広島の山歩き(日記)

主に、広島の山を歩いています。
山のカテゴリーは「ひろしま百山」に準じています。

2017.3.4:いばらの道を歩く江ノ藤山から灰が峰

2017年03月05日 | 呉線沿線

下石内バス停を出発したのが9時2分。5分で小滝橋だが、腐った床板の補修作業が行われていた。

橋を渡って身支度をし、9時11分出発。ここから白糸の滝までは、急斜面の舗装道路を歩く。

白糸の滝に着いたのが9時28分。説明書きによると、滝の高さは38.1m、さらにその上には5.1mの滝があるということで、ここから滝の左側を高捲き、50mほど滝の上流を渡渉する。

9時33分ロープが出てくる。普段ロープは掴まないようにしているが、この高捲きは急で道が悪い。アキレス腱が痛く、喜んでロープを利用させてもらった。9時41分、ここはロープの終了点。

9時43分、ここで道が分かれる。右に下る道と左に登る道。ネットなどでは道が分からず、掲山に強行突破したという記録もあるが、恐らくはここで左に登ったのだろう。たしかに、この辺りで下る道というのは心理的に選びにくい。

標高差10m位下ると9時48分、渡渉点に出る。

ここから3分で尾根に出る。右の下からくる道は良く踏まれているが、左に登る道を見てギョッ!とした。

少し休憩し、シダの尾根に突入。シダは茂っているが踏み跡はしっかりしている。10時6分、尾根から左側の斜面に入ると、樹林帯に入る。しかしここを抜けるとまたシダのヤブに入り、次第に踏み跡が不鮮明になる。

最期、林道までの標高差10mというところで、倒木が多く???。あと10mくらいだからと、強行突破すると、10時51分、「小谷橋・ヤブ有・テープ有」という標識のあるところに、なぜかうまい具合に出た。この「小谷橋」とあるのは「小滝橋」の間違いか?

ここで5分休憩の後、林道を歩きながら三人で、女房殿の悪口で大いに盛り上がっていたら、行き過ぎたことにT川さんが気付き、とりつき点に戻る。ここはテープ有空き缶有で、完全に見落とした。

標高580mあたりのタナで右に曲がり、江ノ藤山に着いたのが、11時37分。特に記憶がないので、この辺りの踏み跡は、はっきりしていたのだろう。ここで30分の休憩だが、見晴らしも何もない所。

ここからは、もうややこしい所は過ぎたとばかり、灰が峰に向けて緩やかな道をルンルン気分で歩く。

12時19分、630mピークの手前で地図にない林道に出くわすが、左を向くと右手の木に黄色いテープがあるので、そこから再び山道に入る。

12時26分、山林火災の慰霊碑に出る。江ノ藤山からここまで20分だから、いかに快適な道だったかがわかる。もう完全にだらけた気分、スイッチオフ状態。

車道を下っていると、施錠されたフェンスに出るが、左脇が通れる。車止めなのだろう。車道を左に行くと、工事中の林道が見えてくるが、どうやらここが灰が峰への取り付き点のようだ。方角的にはあっているのでこの工事中の道を歩いていたら、灰が峰からどんどん遠ざかっていく。これはいかんと、この地点まで引き返し、ここから右のヤブに入る。

 

 実は、ここからこそが本日のハイライトなのだった。気分は完全にオフモードだったが、ここからスイッチを入れなおす。

踏み跡極めて不鮮明、急登で一直線、野イバラだらけ、道はズルズル滑る。手袋の嫌いな私も、あちこちにとげが刺さるので手袋着用。 I 村さんに剪定ばさみを出してもらって、イバラを切りまくる。いばらの道を歩くとはこういう事か。(笑)

帰ったら、両手の甲と右腕に引っかき傷が幾つも付いていた。

そんな訳で、わずか標高差150m登るのに、40分もかかってしまった。

道があまりにも悪いので、上の電波塔の周りを I 村さんが、ぐるりと回ってみたが、「ほかに道らしいもの(通れるようなところ)はない!」とのこと。

電波塔からは、車道を通って山頂に着いたのが13時36分。呉市街が一望。

 山頂の展望台にて、記念写真。

 13時48分、下山開始。

標高差およそ550mを一気に駆け降りる快適な道。14時48分、この辺りで墓地を抜けると舗装道路に出る。ここからは車道を10分ほど下るとバス停に出る。T川さんがバスの時刻表を見ると15時3分。あと5分でバスが来る。呉駅に着くと、またもや後3分で15時28分の電車が出るという超ラッキーさ。という訳で、終わり良ければ総て良し。皆様お疲れ様でした。

今回は久々にわくわくしたが、年を取るとヤブ山が好きになるというのは本当ですね。

本日の歩行距離、10km。

行動時間5時間57分。


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