ルピナス〜いつも幸せ〜

個人保護した子達の里親募集や近況報告、そして幸せ報告のblogです(^^)

アニマルホーダー・ネグレクト

2020-06-05 11:26:00 | お知らせ
昨日、関西の有名なベテラン犬猫保護ボランティア宅への潜入LIVE動画を見て唖然。。。
絶句。。。

レスキューされ、幸せになるために、家族を見つけるためにその家に連れて行かれたはずなのに...。
元居た環境以上の地獄に閉じ込められ、沢山の子達が命を落としていたなんて。

年間200頭以上保護していたらしいのですが、潜入レスキューに入った団体さんが生存を確認し救い出せた子は犬22頭、猫4頭のみで、あとは大量の遺体だったそう。。。
よくあんな中で生きていてくれたね...誰もが思っていると思う。
もう随分前から崩壊していたのに...行き場が無いという話を聞けば率先して保護という名の引き取り屋をし続けていた。

「状態の酷い子を引き受けると皆んなが自分に感謝をしてくれる。」
「皆んなが自分を頼ってくれる、必要としてくれている。」
...その優越感や安心感から引き取りをやめられなかったのでしょう。
...罪の無い命を巻き込む重度の病気です。。。
鍵をかけられたガレージの中の車には、引き取ってきた犬が引き取ってきた時のまま車内のケージ内で亡くなっていたそうです。
連れて来たらそのまま放置。
家の中も、ケージやバリケンの中はミイラや白骨化した遺体だらけだったそうです。

生き残っていた子達は助け出されましたが、もしかしたらゴミだらけのどこかにまだ息を潜めている子が居る可能性もあると。。。
野犬も多く引き取っていたようですので...隠れてる可能性はあるでしょうね。
ですが1夜限定で開いた扉は再び鍵をかけられてしまったそうです。

アニマルホーダーやネグレクト、多頭崩壊という話は、一般家庭をはじめ、保護団体、動物取扱業者(ブリーダーや訓練所)などでもチラホラ聞きますが...
預ける側も肩書きや実績や知名度だけでなく
「現地を目で見て、実際に話して、決定する」
手間と努力がいかに大切なことか...ですね。
金銭や物資の寄付も、まずよく調べて納得されてから行いましょう。

ククルと同じ地域で保護された子達も沢山犠牲になったであろう今回の件。
自由に暮していた山で捕獲され、センターへ収容され、怖い思いをして連れ出された先が、センターよりも恐ろしい腐敗臭と死臭の充満した開かずの家だったなんて。。。

ククルは、11月後半に我が家へ来てもう半年が過ぎました。
焦らずじっくりゆっくり野犬から家庭犬になるためのリトレーニングをしながら、確実な良縁を待っています。
ククルは絶対幸せになろう!
笑顔でいよう!

ーーー追記ーーー

今回の件で動いて下さった関係者の皆さん
ただでさえ毎日が大変な中、有難うございます。
今回の人物に犬や猫を託してしまった方々が、必死になって動いてらっしゃいます。

今回中心になって潜入レスキューして下さった団体さんは、自分達が託した1頭を救うために本人を説得して家に入りました。
そして、自分のところの子とか探してる人が居るとか居ないとか関係無しに、とにかく生きてる子は今連れ出さないと!と、できる限りのことを尽くして下さったのです。
まだ家の中に犬が残ってるなら助けてあげてとか、遺体もどうにかしてあげて欲しいとか、見ているだけの部外者がどうこう言える問題ではありません。
私もその部外者の一人ですが、せめてこの現実を1人でも多くの方に知っていただきたく、書かせていただきました。
直接的なことは何もできませんが、このような思いをする動物達が居なくなりますように。
みんなが幸せになれますように。