ホンダのスクーターDio(水冷式4サイクル)のエンジン分解です。外装を外し,エンジンを車体から降ろします。
フレームがアルミ製で,バブル期の名残りが感じられます。
降ろしたエンジンをどんどん分解していきます。50ccとはいえ水冷4ストはなかなか重量級です。
クランクケースが横から左右に割るのでなく,縦に上下に割るタイプです。特殊工具を使わずに分解できるのは良いけどね。
かわいい4サイクル50ccのピストンです。旧2サイクル時代と比べ,内径(ボア)が2mm小さく,行程(ストローク)が
約4.7mmほど長くなりました。38mmx44mm
分解しながら,内部洗浄,カーボンを落としていきます。
再度,組み立てていきます。作業中にふと,あれっ?セルモーターが無い?
よくよく調べてみると,ACジェネレーター(発電機)がスターター機能も併せ持つ事が分かりました。
すごいなホンダ!確かに,エンジン始動時のセルモーターのギアの噛み合う音もなく,滑らかに始動します。
アイドリングストップ機能が付いたモデルもあったからでしょう。大型バッテリー積んだらハイブリッドスクーターに
なるんじゃないかと思ってしまいます。
フレームに取り付け,エンジン始動です。無事に動き出しました。ひと安心!
おまけ,K先生のSR500も無事,車検に向けて整備完了のようです。何やらオイル交換時に現行クラッチスプリングへ
交換しておりました。本人は軽くなったとご満悦の様です。ユーザー車検頑張って下さい。