ふと気が付けば、結婚30年にならんとしていた。
考えてみれば、結婚式後の新婚旅行以来、二人で旅行なんてしたことがない。
子供がいたんだから当然だが、そこでふと冗談半分で、嫁に、「二人で旅行したいねぇ、30年目の新婚旅行なんていいよなぁ」
って言ったら、手をたたいて賛成したのは子供たちだった。 これが5月。
お互い仕事もあるし、長期の休みは無理なので、1泊2日で車で行けるところってことで、黒川温泉を即日予約。
そして11月3日、結婚記念日に、出発したのである。
高速で、日田まで行って、豆田町に寄った。
いつもと同じ風景だけど、久しぶりの二人きりは新鮮だった。
最近オープンしたらしき、店舗で展示してある、廣瀬淡窓をテーマとした和紙人形展示を見て、なんか感動
その後、山の国道を走る。
名前はよくわからなかったが、きれいなダム湖
そのほか 風光明媚な場所を見るたびに立ち止まり、のんびり進む
15:00頃には宿について、ゆっくり過ごしたのである
黒川温泉は、確か、子供たちが、まだ小学校入学前に家族旅行できたことがあるのだが、ほとんど記憶にない状態だった。
温泉街散策の途中で、ジャージー牛乳で作ったというアイスクリームをいただき、ご機嫌なごますけである。
旅館の夕食には、定番のお造りのほか、馬刺しもあって、なかなかうまかった。
巨峰酒なんぞというものが、食前酒として出されて美味かったので、くいっと飲んだら、結構酔ってしまった
写真の真ん中のピンクっぽいのが、巨峰酒
飯食って~、風呂入って~ 夜の散策~っと出かけたが、
えらく寒く(吐く息が、白かった。)数百メーターでめげて帰ってきました
その日の夜は、結局2回風呂にはいいて、ネタ
次の日
朝ごはん、これがうまくて、3杯もお替りしちまった
部屋から見る風景は、湯煙に煙っていた。そしてサッシには結露が・・・・
二人並んでぼ~と外を眺め、写真を撮っていて気が付いた。
嫁の手の皺、
よく見れば、ところどころに、シミもある。
この30年、文句の一つも言わず、家事をしてくれた手だ。
一緒に苦労をして、 いや、ほんとは、嫁が一人で苦労して、皺を刻み込んできたのかもしれない
一緒になったころは、もっとやわらかくて瑞々しかったのに。
そう思えて、 ただ、頑張ってくれた手が、なんだか愛おしくて、そっと握ってみた。
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「なんね、急に、気色の悪か・・・・・・・・」
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あのさぁ
もう少し、ロマンのかけらがあっても、いいんでないかい?
それはさておき
この日は鯛生金山に行って
帰ってきましたとさ・・
もう少し、色気がある落ちがほしかった。