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親父の背中

2024-03-26 19:35:00 | 日記

幸い自分自身は虐待家族の子として産まれて来なかったため分かるのですが、「親父の背中」という言葉の持つイメージと「お前」という対立をまねきかねない(confrontationalな)言葉の持つイメージほど、乖離した父性(paternity)はないと思います。


Tipping Culture

2024-03-10 17:17:00 | 日記

第三次産業に分類されるserviceという英語の単語は、ラテン語のservitium(奴隷の状態)という単語に由来しているそうですが、南北戦争でのEmancipation(奴隷解放宣言)を経たアメリカでは、serviceに奴隷という認識などは持っておらず、逆にサービス(を評価してそのサービス)にtip(チップ)を渡すという習慣が根付いています。tipを渡したから或いはtipを受け取ったから何方かが奴隷であるとか奴隷にならなければならないとかいう事はなく、それがキッカケでrevolt(反逆)が起きるという必然性もありません。日本人には馴染みの薄いtip文化ですが、アメリカなどに旅行する機会があれば、そういった文化の違いなどに触れるのも良い経験になるのかも知れません。


ミザリー

2024-03-07 15:00:00 | 日記

アメリカ人小説家スティーブン・キング氏が原作のサイコホラー小説に『ミザリー』という小説があります。映画化もされ主演のキャシー・ベイツさんがアカデミー主演女優賞を獲得した事でも有名です。その『ミザリー』という物語の記憶を、今年とあるニュース記事を読んだ時にふと思い出しました。


ニュース記事というのは、20241月末にニュースとして取り上げられた、四国天台宗にあるお寺での「性被害」に関する記事です。詳しく知りたい方はは、ニュース記事(https://www.asahi.com/sp/articles/ASS105CY4S10UTIL00W.html)でご確認頂きたいのですが、記事の中で女性の方は、性暴力や恫喝などの被害を受けた事を記者に対して語っています。被害の程度とか宗派の宗旨などとの関連までは記事からは読み取れませんが、勇気を持って告訴された女性が受け入れられないような状況に身を置かれていたという事は明らかに思われます。


さて、冒頭のスティーブンキング氏の小説の『ミザリー』ですが、英語で書かれたWikipediaの解説には、小説に登場する二人の主役PaulAnnieの関係性について説明が書かれているのですが、この物語は交通事故で大怪我をしたPaulを救う側にあったAnnieが、いつの間にかprisonercaptorの関係(囚人・捕獲者の関係)になってしまっていたという事が、"Paul realizes that he is a prisoner and is forced to indulge his captor's whims."という一文で表現されています。一般的な感覚で考えれば、命の恩人とまでは言わないまでにしろ、もしかしたら大恩人とその憧れの作家という二人の関係を保てたはずだと思われるのですが、そうならないのがサイコホラースリラーといわれる所以なのでしょう。


尚、別の映画になってしまいますが、囚人と看守をテーマに扱ったドイツ映画に『es[エス]』という映画があります。この映画は実際にあった大学での監獄実験をもとにした映画と言われていますが、映画の区分分けを見ると、やはりサイコスリラー映画とかホラー/アクションとかに分類されているようです。


専門的ではない判断とか専門家による判断とか

2024-03-02 21:21:00 | 日記

現在、仕事で排水廻りの仕事も扱っているせいか、「専門的ではない判断」という考え方について時々思う事があります。「専門外」とか「専門」とはまた違った意味で。


例えば、排水処理に纏わる仕事では、処理中の排水を調べるのにサンプル水を採水する事があります。この時、耐性のあるゴム手袋着用などの対策をするかしないかというのが、実は判断が微妙な時があります。極度に酸性が強かったり、逆にアルカリ性が強かったら肌に危険なので対策は必須なのですが、そうでない場合は、自己責任での判断になります。場所にもよりますが、人体に強い害を与えない状態の排水サンプルの採水で対策をしない事のデメリットを挙げるとすれば、「汚れる」という事です。


こういった時の「判断」って、専門だからそれは駄目だとか、専門外だから良いとかではなくて、感覚として「専門的ではない」といった感覚です。勿論汚れた手で彼方此方触りまくると周りの方からお叱りを受ける事もありますので、直ぐに手を洗いますが、汚れないように対策したから又はしなかったからといって、その判断を一律には赤の他人が非難出来ないような場合です。


他方、排水処理では落ちたら危険な微生物を溜めている排水処理槽というのもありますので、そういった場合は「専門的ではない判断」に頼るのではなく、専門家のアドバイスを貰って判断しないと、人体に害を及ぼす場合もあるので注意が必要です。