
●= 【WiiU】コントローラを複数繋げるのは正解? =●
(参照元のブログ:ベネの気ままな雑記帳さん)
以前に、Wii Uコントローラが最大いくつまで接続できるか?という話がありましたが、それとは別に、そもそも「つなげたほうが良いのかどうか?」という考えについて、管理人ベネさんなりにお話しています。
私も、それに便乗してちょっとお話してみます。
◆== Wii Uコントローラは、高い? ==◆
ベネさんがおっしゃられているように、Wii Uコントローラは従来のコントローラよりも間違いなくコストが高いです。
そこで、すごくざっくりとした参考&計算で、私なりにWii Uコントローラの価格を予想してみます。本当にざっくりなので、あんまり参考にしすぎないように(笑)
PS3のワイヤレスコントローラは5,500円(税込)。Wii Uはそれに加えて、大きなタッチパネル+カメラなどが付いています。
参考として、任天堂ゲーム機の修理参考価格を拝見。3DSの下画面が4,200円。カメラ接続基板が6,300円。まあ、画面の大きさは全然違いますし、カメラも個数が違いますので、仮に…3分の1くらいの価格でWii Uに搭載できるとしましょうか。
その他にもコントローラ自体のサイズも違ったりするので、そうなると…大体ですが、Wii Uコントローラ1つが10,000円程度になる計算ですね。
1台は本体に入っているとして、もう3台揃えようと思うと、30,000円ですか…。全くもって、現実的ではないですね(笑)
3DSを4台揃えるよりは安いと考えられなくもないですが…いやいや!そんな考えかた、ダメですね(笑)
そんなわけで、私は少なくとも、任天堂自身は複数のWii Uコントローラが必須となるゲームは発売しないと考えています。よほどWii Uが普及して、かつ、複数のWii Uコントローラを使うことに強いメリットを感じないと、実行はしてこないでしょう。
ただし、ベネさんの記事によるとスペック的には可能ということらしく、それであれば他のメーカーがやってくる可能性はあるかもしれません。…いや、でも任天堂がやらないことは、他のメーカーもやらないかな(笑)
◆== 「適切な環境」を見定めることが大事 ==◆
ベネさんがWii U版『マリオカート』で例に出していらっしゃったので、私もマリオカートで例に出してみます。
私は、Wii U版マリオカートが発売されるとしたら、基本的に全てのコントローラを使用できると考えています。
Wiiリモコン横持ち・ヌンチャクスタイル・クラシックコントローラ・Wii Uコントローラですね。
1人プレイでは、テレビを使わずにプレイできるということでWii Uコントローラを利用する価値が生まれます。一方、複数人プレイではわざわざ全員がWii Uコントローラを利用するだけのメリットがないように思います。コントローラの形がよりハンドルっぽいだけで。
むしろ、何かしらのメリットを持たせると、ユーザーはそれを意識してしまい、人数分のWii Uコントローラを揃えないといけなくなる衝動に駆られるかもしれません。それを強要するスタイルを、任天堂は望まないように思うわけです。プレイスタイルとしてはWii版で充分完成されていると思っているので、なおのことWii Uコントローラの特性を下手にねじこむ必要はないでしょう。
あ、Wiiリモコンだけで数が足りなくて、やむを得ずWii Uコントローラを使うというのはあっていいとは思いますが、タッチパネルにはただイラストが出ているだけでいいと思います(笑)
他には『大乱闘スマッシュブラザーズ』のWii U版とかも同じ意見で、要するに「全てのプレイヤーが同じ立場でプレイするゲーム」において、ローカルでの複数人プレイは、下手にWii Uコントローラの特性を利用せず、基本はWii時代のコントローラで遊べるようにするのが望ましいと考えます。シングルプレイやオンライン通信プレイでは、主流として利用できていいと思いますけどね。
ただし、複数のWii Uコントローラでのプレイにも有用性はあるわけで。例えば『遊戯王』みたいな、各々がデータ(デッキ)を持ってくるからこそ楽しめる作品では、Wii Uコントローラを持ち寄るスタイルはあったほうがいいとも言えるわけです。
友達がそれぞれWii Uコントローラを持ち寄ってプレイするというスタイルもあるでしょうから、必ずしもこのプレイスタイルが全く使われないと言い切れないところが、また難しいのです。
◆== 「適切な環境」とは? ==◆
では、一番上に貼った画像のように、Wii UプレイヤーとWiiリモコンプレイヤーが混同したプレイスタイルではどんなゲームが望ましいのか?
