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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

SCがやっと終わった

2008-08-12 | 勉強
8月に入ってから睡眠不足続きで、体力的にも気力的にもつんのめるような感じで(ようやっと)参加した社福士のスクーリング7日間。
昨日無事終わったのだが、勉強から遠ざかった身には1日90分授業4コマはかなり厳しかった。

学校側は本来1年かけて学ぶ内容をわずか1日か半日で学ばせ、最後にはテストも実施しようという欲張り計画を持っていたので、はっきり言ってゆっくり理解しているヒマはない。

話は面白いが試験はめっちゃ難しい先生、老年を文学的・哲学的に表すことに長けておられる先生(もう少し実務に役立つ話が聞きたかった)、眠くてたまらなくなる美声の先生、ただでさえややこしい専門用語を何度もいい間違えるので段々内容がわからなくなった先生等、色々。

普段は在宅学習なので「この機会に友だちを一人でも多く作りなさい」とことあるごとに事務局スタッフや先生方がアナウンスするが、さて、そうなると少々天邪鬼精神が頭をもたげる私である。

ムリに自分を社交的に作り゛今だけ友だち゛を沢山作ってもしようがないと思う。
友だちになれる人とは自然に引き合い、付き合いが長く続くものだ。
資格試験のためだけに知人を作らなくてもモチベーションが下がったりしないから大丈夫。

多分、私が生粋の社会福祉型の人間でないことが影響してるような気がする。
人間は好きだがいつでも無性に無制限に好きなわけでは全くない。

VPI職業興味検査では教育と福祉の渾然一体とした分野に適性があるのは間違いないが、100%相手の都合によって振り回される仕事をすると著しくストレスのたまる私がいる。

日頃「頭の悪い人とは仕事しない!」と豪語してる身には、道理が一切通じない認知症老人との付き合いは(頭の悪い人というのとはちょっと違うが)かなり苦痛。

可愛いとか愛おしいと感じるにはムリがありすぎる(長く続いている介護職の人にはこのタイプ大変多し)。
今後100%福祉の仕事は目指さない方が良さそうだ。
あるいは関わる時間を限定的にして精神のバランスを取るか。

もっとも、日頃私がほとんどしない情緒的な表現を用いながら、はっきりした大きな声でしゃべって彼ら彼女らを納得させる話法を会得したのは大きな収穫だったが。

カウントダウン

2008-08-03 | 仕事
8月になったばかりだが、私の頭は早くも8月末の退職日に向けてカウントダウンを始めている。
とにかく早くフリーになりたい一心と言おうか。

実は5日から11日まで所用で入社以来始めての長期休暇を取る。
気持ちよく許可してもらえたのは嬉しいが、8月の勤務表を見てショックを受けた。

確実に週1度は激務の夜勤が入り(休暇の直前まで。直後は言うまでもない)、1週間丸々休むというのにそれでも8月中に4回もの夜勤があるではないの!

゛女三助゛2回、病院付き添い1回、ほとんどの時間帯を一人で任務に当たるので責任重大な(これも準激務)日勤1回。

ユニット・ケアの美名の下、少人数で重度老人の介護を回そうという試みだが、夜勤は明け方4時ごろから朝10時ごろまで1人でノンストップ状態で排泄介助と食事介助に走り回らないといけない超激務。
(ゆえにいつも9時半ごろになると意識が吹っ飛ぶ私である。)

オムツ交換及びパッド交換の必要なお年寄りが19人もいる。
定員25人がみっちり埋まり、12人がオムツ、7人がリハパン+パッド。

この7人のケアが実は一番大変なのは現場の人間しか知らないだろう。
(いっそ寝たきりならこちらの主導でコトが進められるが、実は中途半端に動けたりしゃべれたりするお年寄りが一番のツワモノなのだ。)

ベッドから車椅子、車椅子からトイレへの移乗もすべて介助者が自らの体を使って行う。
何故か介護の必要になる年頃のお年寄りはデブと痩身にはっきり区分され、真ん中があまりいない。

デブといっても私の所属するユニットは女性ばかりで身長も低いので50キロ前後からせいぜい70キロぐらいまでだが、デブの人には「寝たきりになるなよ!」と祈るのみ。

こんなめちゃくちゃなシフトを組んで人件費を節約したつもりになってる幹部の顔が見て見たい!(「ぜひアンタも体験してみてくれ!」と言いたい。)
非常勤職が続かないのは当たり前と思う。
(それでも主婦が多いので皆よく耐えているようだが)

今の私にできることは、私にしか書けない体験をしっかり残すことだ。
お年寄りの人権、個人情報にはもちろん最大限の配慮を払わねばならないが、折角の体を張った貴重な体験、残さないともったいなすぎるとルポライター魂が言い。