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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

「PlayStation Vita」 PLAY キャラバン -全国体験会- 体験レポート

2011年12月06日 10時16分43秒 | 【旧】購入・レビュー話
※写真は、クリックするともう少し大きなサイズで見れます。
※ニンテンドー3DSの「インターネットブラウザー」で写真をタッチすれば、立体視で見たり保存したりできます。




全国の5都市で実施されている、PlayStation Vita(以下、Vitaと省略)の体験イベント「PLAY キャラバン -全国体験会-」
私も、大阪駅の大阪ステーションシティ アトリウム広場で実施された体験イベントに行ってきました。

Vitaの体験イベントで3DSでの撮影をするという空気の読めなさです(笑)


というか、思ったより試遊台が少なかったんですよね…。(1タイトルに1台のみ)
待ち時間も1時間前後ありましたし、しかも、有名どころはほとんど”受付一時中断”となっていました。
そんなわけで私は、『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』だけをプレイしてきました。友人も一緒に来てくれて、友人は『地獄の軍団』をプレイしました。

今回、私はゲームソフトの感想でははなく、本体の感触という部分に焦点を当てて話していきます。
なので、ゲームの紹介はあまりしません。
その点はご了承下さい。


●= partygameの感想 =●

単刀直入にいうと、メリットよりもデメリットを多く感じました。

||== 表現力が高い ==||
やはり、表現力が高くなりましたね。
新・王様物語はそこまでグラフィックに力を入れていく作品ではありませんが、Wii版とほぼ同レベル。いや、もっと綺麗に感じました。
グラフィックが全てではない…とはいえ、そこに面白さが眠っている作品もあるわけですから、楽しくなれるのであれば存分に活用して欲しいです。

||== 心持ち、持ちやすくなった ==||
あと、本体がPSPと比べて、若干縦に伸びた気がします。そのぶん、心持ち手にフィットしやすくなったようには思いました。
重さは…別に重たいと感じることはなかったので、感覚的には、さほどPSPと変わらないと思います。

||== 十字キーの押し心地は良かったかな ==||
PSPの、何となくギシギシしているような気がするのと比べれば、シャープな押し心地で好感触でした。
ちょっとサイズは小さくなっていて、遊んだ作品が十字キーメインではなかったので、長く利用するとどうなるかは何とも言えませんが。

||== 画面タッチパネルの滑りが良い ==||
iPhoneのような感じで指が滑りやすく、指でスライドする操作が抵抗なく利用できそうな印象でした。
新・王様物語では、メッセージ送りや選択肢の選択がタッチで行えるほか、敵にタッチすることで親衛隊を送り込めました。(□ボタンでも可能)
もちろん、反応は問題ありませんでした。

||== △ ○×△□ボタンが、小さくないですか? ==||
ニンテンドー3DSのABXYボタンより、さらに少し小さいという印象でした。
配置している位置は良かったのですが、小さいので…指の全体ではなく一部で押す感じになり、長く遊んでいると疲れたり痛くなったりしそうだな~と思いました。
”ボタンの固さ”も3DSと同じくらいかな。

最近、3DSのボタンの”小ささ”や”固さ”が妙に気になっているのです。
『マリオカート7』を2時間ほどプレイしていたら、指が痛くなったんですよね。今までは、ほとんど感じなかったことです。
私の指圧が強いとか、皮膚が弱くなってきているとかあるかもしれませんが、逆にPSPくらいの大きさのボタンだと、例えば『モンスターハンターポータブル 3rd』で何時間プレイしても、痛いと感じることはあまりありませんでした。
Vitaも同じことで、ボタンが小さいのは、手の大きくなった大人にはちょっと辛いものがあるように思いました。

||== △ アナログスティックは、±0 ==||
いわゆる”スライドする”のではなく”スティックを倒す”になったので、力があまりいらなくなった印象です。
スライドするのって”押したまま横にズラす”という操作なので、ただ単にアナログスティックを倒すのと比べると、力がいるのです。3DSのスライドパッドもそうですけど。

ただし、アナログスティックの位置は相変わらず下のほうで、アクション系などけっこうメインで使用することが多いであろうわりには、利用しやすい位置とは言いがたいです。PSPにも言えることですけどね。
さらに言うなら、突起の丸い部分が思ったより小さく、これも先ほどの○×△□ボタンと同じで長時間プレイに響いてきそうなのと、友人は”滑りやすい”と言っていました。
なので、負担のかかり具合は結局のところ、PSPのアナログパッドと比べて±0かな?という印象でした。あ、もちろん2つになったことは有難いですけどね。

||== △ 背面タッチパッドは、思ったより滑りが良くない ==||
一番気になっていた背面タッチパッドの触り心地ですが…画面のタッチパネルと比べても、思ったより指が引っかかり、ササッと滑らせるのがちょっと難しかったです。
タッチ操作なら問題ありませんが、正確なスライド操作はちょっと辛い印象でした。

その点は、例えば視覚的にハッキリ分かりやすくするとか、あるいは細かい操作を要求しないことで解決されるとは思います。
しかし、新・王様物語は、背面タッチパッドで敵のいるポイントを触ることで、敵の情報が見れるという仕組みでした。これがまあ~利用しづらいもので。背面から敵のいるポイントをタッチしないといけないので、その時点で感覚的に慣れが必要ですし、しかも敵をちゃんとタッチしても表示されたりされなかったりと、反応が悪かったです。反応が悪いのはゲームのほうの問題ですが(笑)

