この前久々にピアノを弾く機会がありましたが
なかなか思うように指が動かず
なかなか思うように指が動かず
継続的に練習しないとな、と感じました。
ピアノの練習といい思い浮かぶのは
「ハノン」ではないでしょうか。

引用:Amazon
ハノンとは、
運指訓練のための60の練習曲が収録された
一覧になります。
ぼく自身基礎練習としてハノンを弾いていたのですが
運動部で言うところのアップ、筋トレのようなもので
正直に言うとあまり好きではなく
気持ちの上がらないまま
弾いていたのを覚えています笑
◆様々な分野でも基礎練習は大切
けれども基礎練習は
ピアノ曲に限らずあらゆる分野で
上達のためにはとても大事です。
身近で基礎練習を大切にし、
凄まじい上達を遂げたのが
向山雄治さん。
向山さんは大学時代に社交ダンスで
全九州大会で優勝を果たしているのですが
大学1年生の時に初めて社交ダンスに触れ、
以降3年間は基礎練習費やし
4年目に見事優勝を果たします。
スポーツの世界で言えば
イチロー選手は以下のような名言を残されています。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもない所へ行くただ一つの道だと思っています。」
引用:おせっかいマルシェ
このように基礎練習は
とても大事な練習になります。
では、ピアノ曲の基礎練習として、
今でも大切にされている「ハノン」
この作者についてご存知でしょうか。
今回は普段あまりスポットライトの当たることのない
名基礎練習曲の作者である
シャルル=ルイ・アノンについて書いていきます。
◆シャルル=ルイ・アノンはなぜハノンを作ったのか
シャルル=ルイ・アノンは
いわゆる「ハノン」として知られる
運指練習曲の作曲者です。

引用:アメブロ
なぜシャルル=ルイ・アノンは
練習曲を作成したのでしょうか。
当時作曲家はメロディの美しさを競い
様々な曲を制作し披露していたのですが
シャルル=ルイ・アノンは
誰もがピアノを上達できるようになるために
運指訓練に特化した曲を作成しました。
あえて「メロディを奏でるもの」ではなく
「テクニックを習得するもの」として
作曲されたハノンは大ヒット。
結果、ピアノ曲を練習する人なら
誰であっても知っている名曲として
認知されるようになりました。
◆最適化された基礎練習ほど、面白くなくなる?
シャルル=ルイ・アノンは
誰もが上達するために必要なものを
全て集めた基礎練習を作成しました。
けれども基礎練習には余分なものが削ぎ落とされ
ときにはあまり面白くないかのような感覚が
あるかと思います。
誰もが上達するために
余分なものは一切排除し
効果的な訓練だけを集めた楽曲。
その効果は絶大なものですが
それでもどうしても面白いものかと言われると
なかなか難しいかもしれませんね。
もしかしたら基礎練習とは
面白くない、地味なもの、キツイものであるほど
効果のある、大切なものなのかもしれません。
「良薬は口に苦し」
昔から大切にされている名言を
しっかりと噛み砕いて納得することが大事だと感じました。