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a green hand

最近北海道

10日より4泊5日で釧路にある親戚を訪ねる。
従兄弟のT君に飛行機やホテルのチケットをとってもらい、レンタカーまで手配してもらった。

切羽詰った昨日、お土産を物色し始めて、計画を練った。
新千歳空港から釧路までレンタカーであり、釧路には従兄弟が待っていてくれることになった。
北海道に住む叔母が今年、8月に亡くなった。

お葬式に行けなかったので恒例の秋の旅行を返上してのお墓参りである。
妹、叔父叔母と4人の旅となる。

母の妹であり、母も行きたいところではあるが、我々に思いを託すことに・・。
88歳は、健康であっても遠出は億劫である。
それで我々は多大な御餞別をいただくことになった。

一生に一回のことだからと88歳の母が笑う。
母が生きている間に北海道から従兄弟が来てくれることがあっても行くことはないだろう。

亡くなった叔母だが、開拓時代に遡る。
話に聞いたことがあったが大変苦労した叔母である。

遠い土地での新しい生活、一生のうちに何度ふるさとを訪ねただろうか。
明るく、無邪気な、きれいな叔母だった。

従兄弟たちが子供のころに連れられてきたことがあった。
その言葉の中に「内地」という不思議な響きの言葉があり、妙に心に残っていた。

同じ日本なのに、内地という言葉に何か異質なものを感じたものだ。

きっと開拓時代、それだけ離れた島のような感覚だったのだろうか。
今度訪ねたら聞いてみようと思っている。

牛1頭、売ってふるさとに帰ってきたと笑いながら話したことも耳に微かに残っている。

助産婦の資格もないのに何人も子供を取り上げたとか・・今でこそ、北海道は近くなったがそんな時代を切り抜けた叔母である。

遠い地で子孫を増やしたことは、人として素晴らしく私にはとても尊敬できる叔母だ。

これからも増えていくだろう。
孫からその子供、またその子供へと繋がっていくことを思うと感慨深い。

その叔母のお墓参りをしてくるのだ。
北海道の紅葉はどうなのか・・この季節に訪れることも初めてである。

25年ぶりぐらいになる訪問である。
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