一応、背面を触れば画面には”そこはかとなく”マーカーが表示されるので、触っている位置は分かります。ただ、それであっても思ったところをタッチするのは大変に感じました。もっと大胆な反応があれば、また違ったかもしれません。
なので、背面タッチパッドで特定のポイントを正確にタッチさせようと思うのは、やはり厳しいです。ここは、ゲームソフト側の利用のしかた次第になってきそうですね。

||== × STARTボタンとSELECTボタンが押しにくい ==||
右側のアナログスティックのさらに下にあり、しかもボタンが小さく”出っ張り”も少ないので、3DSのそれよりもさらに押しにくいと感じました。
新・王様物語では、SELECTボタンで姫様の能力を発動させるという仕組みがあるんですが、アクションをプレイ中にSELECTボタンを押すのは、操作感覚的にけっこう辛いです。

アクション性のない作品ならまだマシですし、重要性の低い操作を入れておくなどすれば問題ないかなと思います。
逆に、今回のようにSTARTボタンやSELECTボタンに重要な操作を入れてしまうと、プレイ感覚が損なわれてしまう印象でした。

||== × 背面タッチパッドの誤爆 ==||
今回、一番気になったところです。

新・王様物語を10分ほどプレイしていたのですが、途中でちょっとプレイに集中していたら、”無意識のうちに背面タッチパッドに触れている”ことに気づきました。
1つ上で紹介したマーカーが、右や左にバンバン表示されていたので(笑)

私はPSPや3DSでもそうですが、手のひらだけではなく指の先でもしっかりと本体を”つかむ”持ち方をしています。
しかしVitaの場合はそう持ってしまうと、ほぼ必然的に背面タッチパッドに触ってしまうことになります。なので、手のひらと指の付け根あたりで”挟む”みたいな感じで持たないといけません。

これは…正直、けっこう不安に感じました。
前々からちょっと気になってはいたんですけどね。勝手に触ってしまいそうだと。しかし、今回それが証明されてしまったので、不安はさらに強くなってしまいました。
もちろん持ち方次第なので、全然気にならなかった人もいるとは思いますが、どうなんでしょうか?ほとんどの人が、私と同じ持ち方だと思っていますが…まあ、手の大きさとかによってきますかね。


◆== まとめ ==◆
色々と文句は書きましたが、慣れの問題である部分も多そうには思ったので、買って遊び続けたらまた印象が変わるのかもしれません。
とはいえ、背面タッチパッドの誤爆とSTART・SELECTボタンの押し心地だけは気になりました。


特にタッチパッドは、私のなかでVitaの”他にはない唯一の特徴”だと思っており、そこで色々と楽しいアイデアや魅力的な作品、オリジナルな操作感覚などを生み出して欲しいな~と願っているわけですが、今回、それ以前のところでつまづきそうな不安を感じてしまいました。
”勝手に触ってしまう”ということが、発売して1ヶ月くらいで多くのユーザーに指摘されて、それで作り手が背面タッチパッドの利用に意欲的でなくなり、最終的に「何のために付けたの?」とかなりそうで、ちょっと怖いです。まあ、勝手な憶測ですが(笑)

背面タッチパッドに関しては、それこそ3DSの立体視みたいな感じで”利用したい人だけが利用すればいい”でもいいのですが、3Dボリュームみたいに3Dの立体感を”アナログに設定できる”仕組みがVitaにはありません。
なので、仮に本体設定でタッチパッドの機能をON/OFFできるとすると、一旦OFFにしたらもう二度とONにされることはないでしょう。

そういう意味でも、なおのこと「何のために付けたの?」となりそうなのが、本当にイヤです。


まあ、色々と言いましたが、私が改めて思ったのは「やっぱり、しばらくはPSPでいいや」ってことです。
もちろん最終的にはソフトラインナップやサービス展開がものを言います。今のPSPみたいに、ソフトが着々と集まってきて、その中のいくつかのタイトルが気になってくれば、購入に踏み切るきっかけになるでしょうね。
その日が来ることを願い、Vitaは3DSとともに、携帯ゲーム機の次の時代を築いて欲しいです。


◆== 一応、ゲームソフトの感想も軽く ==◆
『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』の体験では、ボス戦をずっと楽しむ形になっていました。

結論から言うと、基本的なことはWii版とほとんど変わりありませんでした。

違うのは「王様も攻撃ができる」「姫様が付いてきて、それぞれの姫様が違う能力を持っている」「タッチで突撃命令ができるようになった」くらいですかね。
ただ、先ほど説明した背面タッチパッドの反応の悪さに加えて、右スティックでのカメラ視点操作の遅さが気になりました。タッチで操作できるようになったのは嬉しかったですが。

あと、ジャイロセンサーを使っていないな~ということにも気づきました。
その点も含めて、個人的には『真・三國無双 NEXT』をプレイするのが、本体の感触を知るには一番良いと思ったのですが、何せ受付一時中断だったので…今回のチョイスはわりと”仕方なく”レベルでした(笑)
まあ、一通りの感触は分かったので、いいです

それと、友人がプレイした『地獄の軍団』は、楽しいと思える前に体験が終わってしまったという印象だったようです。
新・王様物語と同じで今作もいわゆる『ピクミン』的な作品ですが、味方がもっと増えてくると楽しくなりそうだとは言っていました。体験版では数十人くらいまでしか増やせなかったようで、最終的にはどれくらいの数になるんでしょうかね?

ちなみに、友人はVitaを購入予定です。
ま、その頃にまた改めてちょっと触らせてもらおうかな~とかたくらんでいます(笑)



最後にオマケ。体験イベントで貰った、小袋です。
中には、店頭でも配られているカタログが。なんか、オリジナルグッズとかくださいよ~(苦笑)
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