ版という差異を考えると、やはりしばらくの間、お店側としてはパッケージ版を必死に売っていく形になりそうです。
そうなるとやはり、ダウンロード専用タイトルにもダウンロードカードが欲しいですね…。

…ちなみに「有効期限150日」とありますが、これって”購入してから”の有効期限でいいんですよね?
まさか、発売してからの有効期限ってことはないと思いますけど…ちょこっと心配。


あとは、各店舗でダウンロードカードをどこに置くのか?も気になりますね。
セブンイレブンは、プリペイドカードと一緒に並んでいました。ま、セブンイレブンでゲーム関連がありそうなのはココくらいなので、これはまあ良いと思います。
ただ、普通のゲームショップでプリペイドカードと一緒に並んでいると、おそらく気づかれないでしょうね。ましてや、スタッフに言うまで分からないとかだと、なおさらです。
できればダウンロードカード用のエリアを確保して欲しいですが、店舗によっては、すでにスペースの余りがない店舗も多そうで、そうなると”とりあえず”的な場所に置かれて、以後そのまま…ってなりそうなのが、怖いです。


それと、配信当日の話。
「7月28日(土)の9時から」ってキッチリ決まっているので、配信開始直後はさすがに混みそうですね。

また、今作に必要なブロック数は1,200(200MB)以上とのことです。
従来の3DSに同梱されている2GBだと、7~8個しか入りませんね。
しかも、鬼トレはシンプルな構造というイメージなので、何となく容量が小さそう。マリオとか今後のタイトルは、もっと大きな容量になるかもしれません。現に、公式サイトによると『New スーパーマリオブラザーズ 2』の容量は2950ブロック(370MB)以上となっています。
そうなると、3DS LLに同梱される4GBであっても、ちょっと心配かもしれませんね。今後、ダウンロード版に重きを置いて購入を考えている人は、もっと大きな容量のSDメモリーカードを購入しておいたほうが良いかもしれません。ちなみに私は16GBです。


それと、売上の話について。
ファミ通.com様などで行われている売上データは、基本、店頭による集計。なので、ダウンロード版とかは本来、売上に含まれていません。
ただ、ダウンロードカードの方法だと、一応は店頭で購入することになるので…売上に含まれると考えて、いいんでしょうか?
そこらへんも、ちょっとあいまいですね。ま、ここの”あいまいさ”は、発売しているメーカーというよりファミ通などの集計元が何とかしないといけないわけですが。



…こんなところでしょうか?
ゲームソフトのダウンロード作品にまだまだ抵抗のあるユーザーが多い中、”物理的な安心感のあるダウンロード版”ということで、ユーザーにどれだけ受け入れてもらえるものなのか。今後の動向に注目したいです。

なお、ダウンロードカードについては、今作のインプレッション記事でも改めて書かせていただきます。
コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この日に発売された昔のゲー... | トップ | 今日のゲーム情報 & マイプ... »

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (まざかな)
2012-07-24 16:32:52
ダウンロードカードの値段って

3100円くらいでしたか?
それとも3800円でしたか?

パッケージ版は3100円くらいで買える
気がするけどダウンロード版はどうなんだ
返信する
Unknown (サムライ)
2012-07-24 16:42:40
お久しぶりです。管理人さんと同じくマリオはパケ、鬼トレはDLで購入予定です。近所のセブンイレブン三軒行きましたが、カード置いてないです。管理人さんが羨ましいです。
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2012-07-24 17:05:52
>まざかなさん
あ、価格について記載していませんでしたね。失礼しました。

鬼トレが3,580円。Newマリオ2が4,480円となっていました。通常の約10%引きで、おそらくセブンイレブンでは一律この価格でしょう。
ゲームショップの場合どうなるかは、分かりません。各店舗に任せる形になっていると思います。


>サムライさん
おや?セブンイレブンでも置いていないところがありましたか。

セブンイレブン側のリリース情報を見る限りでは、販売店舗に「ただし一部の店舗を除く」的なことは書かれていないので、置かれていないのは原則、おかしいということになります。
考えられるとしたら、入荷が遅れているとかでしょうか…?もう少し経ってからもう一度行ってみるか、もしくは店員さんに聞いてみるなどすると良いかもしれませんね。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-07-24 17:29:48
>>ちなみに「有効期限150日」とありますが、これって”購入してから”の有効期限でいいんですよね?

この手のDLコードはレジで購入認証しないと有効にならないので、購入してからの有効期限で良いはずですよ。
返信する
Unknown (ad)
2012-07-24 18:34:02
http://www.famitsu.com/news/200805/08041829.html
ここにセブンイレブンはないので、現時点ではセブンイレブンの分は集計されないと思われます。これを機に対象をコンビニまで拡大してくれれば分かりますけど。
メディアクリエイトの集計店ってどこかに掲載されてるんですかね? サイトにはぱっと見見当たりませんでした。
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2012-07-24 20:23:11
>Unknown
なるほど。わざわざ助言いただき、ありがとうございます。
まあ、発売から150日だと、お店側としては困った話になりますしね(笑)


>adさん
確かに。でも、対象店舗のダウンロードカードは集計されるんでしょうね。きっと。
ダウンロードカードによってコンビニ購入での需要も増えますが、そのぶん売上には反映されにくくなるというのも…なんか、ちょっとモヤモヤしますね。
返信する
Unknown (2x=9y)
2012-07-24 22:12:14
あ、やっぱりこれって在庫になってるんですかね?
レジを通すときにお金を任天堂側に送ってるのだと思ってたんですが。
返信する
Unknown (beans)
2012-07-24 23:45:15
自分もたしか発表で在庫リスクがなくなるとか言ってたはずと気になって、当時の発表資料を見直してみると販売が成立するまでは在庫価値が無いと言ってました。
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/120427/05.html
ダウンロード番号なら在庫なしは理解できますが、ダウンロードカードはただで店頭に置いてもらってる委託に近い形なんでしょうか。
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2012-07-25 00:52:59
>2x=9yさん、beansさん
beansさんのリンク先を参照する限りでは、簡単に言うと「売れた分だけお金を頂く」ということだと思います。

本来は、お店側がパッケージタイトルを入荷し、その時点でメーカー側に仕入れ値を支払い。以後、売れても売れなくても知~らないって感じでした。
だからこそ、在庫が減らないと安くせざるを得なくなっているわけです。

今回は逆に、ダウンロードカードをある程度入荷しますが、この時点でメーカーにお金を支払いません。売れた後で、その数に見合った仕入れ値をメーカーに支払うのだと思います。
なので、例えダウンロードカードがどっさり余っていたとしても、お店側は痛くもかゆくもないということです。

これは、コストがかからないカード形式だからこそ、できた方法なんでしょうね。きっと。
こう見てみると、お店側にとって魅力のある販売方法になり得ることが、より強く感じられます。
返信する
有効期限について (ゲームずき)
2012-07-26 23:43:35
自分は価格を表記してくれてスムーズに買えました。 ありがとうございます      ニンテンドーのQ&Aのサイトにいったんですけど、配信開始から150日だそうです。     
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【旧】ゲーム関連記事」カテゴリの最新記事