仲間の一人が、英語が上達しますように・・と祈っていたのを聞き、慌ててそうだったと私も同じく祈った。
その後何となく効き目ありそうな気がしてきて再び訪れた。
車で2時間あまり北西を目指したのは私ではなく夫である。
がしばらくぶりの夫との遠出である。
熊野大社直行、お参りし、次はお昼をどこにしようかとうろつく。
が、不慣れな土地で皆目見当がつかない。
米沢牛が理想であり日帰り赤湯温泉も経験したかった。
赤湯駅に行く。
夫が「新幹線もとまるのだから、食べるところもあるだろう」という。
でも案外新幹線が停まるから開けているとは限らないところがあるよと私が言う。
あれ?この駅、見たことがある。
4月にローカル線で来たばかりではないか。
それに熊野大社まではここから徒歩で遠くなかったことを思い出す。
駅の売店で「牛肉どまんなか」というのぼりを見た。
う~ん聞いたことがあるぞと近寄ってみる。
このお弁当を買って食べない?という意見に同意した夫はお茶もつけて購入。
日帰り温泉はどこかを聞く。
ハイジアパーク・・耳慣れないことばに何度か夫が繰り返すと観光案内がありますからと言う。
観光案内所で場所を聞く。
昼食中にもかかわらず優しく教えてくれたハイジアパークのありか。
車で10分ほどさくらんぼ畑を登ったところに位置していた。
しかし、レストランつきで食べ物は持ち込み禁止である。
駐車場の車の中で「牛肉どまんなか」を食べる。

食べ終わり、入館し、お風呂に入る。
南陽市がお風呂の中から遠くに広がるのが眺められる。
風もお風呂も気持ちよかった。
無料休憩所に行くと南陽市が端から端まで見渡せるのだ。
高い場所にハイジアパークがあることがわかる。
美しい。非常に美しい街である。
何でもイザベラ・バードという旅行家が立ち寄った山形のこの地に、故郷イギリスを思い、桃源郷と深い感銘を受けたところらしいのだ。
女性の旅行家でしかも日本の明治時代の頃である。
ホール奥にイザベラ・バードの手記やらスケッチ写真などが展示されているのでじっくりとみる。
直売所でさくらんぼを買って帰る。
福島もさくらんぼはあるが山形産には負けるのではないかと長年思ってきた結果である。