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a green hand

フェルメールからのラブレター展

今回、こだわりの一人旅、目的は「フェルメールからのラブレター展」を見ること。
しかも京都市美術館で。

仙台にも東京にも巡回予定のある展覧会である。
それでも私は、京都で見たかった。

茶色の洋風建築の美術館、昭和3年に天皇即位の大典が京都で行われたという。
その記念事業として、日本で2番目に大規模な美術館を昭和8年に設立したと書いてある。

京都駅に降りたのは伊丹空港からのリムジンバス。

京都駅から市内バスに乗り、ホテルに行く予定である。
まずは駅のお土産店を見て歩き、軽そうなお菓子を3種類ぐらい買い込んだ。

まだ旅は始まったばかりで荷物になるのではとチラリと思ったが、荷物はホテルに置いてから
というイメージなので、ユルユルを目指して持参したバックに余裕があるのをいいことに
買う。

珈琲を飲み、ゆるりとしたい衝動に駆られ、モーツァルトという喫茶に入る。
と、同時に煙草の匂いがむっと漂ってきた。
新幹線から降りて、きっと我慢の一本、2本なのだろう。

マズっ!選択を間違えたと思って引き返そうかと思っていると、「お煙草はお吸いになりますか」
知らず知らず顔を顰めていたのだろう。
禁煙席に案内された。

どこを通って煙は出ていくのかなと全然臭わないきつかった煙草の匂いに
そんなことを考えていた。
サンドイッチと珈琲でランチにした。

その後、市内バスA2という場所を捜すのだが、どこにもない。
三人目の人が、ここと反対側ですと教えてくれた。
地下街を歩くこと延々と・・。
両側には、たくさんのお店が並ぶが見てるゆとりなどない。

リムジンの降りた所が京都八条西側、市内バスは烏丸通りだったのである。
福島駅の東側と西側の感覚だ。

烏丸通側の駅、市内バス乗り場に行くと長蛇の列、見ると、京都市美術館行のバスのりば
である。
大きなポスターまで建てられていた。
16日までで終了する「フェルメールからのラブレター展」である。

こんなに並んでいるのではまっすぐ美術館へと少し迷ったが、当初の予定通りホテルを目指すことにした。

市内バスで五條河原町で降り、リッチホテルでチェックイン。
京都市美術館行きのバス停を聞き、地図をもって出かけた。

10分ほど、高島屋デパートまで歩くとそこにバス停ありますということを頼りに
そこを目指すが徒歩10分というのは結構長く、疲れた。

バス停が見え、そこで待つ人に、美術館へ行くかを聞くと、それは反対側だと言われる。
面倒になり、買い物客を待つタクシーに乗ることにした。

人のよさそうな運転手がちょっとぐるっと廻ることになりますがというが、了解した。

とても気さくな人で、1200円ぐらいの距離を少しの説明付きで美術館を目指した。

鴨川、秀吉が晒し首にした三条河原の話、京都は古い建物が多いから地震がきたら全部
潰れるなどの話。
阪神大震災でもこんな古い家々がびくともしなかったのは、神様仏さまに守られてんかいなという。

そういえば細い路地のようなところを、タクシーから覗くと、古く小さい家屋に、
チラリと上海の混沌さが頭を過ぎった。

京都市県庁を通った。
汚い建物やろと運転手がいうが、味がありますというと笑っている。
そこを過ぎると右手に大きな朱色の鳥居が見えてきた。





京都市美術館は左手、たくさんの人達が、チケットを買うために列をなしていた。
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