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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『エレビッツ ~カイとゼロの不思議な旅~』 ファーストインプレッション

2008年12月21日 00時58分31秒 | 【旧】購入・レビュー話


エレビッツ ~カイとゼロの不思議な旅~
対応ハード : DS
発売元・開発 : コナミ
発売日 : 2008/12/11
希望小売価格 : 5,250円(税込)
ジャンル : アクションアドベンチャー
プレイ人数 : 1~4人
CERO : A(全年齢対象)
通信機能 : DSワイヤレスプレイ対応・ニンテンドーWi-Fiコネクション対応


○Wiiのロンチタイトル『Elebits(エレビッツ)』の続編がアクションゲームで登場
今作は、Wiiのロンチタイトルとして発売された『Elebits(エレビッツ)』の続編です。
前作は主人公視点でのアドベンチャーでしたが、今作ではRPG寄りのスタイルになっての登場です。


○基本的なことは…
前作では、カイ(主人公)のグラビティガンで「エレビッツ」という生物を捕まえて電力(ワット)を溜めていき、いろんなものに電力を送りこむことで仕掛けが発動する…といった感じでしたが、今作でもその基本的なスタイルは変わっていません。
エレビッツを捕まえて溜めたワットを、仕掛けに使ったり「オメガエレビッツ」と呼ばれる特別のエレビッツの力を借りたりして、先へ進んでいきます。
2画面を使ったボスとの対戦もあったりしますよ。

ただし今回は、タッチをするだけでは捕まえられません。
今回はお供にオメガ(特別なエレビッツ)を連れていきますが、タッチしてエレビッツをしびれさせた後、オメガをタッチすることでエレビッツを捕まえます。一度にたくさん捕まえるとボーナスワットが貰えますが、しびれさせられる時間には限りがあります。


○操作方法
地面をタッチor十字ボタン…移動
画面をタッチorAボタン…メッセージを進める
本のアイコンをタッチorYボタン…メニューを開く

オメガをタッチorLボタンorRボタン…カイとオメガの入れ替え

カイのお供に、1匹のオメガエレビッツを連れて行けます。
カイとオメガを入れ替えると、オメガの能力を使用できます。(ワットを消費します)能力を使用したい箇所をタッチすると能力を使用します。一度能力を使用すると、再びカイが前に来ます。

回転矢印アイコンをタッチorBボタン…オメガチェンジ
すぐに選択できるようストックできるオメガは、5種類までです。しかし、実際にはそれ以上の種類のオメガが手に入ります。
そこで、「オメガチェンジ」でストックするオメガをチェンジすることができます。


○画面と能力について
◆全体マップ
上画面には、常に全体マップが表示されており、自分の居場所や、どこに何があるかが一目で分かります。

◆グラビティガンの耐久度
下画面の左上にはグラビティガンの耐久度が表示されており、カイが特定のエレビッツに触れたり、ボスの攻撃を受けると減ってしまいます。全部なくなるとゲームオーバーです。
耐久度の最大値は「耐久度増強パーツ」というものを獲得すると増えます。

◆最大ワット数
エレビッツをつかまえることで電力が溜まっていきますが、最大ワット数より多くは溜めることができません。
最大ワット数は、蓄電池を獲得すると増えます。

◆ワットチャージ
オメガエレビッツに一定量の電力を注ぐことで、成長させることが出来る「ワットチャージ」という機能があります。
成長することで、能力を使うのに必要な電力が減るなどのボーナスがあります。


●気になる点が少なくもないが、充分な出来かと
全体的な完成度は、それこそ『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』に勝るとも劣らない…というのはいい過ぎですが(笑)
でも、普通に面白いです。エレビッツをスパパパン!とゲットする様はなかなか気持ちいいですし、仕掛けもいろいろとあって、オメガエレビッツでそれらを攻略していくというのは、1つのアクションゲームとしては完成されています。

ただ、気になる点もそこそこあります。

まず。たま~に感度が良くないような気がしました。
動き回るエレビッツがタッチしづらいのは、そもそもそういう方向性で楽しませるものなので仕方ありませんが、例えばオメガエレビッツの能力が、タッチしたところより明らかに奥に向かって発動している…という場面が2~3回ほどありました。
氷の刃を撃って、水を凍らせるというオメガがいるんですが、どうしても奥に向かって撃つので、かなり手前をタッチしたらうまくいった…とか。

また、これも仕方ないのかもしれませんが、木の向こう側が全く見えないのが意外に気になりました。エレビッツが隠れていたり、アイテムが落ちていたり…それこそ、触れてはいけないエレビッツがいたりすると迷惑です。
カイが木陰に隠れたら半透明にするなどの処理は欲しかったかもしれません。仕様的に無理だったのかもしれませんが(笑)

あとは…オメガエレビッツのストックが最大5種類なので、仕掛けを解くためなどで、そこそこ頻繁にオメガチェンジをしなくてはいけないのもちょっと気になりました。
それこそ、できるならばフィールドの画面の状態で何とか全てのオメガが選択できたら良かったですね。それはそれで、増えてくるとうざったいのかもしれませんが…。


などと、いくつか気になる点を挙げはしましたが、どれも決定的な欠点というほどでもなく、許容範囲内かな~と思います。タッチのずれは頻度によっては欠点になりえるかもしれませんが…。

前作と比べるとゲームっぽいスタイルに落ち着いたことで、奇抜っぷりとやりたい放題っぷりは前作より薄れてしまいましたが、代わりにRPGとしての冒険感に満ちたものになっていることで、より万人に親しみやすいものになっています。
興味のある人や、前作を楽しんでもらえた人を、落胆はさせないと思います。


関連記事:
Elebits ファーストインプレッション(2007/01/07)
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1 コメント

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まだ~!? (しずく)
2009-02-09 16:06:49
攻略本はいつ出るんでしょうか?誰か教えて下さい。
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