個人的には、「それぞれ異なる立場や目的をもってプレイするゲーム」が適していると思っています。
例えば、『マリオパーティ』で1vs3のミニゲームとか。『モンスターハンター』で、プレイヤーと巨大モンスターに分かれて対決とか。あと、E3のデモプレイでもあったようですが、追う側と逃げる側とか。まあ、色々とありますね。
さらに言うなら、1回のプレイが短時間で終わるもののほうが、より望ましいかもしれません。1時間…2時間…と、1人のプレイヤーがWii Uコントローラを占有していると、全員がWii Uプレイヤーとして楽しめる時間が、なくなるかもしれませんからね。
◆== まとめ ==◆
DSだからといって、タッチ操作を使わないといけないわけではありません。
Wiiだからといって、Wiiリモコンを動かす操作を入れないといけないわけではありません。
それと同じで、Wii UでWii Uコントローラを使わないゲームがあっても、いいと思うのです。
新コントローラが最大の特徴であるWii Uですが、そのコントローラを使わないとWii Uのゲームソフトが成立しないわけではありません。
私のなかでWii Uのプレイスタイルの特徴は、あの新コントローラを使うということではなく、「適材適所」でプレイスタイルを簡単に変化させられることだと思います。
ただし、何でもやっていいというわけでもありません。
Wii Uコントローラが最大4個まで使えるプレイスタイルとかを強要して、本当にいいのでしょうか?そんなことで売れるのでしょうか?誰もが楽しんでくれるのでしょうか?
ゲームそのものもそうですが、Wii Uでは「ユーザー側のプレイスタイル」という観点に立って、ユーザーにとってその環境を用意することが容易なのかどうか?新たに、そういった分析も必要になってくるのではないかと思います。
とはいえ、私としてはアイデア溢れる世界にして欲しいな~と思ったりします。
ユーザーとしての個人的な願望です(笑)
前回の記事 : 命が軽いゲーム、命が重いゲーム
前々回の記事 : ダウンロードタイトルが安くならない理由
その他の「週一ゲームアナリシス」の記事は、こちらからどうぞ
たとえば多くの家庭にWii Uが普及したとして、
「ちょっと友達とマリカーWii Uしてくるから2,3時間コントローラもっていくよ」てな感じで4人あつまればそれはそれで面白いんじゃないでしょうか。
これなら各家庭で複数台コントローラを購入する必要は無いでしょう。当然これはWii程度にはWii Uが普及することが前提となりますが。
ニンテンドーDSシリーズでも、DSiの頃から「一家に一台から、一人一台に」を目指して展開してきました。
実際、同じような展開がWii Uで行われる可能性もありそうで、ある程度普及してきた頃に「自分だけのマイコントローラを」みたいな感じで、アピールしてくる可能性はありそうですね。
やはりコントローラが使える=揃える義務にならないようにするには、既に全員がコントローラを持っている事が大切ですね
やはりゲームは娯楽である以上、そこそこ負担で楽しい体験ができるのが一番だと思います
そのそこそこの負担でどこまでWiiUが今までにない体験をさせてくれるのか
ユーザーのわがままな期待ですが、楽しみです
任天堂のゲーム機において、携帯型ゲーム機では徐々に価格が上がっている傾向にありますが、据え置き型ゲーム機ではスーパーファミコンから25,000円を貫いてきています。
故に、本体の価格はそんなに心配していないんですが、やはりそこに複数の新コントローラが必要となると、経済的な部分もそうですし、より強い魅力が必要になってくることでしょう。
任天堂も、何かしら流れを描いていると思いますが、はたしてその流れどおりに進むでしょうか?
ま、来年の動きに注目ですね。