始発列車を待ち乗車し8時30分発車。
正面に座った20代前半と思しき女性。
いつものように、バッグの中から、メッキが所々はがれた子供のオモチャのような鏡を取り出す。 今日はよっぽど時間がなかったのか、すっぴんに近いように見受けられる。 まずは眉を書き、続いてアイラインとアイシャドウ… おでこにシワが寄るくらいに上まぶたの"塗装面"を大きく広げ、半目をあけ口をポカーンとしながら鏡を覗きこむ姿は、滑稽でたまらん。
よくもまぁ電車の中で…と呆れてくる。
次から次へと"道具箱"から"塗料"を取り出す。
発車して25分経過。"設計図"のない"現場作業"、今もなお進行中でR。