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プールのあとの微熱のように。

侍戦隊シンケンジャー 第十二幕。

2011-01-19 01:15:04 | 真剣者。

外道衆の総大将、血祭ドウコク。

封印できる唯一の文字を使えるのは志葉家当主のみ。

ドウコクは、シンケンレッドをウシロブシに倒させようとするが。

腑破十蔵に邪魔されるのだった。

一方、自分を守ろうとした龍之介とコトハに重症を負わせてしまったタケル。

ひとり、屋敷を出てしまうのであった。


てことで、第十二幕。


ドウコクは怒り、腑破十蔵に術をかける。

が、十蔵には効かない。

「半分人間なのは便利だ。」

さらっと言ったね。

やはり、十蔵は人間として三途の川に入った。

だから半分人間、半分外道衆ということか。

そして逃げる十蔵。


封印の文字を唯一使えるタケル。

家臣たちは殿を守る。

これからも守り続けるだろう。

それでも、タケルは・・・。

殿として当主としての重さがのしかかる。

時には降ろしたくなるだろう。


自分が殿様だったら?

姐さんは千明に問う。

「ま、ペコペコされんのは気持ちいいかもな。」

「あのね!ペコペコされるってのは、その人の全部預かるってことだよ!」

軽々しく答えた千明に、珍しく姐さんが声をあげる。

「昨日のコトハと龍之介みたいに、自分に命かけてくる・・・」

「それはタケルもやめろっつってたろ。」

「でも止められない・・・タケルは死ぬわけにはいかないんだから。」

「そっか・・・タケルは外道衆を倒す切り札だもんな。」

コトハと龍之介も、布団の中でその会話を聞ている。

「この世を守るためには、家臣を捨てても自分は生き残らなきゃいけない・・・出来る?」

考え込む千明。
「あたしだったら殿様やめる・・・でもタケルはやめられない。」

彦馬爺もそれを耳にする。

「ちょっとくらい逃げ出したくもなるよ・・・」


一方、殿タケル。

考えながら歩き続け。

気づけば知らない場所へ来てしまった。

目の前には、泣いている園児。

タケルは紙飛行機を作ってあげ、園児は喜び笑顔が戻る。

その園児に尋ねる。

「こ、ここ、どこかな?」

殿、それじゃかなりの不審者だよ。


最近、元気のなかった園児。

お父さんが外道衆に襲われて亡くなったから。

タケルはふと思い出す。

幼くして十八代目当主を背負ったあの日。

「今日からお前がシンケンレッドだ!決して逃げるな!外道衆からこの世を守れ!」

火の中で、背中に矢が刺さった父。

小さいタケルに折神を渡す。


そこへアヤカシ出現。

出陣しようとする家臣達に彦馬爺は言う。

「殿は最期まで、お前たちを集めることに反対されていた。戦いに巻き込むまいと独りで戦っておられた。」


襲われる園児たちを殿が助ける。

ひとりで戦う殿、タケル。


そこへ家臣たちが駆けつける。

家臣たちは、ナナシと戦いながらタケルへの想いを叫ぶ。


「殿!うるさく思うでしょうが私はこのように育ちましたし、このようにしか戦えません!この先もずっと!」


「正直、戦うなら仲間でいいと思ってたけど・・・殿だから背負えることもあるんだよね、きっと。

だから決める!タケルに命預けるよ!」


「お前が殿様背負ってくってなら家臣になってやってもいい!ただし、俺がお前を超えるまでなっ!」


「うち・・・あの・・・殿様!死んだらあかん!うちいやです!それだけです・・・」


家臣たちの想いを受け止め。

瞼を閉じるタケル。

父の言葉を思い出す。

幼いタケルに、優しく話しかける父。

「強くなれ、タケル。志葉家十八代目当主、どんなに重くても背負い続けろ。」

父は、空に向けて紙飛行機を飛ばす。

「落ちずに飛び続けろ。」


タケルは瞼を開け。

そして決意する。

「龍之介、まこ、千明、ことは・・・お前たちの命、改めて預かった!」

「もとより!」

5人で一筆奏上。

「俺の命、お前らに任せる。」

「まかせろ。」

頷く4人の家臣。


アヤカシを倒すシンケンジャー。

そして巨大戦ではカブト、カジキ、トラがシンケンオーと合体。

テンクウシンケンオーとなりアヤカシを倒す。

これにて一件落着。



さて回想シーンのチグハグ問題。

第一幕で、着物姿で幼少タケルに折神を渡した男。

「今日からお前がシンケンレッドだ!決して逃げるな!外道衆からこの世を守れ!」

タケルの思い出なんだから、タケルの父であることは間違いないと思う・・・のだが。

やはり腑に落ちない。

前回の、シンケンレッド最期の回想シーンとどうもつながらないって気がする。

ジャンパーを着て息絶えたあの殿。

シンケンレッドから変身解除したので、十七代目当主であることは間違いないが。

顔が分からなかったので、津田さんのスケジュール的問題ってことも考えられた。

しかーし。

今回新たに追加された回想シーン。

第1話で"タケル父"を演じた俳優・津田寛治さんが登場してるんだからね。

幼少タケルに折神を渡した男=紙飛行機を飛ばしたタケル父。

てことはだよ、俳優のスケジュールとかでなく。

十七代目当主である先代シンケンレッド≠タケル父ってことよね、たぶん。

どうもおかしいぞ、と。

小林さん、なにたくらんでんだ、と。

そして、例の噂もこの辺りから実はチラホラ出てたよね。


ちゅーわけで。

そんなこと抜きにしても、5人の絆が深まるいい話。

1クール終了時にして、引き締まる良い回でした、と。


そして次回からは楽しい回が続く。

これでまた、『タケル父≠先代殿』っていう謎が雲隠れするのだ。

ったく、うまいこと出来てんなあ。



次回、第十三幕。


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